創棋会の年賀詰

<創棋会の年賀詰>
■創棋会作品展
・詰パラ12月号の創棋会作品展「合の手筋3通り以上」。12月末消印有効です。
 まだ解答を出されていない方、ぜひとも解答をお願いします。
・ブログでもコラボ企画で一題出題中です。こちらもよろしくお願いします。
 (図面は12/3,12/20,12/24の記事を参照ください)

■今年も一年お世話になりました。
 創棋会とブログ「創棋会通信+α」へのご声援、ありがとうございました。
 あらためて感謝申し上げます。
 さて、年末年始のお楽しみ企画です。
 一足早いのですが、年賀詰を展示させていただきます。

★☆★☆★ 創棋会メンバーによる年賀組曲 ★☆★☆★
 「 HAPPY NEW YEAR 2017 FROM SOUKIKAI 

 年賀詰の条件は、「詰手数は一桁の易しいもの」「右上5×5以内」の二つでした。
 26番目は13手ですが、それ以外は9手以内です。
 易しい作品が揃っていますので、お屠蘇気分でも楽しんでいただけると思います。

 なお投稿いただいたのは次の24名の方々です。ありがとうございました。
 (敬称略、作品順ではありません)。
 浦野真彦、北浜健介、梶下雄貴、久保紀貴、柴田昭彦、信行寺持光、須藤大輔、
 則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、中筋俊裕、中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、
 野曽原直之、濱田博、平井康雄、廣瀬崇幹、広瀬稔、真島隆志、水上仁、
 柳田明、山田康平、吉松智明

 作意手順は、正月休み明け(1/7~9予定)に発表します。
 解けた方も解けなかった方も、お気に入りの作品を選んで投票をお願いします。

◇投票送り先:  blogsokikaitusin@gmail.com
◇投票締切:1/21(土)
   この日は創棋会の新年会です。新年会会場での投票も受け付けます。
◇投票要領:
 ・「お気に入り」の作品を3つまで選んでください。
  1位 ○番、2位 ○番、3位 ○番と記載してください。
 ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

★図面は次のサイトから取り出すことができます
  http://firestorage.jp/download/bec9af0071487a420abf82ed6f9e7a67ea92948c
  パスワードは「nenga」です。

№1  H                 №2  A                №3  P  
1「H」「A」「P」

№4  P                 №5  Y
2「P」「Y」

№6  N                 №7  E                №8  W
3「N」「E」「W」

№9  Y                 №10  E               №11  A
4「Y」「E」「A」

№12  R                №13  2               №14  0
5「R」「2」「0」

№15   1               №16  7
6「1」「7」

№17   F               №18  R               №19  O  
7「F」「R」「O」

№20  M               №21  S                №22  O
8「M」「S」「O」

№23   U              №24  K                №25  I  
9「U」「K」「I」

№26  K               №27  A                №28  I
「K」「A」「I」

それでは皆さん良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。。

***【2017年の予定】********************************************
新年会
  日時:1月21日(土)、18時開始

 昼間の例会はありません
  場所:海心丸 福島駅前店 TEL:050-5799-5113
    〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル2F
     JR環状線 福島駅 徒歩1分
     JR東西線 新福島駅 徒歩5分
     阪神線 福島駅 徒歩5分
  会費:3,000円(学生・女性は1,000円)
    昨年に続いて、感謝会費です。

  初めての方も大歓迎です。

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★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台
タイトル必須】…(  )向け(  )の教材
指導要領(自作解説)【必須
・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
(いつもの宛先ではありません)

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★4月以降も偶数月に例会を開催します。
偶数月の第三日曜日開催。
毎月、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。

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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
blogsokikaitusin@gmail.com

以上
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創棋会の次回課題「ネット作品展~教材に使える10手台~」

<創棋会の次回課題「ネット作品展~教材に使える10手台~」>

■藤井聡太 新四段
<雑誌に登場!>
・日経ビジネス2016.12.19号で「次代を創る100人」にとり上げられています。
「INNOVATOR」「CREATOR」など11のカテゴリーがあり「TOMORROW」というところで紹介されています。

<テレビに登場!>
 毎週日曜日にNHKで放送されている将棋フォーカスで藤井聡太新四段の特集が放送されます。
 放送予定:1月8日(日)午前10時より「史上最年少棋士 藤井聡太」
  http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogifocus/01.cgi
 詰将棋解答選手権での藤井さんの活躍の様子も報じられる予定です。
 2017年3月26日に開催される第14回チャンピオン戦での藤井さんの活躍も期待されます。
 どうぞご覧下さい。
    (以上、「詰将棋解答選手権速報ブログ」より → http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem

