例会は8月20日、45周年記念懇親会も開催

例会は8月20日、45周年記念懇親会も開催

■次回例会
[日時] 2017年8月20(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
   〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島6-3-1
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費] 千円(学生無料)
[課題] ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡ
   投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com
★例会終了後「45周年記念懇親会」を開催

45周年記念行事「記念懇親会
・日時:8月20日(日)18時から
・場所:山内農場 福島駅前店
   〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-14-12 プラザ2(2F)
   https://r.gnavi.co.jp/kaed384/map/
   TEL:06-6454-5988
   JR環状線福島駅出てすぐ南側
・会費:3千円(学生・女性は千円)

・当日の準備は着々と進行中。
・記念作品として 「45」にちなんだ作品を当日展示させていただきます。あぶり出しや初形曲詰だけでなく幅広い表現の作品をお待ちしています。
なおお寄せいただいた作品は、あらためて詰パラまたはブログで紹介させていただく予定です。
・出席できない方からもメッセージがあれば大歓迎!
・出席いただける方、予約の都合もありますので、事前にご一報いただければ幸いです。
・作品、メッセージ、出欠のご連絡は下記までお願いします
blogsokikaitusin@gmail.com

■創棋会の次回&次々回課題
☆「すらすら解ける20手台」PartⅡ
 創棋会では今年もネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催します。
 愛着のある「やさしい中編作」をどこかでお披露目したいと考えている方、ぜひとも本コーナーに投稿下さい。
 また結果発表では短評は原則すべて掲載の予定です。解答で詰キスト同士の交流が図れます。
 多くの方に、作品投稿、解答などで参加していただきたいと思います。
・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は8月19日(土)。
・8月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に一斉出題します。

*昨年の「すらすら解ける20手台」は以下を参照ください。
  8.24出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
  9.22(結果稿第一回) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
  10.13(まとめ) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-67.html

☆12月号掲載作品展の課題
・「遠打や遠開き、3回以上」、遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内。
・10月例会で選題します。
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
    ※「すらすら解ける20手台」PartⅡの投稿先とは異なりますのでご注意ください。


 さて課題作の例題紹介、今回は香の「開き王手」 を三作紹介します。
 いずれも好作揃いです。

 まず第一局は短編です。
捨てられ人作(詰パラ1982年7月、『80年代ショート詰将棋ベスト200』第52番)
捨てられ人198207

 59香を動かして開き王手するしかありませんが、どこに動かすのが正解でしょうか?
 たとえば詰将棋らしく58香と一つだけ動いてみましょう。
 48玉なら59角、49玉、37角、58玉、68金まで。
 この変化は香がどこに動いても同じです。
 58玉と香を取る手はどうでしょうか。
 これには52飛成があります。36角が利いているので57に合が出来ません。69玉と逃げれば68金から59龍までの詰み。
 58香で詰んだかに思えますが、入玉特有の受けの妙手がありました。
 59金(銀)と捨合します。これは同飛と取るしかありませんが、48玉とされると と金の守備が強力で手も足も出ません。
 このとき58香が無ければ58金と打てることに気づくと、初手は57よりも遠くに移動するということが見えてきます。(59銀合の変化は後述)
 それでは初手55香としてみましょう。48玉は詰みですが、58玉とされると55香が邪魔で52飛成ができません。
 そうです。正解は51香成です。

<図:初手51香成>
捨てられ人198207_51香成

 こうしておけば58玉には52飛成で詰みます。
 となると玉方は59への捨合で延命を図るしかありません。
 59金合は同飛、48玉、58金と打てますから、59銀合が最善の受けです。
 59同飛、48玉となって一瞬手が止まりますが、上手い継続手段がありました。
 57銀と捨て同とと取らせて36角の利きを通してから58飛と捨てるのです。
 49玉なら89飛成まで駒余り。
 同とには42飛成までです。
 狙いの51香成だけでなく、59銀の捨合という好防、57銀から58飛の捨駒を配した好作でした。

【作意】51香成59銀合、同飛、48玉、57銀、同と、58飛、同と、42飛成まで9手詰
 

 次の作品は中編です。
高橋和男作(近代将棋1969年3月、塚田賞、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』第121番)
高橋和男196903