■創棋会作品展
・詰パラ12月号の創棋会作品展(24P)。
 「合のつく手筋、3通り以上」は力作、好作が四題揃いました。
 解けば納得の作品ばかりです。
 1題でも解ければ(いや解き掛けでも結構です)、ぜひ解答を出してください。

 当ブログでも、コラボ企画で、一題解答募集中です。
   ~ネット出題~廣瀬崇幹作
合の手筋3通り_ブログ出題_再

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切:12/31(土)
◇解答要領:
  ・全手順記入ください。
  ・評価:ABC評価をお願いします。
  ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

■創棋会の年賀詰
 多くの方に作品を投稿いただき、感謝申し上げます。
    「HAPPY NEW YEAR 2017 FROM SOUKIKAI
 初形曲詰を28作、当ブログで展示させていただきます。
 年末に公開する予定ですが、公開から1週間程度で解答を発表し、その後人気投票募集を行う予定ですので、よろしくお願いします。

■創棋会の次回課題
 創棋会の次回課題は「ネット作品展教材に使える10手台」です。
    ・ タイトル必須 … (  )向け(  )の教材
    ・ 指導要領(自作解説)【必須
    ・ 条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
    ・ 投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
    ・ 投稿締切 2月19日(日)
    ・ 発表 2月20日以降、当ブログで一斉出題し、解答募集の予定

 全詰連では、今年『普及部』と『詰将棋インストラクター制度』が新設されました。
  (詰パラ9月号と11月号の「全詰連の頁」参照)
 普及というのはなかなか大変な仕事かと思います。
 詰将棋との出会いはさまざまでしょうが「指将棋の腕をあげるために詰将棋を解く」というパターンが多いと思います。
 そういう人たちに詰将棋の楽しさを知ってもらいたい。
 初心者の人、指将棋しかやらない人に、ちょっとした感動や驚きを与えたい。
 さらには、もっと面白い作品に出会いたい、自分もこういうのをつくりたい、となってもらいたい。
 そんなきっかけになるような教材を作れないか、というのが今回の課題の主旨です。

 過去の作品から「教材に使える10手台」の例題を紹介していきたいと思います。

 最初はミニ煙です。

田宮克哉作(詰パラ1971年5月、『凌雲』10番)
田宮克哉

 玉を守るのは13金一枚ですが、そこに触らないように攻める必要があります。
 33銀と捨てるのが好手。成るか不成か、それは後で考えましょう。
 取れば43桂成を見ていますので、21玉と角を取ります。
 そこで23龍と捨てるのが強手。
 同金と取らせて11歩成が継続の手段です。
 23龍捨ての効果で金が質駒になっているので、取っても逃げても23桂不成とできるわけです。
 作意は11同玉に23桂不成とし、12玉とかわしますが、11桂成と活用するのが気持ちの良い手です。
 ここで初手、成りか不成かが分かります。銀成としては、この局面で13玉とされて上部脱出されますが、銀不成なら24金までです。
 11桂成、同玉、22金で詰みですが、詰め上がりは盤上三枚となってミニ煙!
 伏線的な初手33銀不成、豪快な23龍捨が入ったミニ煙の好局です。

 先人の作品にお題をつけるのは僭越ですが、「初心者向け、ミニ煙の教材」というところです。

【作意】33銀不成、21玉、23龍、同金、11歩成、同玉、23桂不成、12玉、
    11桂成、同玉、22金まで11手詰

 田宮さんは2012年に88歳で逝去されましたが、各地で詰将棋の会合を立ち上げられました。
 昭和30年代には関西詰将棋ファングループ、これが後に壮棋会→創棋会となります。
 関東転勤後、昭和50年代には詰朗会を立ち上げられています。
 「ヤング・デ・詰将棋」も田宮さんが始められたものです。
 このような活動を通じて多くの若手有望作家が巣立っていきました。


 続いて古典といってもいいような好形作を紹介させていただきます。

篠原昇作(詰パラ1952年1月、『古今短編詰将棋名作選』44番)
篠原昇

 思わず解いてみたくなるような好形です。
 駒数が少なければ良いというものではなく、手をつけてみたくなる形というのがあります。本作などはまさにそういう形です。
 13桂とか43角といった手が有力そうに見えますが、すぐに切れてしまいます。
 31とは貴重な手がかりを失うようでちょっとやりにくい手。同銀なら23飛成を見ています。
 じっと11玉とかわす手に、12銀と捨てます。
 12同玉に24桂と打ちたくなりますが、11玉、21と、同玉、32飛成と手は続きますが詰みません。
 ここは21角と拠点を作ります。
 11玉に13飛成と強力な攻め駒を捨てるのが気持ちの良い決め手です。
 同銀に23桂と打てば収束が見えてきます。
 22玉、32角成、12玉に、11桂成と捨てれば21馬まで。
 初手31とや7手目13飛成、23桂からの収束など、狭いところで駒の働きが最大限発揮された好作です。
 お題は「初心者向け、駒の働きや活用を学ぶ教材」としたい一局です。
 また簡明な形と手順は『教え易い、分かり易い、覚え易い』にピッタリかと思います。

【作意】31と、11玉、12銀、同玉、21角、11玉、13飛成、同銀、23桂、22玉、
    32角成、12玉、11桂成、同玉、21馬まで15手詰

 篠原さんは昭和9年生まれの大ベテラン。現在も詰パラの「詰将棋の散歩道」で「将棋雑誌別冊付録総目録」を連載されています。


長谷繁蔵作(詰パラ1965年5月、『あさぎり』19番、『古今短編詰将棋名作選』122番)
長谷繁蔵

 本作も好形です。前2作とちがい手がかりのつけ方が難しそうですが、13金から15飛とするのが巧い導入です。
 24玉は14金、23玉は13金、22玉は11飛成と、どこに逃げても飛車の威力で詰んでいます。
 14に合する一手ですが、23金から41角とする継続手段があり、15飛と41角のコンビが強力で詰み形となります。
 最善の抵抗は32に効かす14角合ですが、それでも23金から41角と追撃します。
 玉方も14角の効きを頼りに22玉と踏ん張りますが、32角成と捨て同角と取らせて、11飛成が決め手です。
 本作は詰パラの表紙コンクールで1位に輝きました。
 お題は「中級者向け、大駒の力を知る教材」ではどうでしょうか。

【作意】13金、同玉、15飛、14角合、23金、同玉、41角、22玉、32角成、同角、
    11飛成、同玉、12金まで13手詰

 長谷さんは昭和11年生まれのベテランで同人作家。最近は天津包子のペンネームで解答に活躍中。

***【来年の予定】***********************************************
 ★新年会
日時:1月21日(土)、18時開始
場所:海心丸 福島駅前店 TEL:050-5799-5113
  〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル2F
   JR環状線 福島駅 徒歩1分 、JR東西線 新福島駅 徒歩5分
   阪神線 福島駅 徒歩5分
会費:3,000円(学生・女性1,000円

 ※昼間の例会はありません。 

******************************************************************
★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台
タイトル必須 … (  )向け(  )の教材
指導要領(自作解説)【必須
・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
*********************************************************************

※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
blogsokikaitusin@gmail.com
                               以上

創棋会例会報告(12月18日)

<創棋会例会報告(12月18日)>

■創棋会作品展
・12月号の創棋会作品展(24P)、もう解きましたか?
 とにかく好作が揃っています。ぜひともチャレンジしてください。
 一題でも解ければ(いや解き掛けでも結構です)、ぜひ解答を出してください。

 また当ブログでも、コラボ企画で、一題解答募集中です。
  創棋会作品展「合のつく手筋、3通り以上」
    ~ネット出題~
  廣瀬崇幹作
合の手筋3通り_ブログ出題_再
◇解答送り先:  blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切:12/31(土)
◇解答要領:
  ・全手順記入ください。
  ・評価:ABC評価をお願いします。
  ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

■第264回創棋会例会報告
 12月18日(日)に創棋会の第264回例会が開催されました。場所は関西将棋会館4Fの多目的ルーム。
 参加者は次の皆さん(敬称略、順不同)。
   則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、中筋俊裕、中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、
   野曽原直之、廣瀬崇幹、広瀬稔、松重郁雄、南良文、吉松智明(以上13名)
 遠方からは岩国市の松重さんが久方ぶりのご参加。形の良い(骨のある)作品を持参され楽しませていただきました。
 当日は同じフロアーの和室でプロの対局があり、開始前には報道関係者が廊下で録画を行うということがありました。