 攻め方は、29飛、27香、87飛、42角と飛び道具が好配置され、玉は風前の灯火。
 まず87飛に活を入れるため37銀を消す。17歩~28銀~17銀。
 17同玉で27香を動かせば開き王手。しかし26香などでは16玉で17歩が打歩詰になってしまう。
 ここは24香と走って42角の利きを止めなければいけない。

<図:5手目 24香>
高橋和男196903_24香

 16玉と逃げられるが、今度は42角の利きが無いので17歩と打てる。
 15玉の局面では42角を活用したいが、24香、22銀、13とが凝り形なのでこれをほぐしたい。
 まず14と と捨て、続いて13銀成と捌く。これを同玉では23香成で早いので15玉と逃げます。
 22銀がいなくなったので、そこに22香成と移動して開き王手するのが決め手。

<図:5手目 22香成>
高橋和男196903_22香

 42馬と角を取られて困ったようですが、14成銀と捨て23飛成と攻めます。23に成れるのが22香成の効果。
 最後は16歩から17飛と87の飛車もきれいに捨てての収束。
 27の香を二段活用して開き王手するのが妙味ある手順。
 見事塚田賞に輝きました。

【作意】17歩、同玉、28銀、16玉、17銀、同玉、24香、16玉、17歩、15玉、
  14と、同玉、13銀成、15玉、22香成、42馬、14成銀、同玉、23飛成、15玉、
  16歩、同玉、17飛、同玉、27龍まで25手詰


 最後も中編です。
川崎弘作(詰パラ1955年4月、『北斗』第57番、『古今中編詰将棋名作選Ⅱ』第32番)
川崎弘作195504

 29龍、28金、59角、43馬、48香と、攻め方の包囲網は強力。
 しかし持駒は歩しかなく詰形も見えないので慎重に攻める必要があります。
 まず27金とします。35玉は36金から54馬、また15玉は33馬から26金があります。
 25玉には取れないことを見越して36金と捨て拠点を築きます。
 ここで34の香を動かして43馬で迫る手があります。
 16歩と叩き同玉に32香成と開き王手。

<1図:7手目 32香成>
川崎弘作195504_32香

 25合では26金(龍)までですから15玉として打歩詰で逃れようとします。
 ここから攻め方の巧みな構想がスタートします。
 42馬、52馬と玉から遠ざかるように馬鋸。
 馬が52まで移動したところで、43香成の開き王手で59角の活用です。

<2図:13手目 43香成>
川崎弘作195504_43香

 43香成で52馬の利きが消えたので16歩が打てます。
 16歩からは再度42馬、43馬と馬を近づけ、最後の決め手が26龍。
 これで再度打歩詰を解消し、最後は34成香と捨てて収束します。
 26龍と捨てて打歩詰を打開するのは1図以下でも可能なのですが、それでは33馬~22馬の千日手。盤上に44成香を出現させることによってこの収束が実現したわけです。

【作意】27金、25玉、36金、15玉、16歩、同玉、32香成、15玉、42馬、16玉、
   52馬、15玉、43香成、59香成、16歩、同玉、44成香、15玉、42馬、16玉、
   43馬、15玉、26龍、同香、16歩、24玉、33馬、13玉、22馬、24玉、
   34成香、同玉、33馬まで33手詰

******************************************************************
★次々回例会
[日時] 2017年10月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 12月号掲載作品展「遠打や遠開き3回以上」29手以内
    投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
*********************************************************************
※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
blogsokikaitusin@gmail.com
以上
スポンサーサイト

詰パラ8月号到着

 連日暑い日が続きますが、皆さん熱中症にはご用心ください。

 さて当ブログに以下のようなご意見をいただきました。
  「過去の記事(去年のすらすら解ける20手台など)が非常に見つけにくいです。
   月別アーカイブから探すのは手間がかかります。
   カテゴリ分けしていただけないでしょうか
?」
 ごもっともなご意見です。
 月別アーカイブだけというのも芸がないのですが、一つの記事に色々なことを書いているので、きれいなカテゴリー分類はなかなか難しいのも現実です。当面は本文中に関連記事を紹介するようにします。
 将来どうするかはあらためて考えたいと思いますので、良案をお持ちの方は、下記までご一報ください。
    blogsokikaitusin@gmail.com 