【例会風景】
例会風景②
左から、中筋、則内、広瀬(稔)、鳥本、中村(宜)、野曽原の各氏

例会風景①
左から、松重、中村(雅)、南、廣瀬(崇)、中出の各氏

例会風景③
左から、中村(雅)、野曽原、谷本、中村(宜)、南、中出、廣瀬(崇)の各氏

 課題作(3月号掲載)「29の桂が跳ねる17手詰」には多数の好作が寄せられました。
 作品展担当の則内さんによる作品解説が行われ、選題の方向性が決められました。

 また、ネット作品展「創棋会員による年賀詰」には、多数の皆さんのご協力により、文字が揃いました。
 前日までの投稿状況から、当初の字句に急きょ追加変更が行われることになり、
   「HAPPY NEW YEAR 2017 FROM SOUKIKAI」(下線部追加)
 となりました。その場で最後の一文字を創作いただいた中筋さんには感謝!
 年末年始にネットで発表。1週間程度の間隔を置いて解答発表と人気投票募集を行う予定です。

 また事務担当と作品展担当から、下記事項について連絡がありました。
①新年会
 1月21日(土)開催。(後記参照)
 記録が残るよう工夫をすることにしました。
②次回課題(2月例会、ネット作品展)
 「教材に使える10手台」 
  ・タイトル必須】…(  )向け(  )の教材
  ・指導要領(自作解説) 【必須
  ・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
  ・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
 例題・参考作品は今後、ブログで紹介していきます。
③他の会合とのコラボ企画(詰パラ6月号掲載予定)
 課題が提示され、4月例会で選題の予定です。

***【来年の予定】*****************************************************
>★新年会
 日時:1月21日(土)、18時開始
 場所:海心丸 福島駅前店 TEL:050-5799-5113
    〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル2F
     JR環状線 福島駅 徒歩1分 、JR東西線 新福島駅 徒歩5分
     阪神線 福島駅 徒歩5分
 会費:3,000円(学生・女性1,000円
   ※昼間の例会はありません。)

******************************************************************
★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台」
・タイトル【必須】…(  )向け(  )の教材
・指導要領(自作解説)【必須】
・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、
  必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
    blogsokikaitusin@gmail.com
                                                    以上

創棋会例会は12月18日(課題の例題:17桂に跳ねる作品)

 創棋会例会は12月18日です。
 皆さまのご参加をお待ちしています。

■将棋世界1月号
・藤井聡太新四段
 特集がありました。
 12ページの記事のなかで、三~四割が詰将棋のこと、図面も6題と、さながら詰将棋特集の趣き。
 本棚の写真をよく見ると「図式百番」「将棋魔法陣」「図巧無双」「月下推敲」「盤上のファンタジア」などが並んでいる。
 よく見ると「この詰」らしきものも。
 しばらくは指将棋に専念されるのでしょうが、創作はともかく、解答選手権に出場され引き続き活躍してもらいたいものです。
 話題としては、今月24日に加藤一二三九段との公式戦(竜王戦予選)も予定されています。
 連盟の粋な計らいかどうかわかりませんが、楽しみですね。
・詰将棋サロン
 次期担当は及川拓馬六段とのこと。師匠は伊藤果さん、奥さまは上田女流。
 パラ12月号結果稿では大学院で七種合も発表されるなど実力作家です。
 今から選題や解説が楽しみです。

■創棋会の次回課題
 もうすぐ例会です。
 次回課題は29の桂が跳ねる17手詰」。
    29は平成29年、干支は「酉」→とり→鶏→桂、17は2017の下二ケタ
    「新年に大きく躍進する⇒干支が空を翔ぶ⇒桂が跳ねる」
 ということで来年にちなんだ作品を募集しようという意図です。
 12月例会で選題の予定です。


 それでは課題作の参考作品を紹介します。
 今回は、17に桂が跳ねる作品です。


若島正作(近将1968年1月、『恋唄』8番、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』補遺26番)
若島正作近将196801
 無防備入玉実戦型。
 ここから例の形にもっていきます。
 28龍と捨てて、18の銀も17~28と捌いて捨てます。
 48の馬も39に捨ててしまいます。
 ようやく49龍と龍が働いてきました。
 ここからはおなじみの手順です。
 19金と捨てて17桂と跳ねます
 28玉と逃げるのが芸の細かいところ。18玉は19龍でアウト。
 29龍、17玉となったとき、16金と先に捨て、26歩と突き出すのが抜群の味。
 これで38角に活が入り、15玉に18龍の追撃が可能になります。
 以下、龍で追い上げての詰み。
 なんと詰め上がりは「1」の字でした。

<詰上り「1」>
若島正作「1」

【作意】28龍、同玉、17銀、19玉、28銀、同玉、39馬、同玉、49龍、28玉、
    19金、同玉、17桂、28玉、29龍、17玉、16金、同玉、26歩、15玉、
    18龍、26玉、27龍、35玉、36龍まで25手詰

 『恋唄』は1983年に野口ブックスから発行された若島さん初の作品集。


来島直也作(詰パラ1999年月、『夢銀河』第44番
来島直也詰パラ199901
 かわいい入玉実戦型。よくみると盤面七色の無防備図式です。
 予定通り、28銀と捨て、38金と捌いて、59飛の横効きを通します。
 19玉となったところで、29桂をどちらに跳ねるか。本局の山場です。
 桂が跳ねた局面は29に合する一手ですが、入玉ですから飛角金銀しかありません。
 飛金は取って39から打てば簡単。
 角合はどうでしょうか?
 これも同飛と取って39金と打てば19玉の一手ですが、桂馬を17に跳ねておけば73角と打って詰みます。
 5手目は17桂が正解でした。
 作意は銀合。同飛から39金打とし、19玉に28銀から、3筋の金を捌いて収束します。

【作意】28銀、同玉、38金、19玉、17桂、29銀、同飛、同玉、39金打、19玉、
    28銀、18玉、29金、同玉、39金、18玉、29金まで17手詰

 来島さんは詰四会メンバーとして活躍中。
 『夢銀河』は2000年に発行された詰工房(東京詰将棋工房)の第二作品集で36人が参加されているます


北川邦男作(近将1968年6月、塚田賞、『渓流』第70番)
北川邦男
 例の形ですが、持駒は歩だけ。
 このまま37桂と跳ねても、18玉で打歩詰。そこで38飛と追っても28歩合の妙防があって詰みません。
 少しひねって37馬という手があります。同馬、同桂と角を戦力に加えようというものです。
 今度は18玉なら27角まで。しかし角を渡してしまったので、29角合という絶妙の受けがありました。
 同飛と取るしかありませんが、18玉とされて打歩詰。19飛と捨てて28銀などとやっても29玉で続きません。
 どうも37桂と跳ねる筋はうまくいかない。
 そこで28銀から19銀と捨てて、19同玉に17桂と跳ねてみる。
 しかし依然として18玉で打歩詰、38飛にも28歩合の妙防がある。
 もう一ひねり必要。
 正解は、28銀、18玉、19銀、同玉のとき、37馬と捨て、同馬には、取れる駒をとらずに17桂と逆に跳ねるのが好手段。
 今度は37に玉方馬がいるので、18玉に19歩と打つことが出来、打歩詰が解消できるというわけです。
 19で清算した後は、73角から離して打てば角成までの詰み。この手が効くのも17桂の効果でした。

【作意】28銀、18玉、19銀、同玉、37馬、同馬、17桂、18玉、19歩、同馬、
    同飛、同玉、73角、18玉、28角成まで15手詰


上田吉一作(詰パラ1983年6月、『極光21』第15番)
上田吉一作詰パラ198306
 これもかわいい入玉図。
 初手から17桂や37桂に誘われるが、39と と飛車を抜かれて失敗。
 ここは19金が巧い手。同玉は17飛の一発なので同との一手。
 そこで作意は17桂と跳ねる。なぜ17なのか?それは手順を進めると明らかになる。
 29に合駒するしかない。角か金か銀か?
 金や銀は、同飛から清算して18玉に19歩と打てば簡単なので、角合を考えます。
 角合も同様に進めて、18歩、17玉となったとき、28角と打ちます。
 これには26玉とするしかないのですが、そこで37角と開き王手すると捕まっています。
 以下、17玉に、18歩から19飛まできれいな収束です。
 29の桂が37に跳ねていると、この変化で37角が出来ず詰みません。
 しかしこれは作意ではありません。
 実は29と と移動捨合する妙防があったのです。
 29同飛寄では18玉とされて打歩詰。そこで28飛上は19玉、28飛引は17玉で詰みません。
 正解は29同飛と引きます。
 18玉となったところで、27角、同金としてから、19飛と寄ります。
 28玉には、37銀と捨て、もう一度同金と取らせます。
 先に27角と捨てたのは、邪魔駒消去でした
 そこで29飛右とすれば、今度は37の金が質駒になっています。
 18玉、19歩、17玉に待望の37飛。
 16玉に17飛と押し売りして27金まで、気持ちよく詰みました。
 飛の動きに趣向的な味があり、解いて楽しい作品でした。