■詰パラ8月号が到着
・表紙は初入選の西村さん。なんと昭和31年のお生まれ。高校時代に熱中してから40数年ぶりの再燃とのこと。思わずエールを送りたくなりました。
 ところでカレンダーが将棋盤に見えて困るということですが、カレンダーの大きさはせいぜい5×7ですから、そのあたりに好形作創作の秘訣があるのでしょうか。
・詰棋校(12P~)。
 小学校:全国大会お疲れ様でした。選題作が看寿賞を受賞するというのは嬉しいことだと思います。
 中学校:ワープロ専用機というのは懐かしい響きですね。私も平成になって間もなくOASYSを使いはじめ、Win95登場以降はPCのお世話になっています。今考えれば随分短期間でPCに乗り換えたものです。
 ところで小中は5問中3題が同じ作者。こういうのは珍しくないですか?
 高校:藤井効果で将棋ブーム。今しかない、まさにそのとおり。
 短大:「社団戦」面白そうですね。関西なら参加を考えるのですがね。二軍はないからお呼びでない?
 大学:暑い夏は辛いカレーですか…。
 大学院:吉田さんも全国大会に参加されていたんですね。大学院から看寿賞が2作受賞、おめでとうございました。
・全詰連の頁(23P~)。藤井フィーバーの対応、お疲れ様でした。柳田さんの普及への前向きな姿勢には頭が下がります。全国大会はおかげさまで混乱もなく盛会でした。一番ホッとしているのは実行委員会の皆さんと柳田さんだったと思います。
 将棋ファンを詰将棋の世界に呼び込み定着させるにはどういう取り組みが有効なのか、引き続き考えていきたいと思います。
・おもちゃ箱だより(41P~)。柿木将棋を活用した創作。知らずに鑑賞すれば好印象を持つのがソフト創作と知らされると感激も今ひとつとなるのはなぜなのでしょうか。解図や検討にソフトを使用することに慣れてきたように、創作という切り口にも慣れるのかもしれませんが…。
・ちえのわ雑文集(32P~)。懐かしい脊尾詰の話。97~98年と言えばPCの能力も価格も庶民的になりつつあったはずなのですが、取り寄せたカタログの中味を理解できる知識が無く、なぜか高嶺の花と思ってしまいました。
・将棋パズル雑談(40P~)。段々難しくなってきた感じがするのは気のせい?でも新しい問題を見るとついついやってみようかという気になるのが不思議なところ。
・デパート賞(44P~)。「馬屋原賞」のやよい作は看寿賞選考でも取り上げられていましたが、こうしてあらたな紹介があったのは喜ばしいことです。「大崎賞」の中山作、盤面七色としてとても豊富な内容です。
・サロン(46P~)。こちらは「春霞賞」の結果発表。構想作が対象の本賞も4回目。今年は「LCM」が大賞、「手裏剣」と「巻尺」が佳作に選ばれました。
他に小池さんが七條賞の表彰へのご提案。継続は力なり、という観点からは一考に値するご意見かと思います。
・会合報告(48P~)。創棋会の案内にご注目ください。今月は例会と45周年記念懇親会開催です。「すらすら解ける20手台」への投稿もお待ちしています。
・結果稿/デパート(84P~)。解答者39名。全問解けなくても解答された方が多かったようですが、おそらく非常に多くの方がトライされたのではないかと思います。

■創棋会の次回&次々回課題
☆「すらすら解ける20手台」PartⅡ
 創棋会では今年もネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催します。
 そもそも「中編作」の発表の場は、そう多くありません。「やさしい中編作」をどこに投稿しようかと考えている方、ぜひとも本コーナーに投稿下さい。
 またリアルの会合は敷居が高いという方も、ネット作品展なら気軽に詰キスト同士の交流を楽しんでいただくことが出来るのではないでしょうか。
 多くの方に、作品投稿、解答などで参加していただければ幸いです。
・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は8月19日(土)。
・8月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に一斉出題します。

*昨年の「すらすら解ける20手台」は以下を参照ください。
  出題:8.24 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
  結果稿:9.22(第一回) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
       10.13(まとめ) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-67.html

☆12月号掲載作品展の課題
・「遠打や遠開き、3回以上」、遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内。
・10月例会で選題します。
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
     ※「すらすら解ける20手台」PartⅡの投稿先とは異なりますのでご注意ください。


 さて課題作の例題紹介、今回は「遠打」の中編を三作紹介します。
 いずれも素晴らしい作品ばかりです。

 まず第一局は香の遠打です。
若島正作(詰パラ1992年6月、『盤上のファンタジア』第52番)
若島正199206

 第8回全国大会(青森県百石に記念作として出品された一局。
 初形は僅か7枚、右上隅に収まった好形作です。
 23から14や34への脱出路が見えているので初手は香を打つ一手です。
 なんと正解は39香の遠打!
 この形から遠打が出るのは想定外!