【作意】18金、同と、17桂、29と、同飛引、18玉、27角、同金、19飛、28玉、
    37銀、同金、29飛右、18玉、19歩、17玉、37飛、16玉、17飛、同玉、27金まで21手詰


***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年12月18(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
〒553-0003大阪府大阪市福島区福島6-3-11、TEL:06-6451-7272 
JR大阪環状線 福島駅 徒歩3分
JR東西線 新福島駅 徒歩5分
阪神電車 福島駅 徒歩5分
http://www.shogi.or.jp/kansai/index.html

[課題] 「29の桂が跳ねる17手詰」(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。

***【来年の予定】*****************************************************
★新年会
日時:1月21日(土)、18時開始
場所:海心丸 福島駅前店
 TEL:050-5799-5113
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル2F
JR環状線 福島駅 徒歩1分
JR東西線 新福島駅 徒歩5分
阪神線 福島駅 徒歩5分
(昼間の例会はありません。)
詳細は追って案内します。

★2月以降は偶数月に例会を開催します。
偶数月の第三日曜日開催。
毎月、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、
 必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
      blogsokikaitusin@gmail.com
                                 以上

詰パラ12月号到着&創棋会例会12/18(次回課題の例題:曲詰)

■詰パラ12月号到着
・表紙:若島さんの入選100回。おめでとうございます。
・短編コンクール(11P~)。今月は何といってもこれです。9手詰が50題。
 昨年の覇者柳澤さんは不在ですが、三輪さん、武島さん、中村さんの名前はあります。果たして優勝は誰か?
・同人室(21P~)。第82回です。年2回開催ですから結構な歴史ですね。
 今回の課題は、回数にちなんで「82玉」でもよさそうなところですが「81玉」。
 意欲的な構図の作品も出題されています。
 今年は鈴川さんや若島さんが同人入りされたので、顔ぶれも変わってくるのでしょうか?
・同人入り記念作品展(22P)。若島さんは50年かけての同人入りとのこと。
 長期間、中味の濃い作品を発表し続けて同人入りされたことも驚きですが、解答選手権の企画・実行、『この詰将棋がすごい』の発行、各種の論評、と創作以外の分野でもハイレベルな活躍を続けておられることが驚異です。
・大学補講(23P~)。久保教授のことですから楽しい作品が揃っていることと思います。
・創棋会作品展(24P~)は後記します。
・全詰連の頁(25P~)。二上九段逝去。名棋士である以上に『将棋魔法陣』の作者として詰棋界に名を残されることでしょう。
 管理人が初めて手にした『将棋魔法陣』は初版の青焼きコピーで、全般的に当時の棋力では理解できるものが少なく、銀が5枚の作品があったりして、野口ブックスから改訂版が出るまで本棚にしまい込んだままでした。
・ちえのわ雑文集(32P~)。なぜか會場さんによる「2015年デパート年間表彰」。
・会合案合(48P~)。各地で会合が開催されました。また1月の会合案内も出ています。
 創棋会も新年会を開催しますので、どうぞ顔を出してください。
  新年会 日時:1月21日(土)、18時開始
  場所:海心丸 福島駅前店
 その前に12月は例会がありますので、ご参加および課題の投稿をお待ちしています。
・今月は記事が多かったのか、読者サロンはありませんでした。

創棋会作品展(24P~)。課題は「合のつく手筋、3通り以上」。
 素晴らしい作品が揃いました。解かなければ損です
 1題でも解ければ(いや解き掛けでも結構です)、ぜひ解答を出してください。
 当ブログでも、コラボ企画で、一題解答募集します。

創棋会作品展「合のつく手筋、3通り以上」
~ネット出題~
廣瀬崇幹作
合の手筋3通り_ブログ出題

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切:12/31(土)
◇解答要領:
  ・全手順記入ください。
  ・評価:ABC評価をお願いします。
  ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。