<図:初手39香>
若島正199206_39香

 なぜ39なのか。
 少しずつ変化を調べていきましょう。
 まず23玉と逃げる手は、24銀成、同玉、35馬と引くと、23玉は13馬まで、15玉も17香、15合、33角成で詰む。
 35馬と引かさないために、34歩と中合するのはどうでしょう。これには34同香、23玉、24銀成、同玉と進め、29香と打ちます。25合でも26中合でも33角成とすれば、14玉には15歩以下、また13玉には35馬、12玉、13歩以下で詰みます。
 歩を渡さず34桂中合もありそうですが、今度は31角成、23玉、22馬、14玉、24銀成、15玉、17香、16合、25成銀、同玉、35馬という筋で詰みます。
 どうやら35を塞ぐ必要があるようです。
 35歩と中合してみましょう。31角成、23玉、24銀成、同玉、35馬、15玉、16歩、同玉、19香、27玉、17馬まで。初手38香ではこのとき38玉と逃げられてしまいます。
 38歩と中合して39香を吊り上げてから35歩と受けるのはどうでしょうか。それには38同香、35歩合のとき31桂成とする手があり、23玉に24銀成とします。同玉なら35角成で簡単、22玉も23香、12玉、13歩とピッタリです。
 なお桂中合の筋は、35桂合、31角成、23玉、24銀成、同玉、35馬、15玉まで追ったとき、17香から27桂があります。
 ようやく正解が見えてきました。正解は35銀の中合
 変化中の24銀成を防ぐのがポイントです。
 こうされると31角成の筋では詰まないので、黙って35同香とするしかありません。
 23玉には、33香成、14玉と攻めますが、上部に追い出すようで不安があります。
 24銀成と戦力を補充して、同玉に13角成が好手。15玉なら17香で脱出は止まります。
 13同玉に35馬と引いてようやく本筋に入った感じです。
 ここで24飛合が縦横に利かす攻防。
 15香と打って合駒を訊けば14桂合が最善ですが、以下も13馬と突っ込む手が入り、桂吊るしまで、きれいな収束です。
 作者によれば39香は逆算で入れたとのこと。どうやったらこんな好形に収まるのか、不思議でたまりません。

【作意】39香35銀合、同香、23玉、33香成、14玉、24銀成、同玉、
    13角成、同玉、35馬、24飛合、15香、14桂合、22銀、12玉、
    14香、同飛、13馬、同飛、24桂まで21手詰


 次の作品は飛の遠打です。
山田修司作(詰パラ1967年2月、『夢の華』第65番)
山田修司196702

 初手は43金。ゴツンと音のしそうな一手です。
 同玉は53飛、同銀、同歩成、32玉、42飛以下。同銀も、42飛、同玉、53歩成、33玉、43と、同玉、53飛、32玉、44桂以下。
 相手にせず23玉とかわすのが最善。
 14との守備力が強いので15桂と捨て同と と取らせます。
 24飛と打って22飛成から32飛と据えると詰みそうなのですが23玉とされると、56角が良く利いていて詰みません。
 15同との局面で絶好の一打があります。
 29飛の遠打です。

<図:5手目 29飛>
山田修司196702_29飛

 56角の利いているところにわざと打つのはどういう意味なのでしょうか。
 たとえば28歩合とすると、24飛と打ちます。
 13玉に28飛引と合駒の歩を取りながら開き王手をすると、二枚飛車が連結され、飛車にエンジンがついた形になります。24歩と捨合しても、同馬から13馬と捨てれば二枚飛車の威力で詰みます。
 と金がよく利いているので飛車の打ち場所は29しかないわけですが、角の利きに遠打というのは強烈です。
 玉方も同角成と応じるしかありませんが、これで29に質駒が出来ましたので、24飛と打ち、13玉に29飛と角を手に入れます。
 以下は22飛成と銀も奪って23銀捨てから41角と離して打てば詰みとなります。

【作意】43金、23玉、15桂、同と、29飛、同角成、24飛、13玉、
    29飛、12玉、22飛成、同玉、23銀、同玉、41角、12玉、
    34馬、22玉、32角成、13玉、23馬まで21手詰