■創棋会の次回課題
 12月の創棋会例会は、12月18日(日)です。
 例会で選題する次回課題は「29の桂が跳ねる17手詰」。
   29は平成29年、干支は「酉」→とり→鶏→桂、17は2017の下二ケタ
   「新年に大きく躍進する⇒干支が空を翔ぶ⇒桂が跳ねる」
 ということで来年にちなんだ作品を募集しようという意図です。

 それでは例によって課題作の例題を過去の作品から紹介していきましょう。
 今回の例題は曲詰です。

田中至作(『過雁組曲』第47番)
田中至「ス」過雁組曲47番

 初手77銀とすると一気に視界が開ける感じ。
 74玉は73銀成があるので56玉とかわします。
 66飛と浮いたとき、55玉か45玉か、ちょっと考えさせられますが、45玉には37桂があるので55玉とします。
 54金と銀を取って戦力を補給します。
 これを同銀では64銀から37桂で早いので同玉と応じます。
 ここで53銀成と捨てておくのが51角が活用を見てうまい手です。
 同歩と取らせて63銀と楔を打ち込みます。
 37桂を嫌って55玉と綱渡りのような受けですが、ここからが気持ちの良い収束です。
 まず73角成として同飛と取らせます。
 続いて、65金、45玉に待望の37桂跳ね
 同金と取らせておいて、55金と捨てれば、同玉に37馬と質駒になった金を奪って、同香成に46金まで「ス」の字が浮かび上がります。

<詰上り「ス」>
田中至「ス」

【作意】77銀、56玉、66飛、55玉、54金、同玉、53銀成、同歩、63銀、55玉、
    73角成、同飛、65金、45玉、37桂、同金、55金、同玉、37馬、同香成、46金まで21手詰

 『過雁組曲』は田中至さんの曲詰集で1969年に発行されました。
 内容は「イロハ」48文字、「ABC」26文字、「一二三」10文字、「123」10文字、最後は「タナカイタル」6文字の計100文字。
 作者は本作品集の創作に当たり、次の3点を特徴として取り組まれたとのこと。
 「飾り駒を含まない」「自陣の小駒成駒を含まない」「変化手順にキズを残さない」。


安達康二作(詰パラ1999年11月、『夢の車輪』第105番)
安達康二詰パラ199911

 本作は「だんご三兄弟・三男」と題して、「長男」「次男」と三作同時に出題されました。
 初手は37桂と跳ねて、角を取ります。
 36玉なら、44角として、大駒の力で詰みます(㋑参照)。
 16玉には49角が限定打。38角では、15玉、14銀成、同玉、47角に36桂合で詰みません。
 49角に15玉なら、14銀成、同玉、13角成、15玉(同玉は25桂から二枚飛車が働く)、35飛成、同金、27桂として詰みます。
 この27桂を消すために27歩と捨合するのが好防。
 (なお先の変化で39飛の効きを遮断するために38歩合とする手も考えられますが、同角、15玉、14銀成、同玉、47角、23玉に、22飛成から44角とする好手段があって同手数駒余りとなります。)
 27同角以下は、この角を36~14と消去。
 さらに13角成から35飛成と気持ちの良い手が飛び出し、収束も味良く26桂の限定合が飛び出し、もう一度29桂と打ちなおして、38金の捨駒から17馬まで、気持ちよい詰め上がりとなります。

<詰め上がり図>
安達康二「三男」

【作意】37桂、㋑16玉、49角、27歩合、同角、15玉、14銀成、同玉、36角、23玉、
   14角、同玉、13角成、15玉、35飛成、同金、27桂、16玉、17歩、同玉、
   35馬、26桂合、29桂、28玉、38金、同桂成、17馬まで27手詰
㋑36玉、44角、47玉、38角、58玉、49角、69玉、67角、59銀合、同飛、同玉、52飛成以下。

 安達康二氏は2013年逝去。曲詰の名手として知られています。
 『夢の車輪』は安達氏の作品集で、2015年に出版されました。


 例会前にもう一度29の桂が跳ねる作品を紹介します。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年12月18(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F 多目的ルーム(広めの洋室)
[課題] 「29の桂が跳ねる17手詰」(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。

***【来年の予定】*****************************************************
新年会
 日時:1月21日(土)、18時開始
 場所:海心丸 福島駅前店(JR福島駅近く

 (昼間の例会はありません。)
 詳細は追って案内します。

★2月以降は偶数月に例会を開催します。
 偶数月の第三日曜日開催。
 毎月、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
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以上