 最後は角の遠打です。
二上達也作(将棋世界1966年1月、『将棋魔法陣』第2部「二上詰将棋珠玉篇」第100番、『古今中編詰将棋名作選Ⅱ』第91番)
二上達也197410

 実戦型で成駒のない涼しげな初形。
 86歩の離れ駒がちょっと気になりますが…。
 34飛と打つと23玉の一手で一気に狭くなります。
 しかし、そこから74飛としても32玉と落ちられて駒不足、また36飛では34歩合とされて続きません。
 31角が無ければ31飛成と出来ることに気づけば、初手13角成の好手に気がつきます。
 同桂と取ると、以下の手で早く詰みますので同香と応じます。
 変化:13同桂、34飛、23玉、31飛成、34角合、同角、24玉、23角成、同玉、45角、34角合、同龍、22玉、24龍、31玉(32玉は23角成~31角~33龍)、22角、42玉(41玉は23角成)、33角成、53玉、54龍、62玉、63龍以下。
 13同香には34飛から31飛成とします。
 玉方は34に捨合して凌ぎます。
 34香合だと同角、24玉、23角成、同玉に24香と捨てて詰み。
 銀合は、同龍、22玉、23銀、11玉、12銀成、同玉、32龍の両王手が決まります。
 桂合は、同角、24玉、23角成、同玉に35桂と打ち、12玉に32龍と引けば11玉には23桂不成の詰み。
 最善は角合です。
 同角、24玉に23角成と捨てます。
 ここで45角と打ち直しても34角と捨合されて堂々巡り。
 絶妙の一手があります。
 89角の遠打です。

<図:11手目 89角>
二上達也197410_89角

 この手の意味はすぐにはわかりません。
 34角と捨合するしかありませんが、その前に78歩合とか37桂合という手を入れるとどうなるでしょうか。それには同角と取って34角、同角、23角成と進めて同玉に24歩や35桂が利きますから早く詰みます。
 したがって単に34角合とするのが正解ですが、今度は同龍と取ります。
 22玉に23龍~22角と俗に追うのは、先が見えないと指しにくいところです。
 42玉と上がられると上部に脱出されそうですが54桂から31角成で64方面はピタリと止まります。
 そして44玉に34龍としたところでようやく89角の意味が見えてきます。
 89角の利きを活かして龍で追えば31馬の利きがあって玉の逃走経路は一本道。
 透明のエスカレーターを降りるように玉は99まで移動して詰み上がりです。

【作意】13角成、同香、34飛、23玉、31飛成、34角合、同角、24玉、23角成、同玉、
   89角34角合、同龍、22玉、23龍、31玉、22角、42玉、54桂、53玉、
   31角成、44玉、34龍、55玉、45龍、66玉、56龍、77玉、67龍、88玉、
   78龍、99玉、98龍まで33手詰


45周年記念行事「記念懇親会
・日時:8月20日(日)18時から
・場所:山内農場 福島駅前店
   〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-14-12 プラザ2(2F)
    https://r.gnavi.co.jp/kaed384/map/
    TEL:06-6454-5988
    JR環状線福島駅出てすぐ南側
・会費:3千円(学生・女性は千円)

・企画は着々と準備進行中ですが、アイデアがあれば、何なりとご一報ください。
・記念作品ということで45」にちなんだ作品を募集中。あぶり出しや初形曲詰だけでなく幅広い表現の作品をお待ちしています。
 なお作品は詰パラまたはブログで紹介させていただく予定です。
・出席できない方からもメッセージがあれば大歓迎!
・出席いただける方、予約の都合もありますので、事前にご一報いただければ幸いです。
作品、メッセージ、出欠のご連絡は下記までお願いします。
blogsokikaitusin@gmail.com


******************************************************************
★次回例会
[日時] 2017年8月20(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡ
      投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com
★「45周年記念懇親会」
 例会終了後の開催となります。
   日時:8月20日(日)18:00から
   場所:山内農場 福島駅前店
     〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-14-12 プラザ2(2F)
     TEL:06-6454-5988
     JR環状線福島駅出てすぐ南側
   会費:3千円(学生・女性は千円)
******************************************************************
★次々回例会
[日時] 2017年10月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 12月号掲載作品展「遠打や遠開き3回以上」29手以内
       投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
*********************************************************************
※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
blogsokikaitusin@gmail.com
以上