ネット作品展「すらすら解ける20手台」一斉出題

■「すらすら解ける20手台」の一斉出題

創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」、おかげさまで20作と多数の作品が揃いました。
投稿下さった作家の皆様、ありがとうございました。
投稿いただいたのは次の17名の方々です。あらためて感謝申し上げます。
(敬称略、作品順ではありません、複数作投稿された方もいらっしゃいます)。
北村憲一、金少桂、久保紀貴、柴田昭彦、しまなみペア、則内誠一郎、角建逸、
中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、野曽原直之、nono_Y、
廣瀬崇幹、三輪勝昭、安田恒雄、山本勝士、吉松智明

文字通り「すらすら解ける」作品が揃っていますので、1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。
20手台の作品20作に全手順記載は大変かと思いますので、解答記載方法は簡単にしています。

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切:9/20(火)
◇解答要領:
・「キーとなる一手」と「手数」を記入してください。(もちろん全手順記入もOKです)
※キーとなる一手は問題ごとに設定しています。
・評価:ABC評価をお願いします。
※Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて、集計いたします。
・短評:「すらすら度」「好感度」「表現力」「技術力」等々、色々な角度からのコメントをお願いします。
長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

★図面と解答用紙は次のサイトから取り出すことができます(期間:8月末まで)。
図面 → http://firestorage.jp/download/a6657e29b0d23c438bba01a66f0b2fc7d0c5b245
解答用紙 → http://firestorage.jp/download/83a568dc8bd0346ceb1500ccee6ea16d7e437f9c
パスワードはいずれも「surasura」です。

① 「5手目」と「手数」
中村雅哉作

② 「17手目」と「手数」
nono_y作b

③ 「19手目」と「手数」
金少桂作

④ 「6手目」と「手数」
山本勝士_23玉

⑤ 「18手目」と「手数」
北村憲一作

⑥ 「14手目」と「手数」
柴田昭彦作

⑦ 「15手目」と「手数」
野曽原直之作

⑧ 「11手目」と「手数」
h160se(廣瀬崇幹)作

⑨ 「8手目」と「手数」
山本勝士_12玉

⑩ 「15手」と「手数」
中出慶一作②

⑪ 「8手目」と「手数」
吉松智明作

⑫ 「15手目」と「手数」
角健逸作

⑬ 「6手目」と「手数」
安田恒雄作

⑭ 「11手目」と「手数」
nono_y作a

⑮ 「10手目」と「手数」
久保さん

⑯ 「11手目」と「手数」
則内誠一郎作

⑰ 「19手目」と「手数」
中村宜幹作

⑱ 「13手目」と「手数」
中出慶一作

⑲ 「17手目」と「手数」
しまなみペア作

⑳ 「最終手」と「手数」
三輪勝昭作

暗算で解けるもの、筋に入れば一気に詰ませることのできるもの、きれいな手順のものなど、解けば気持ちの良い作品が揃っていますので、多くの皆さんからの解答をお待ちしています。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
*********************************************************************
以上
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創棋会例会報告(2016年8月21日)

◆例会報告
8月21日(日)13:00より関西将棋会館の4F多目的ルームで第262回創棋会例会が開催されました。
多目的ルームは、和室とは違い椅子席で、部屋も広くて、なかなかいい感じでした。
参加者は次の皆さんです(順不同)。
参加者:久保紀貴、柴田昭彦、則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、野曽原直之、濱田博、廣瀬崇幹、広瀬稔、吉田彰、吉松智明(以上14名)
遠方からは名古屋の鳥本さんがご参加。また関東に就職した久保さんが、帰省中とのことでご出席(残念ながら、今日関東に移動ということで二次会は出られませんでした)。

<例会風景>
20160821例会①
奥のテーブル:左から、柴田、中出、谷本の各氏

20160821例会②
奥のテーブル:左端、鳥本。手前のテーブル、左から、中村(雅)、則内の各氏

20160821例会③
手前のテーブル:左から、広瀬(稔)、中村(宜)、廣瀬(崇)、鳥本、久保、野曽原の各氏

例会では、創棋会では初の試みとなるネット作品展「すらすら解ける20手台」の投稿作が紹介されました。
一目で解けるというものから、看板に偽りありと疑問の呈されるものまで約20作という大量出品です。
ブログ「創棋会通信+α」で近々一斉出題の予定ですので、どうぞ楽しみにしてください!
また次回課題作「合いの手筋、3通り以上(造語も可)」(12月号掲載)の応募状況について則内さんから途中経過の報告がありました。
こちらは10月例会で選考の予定ですので、まだまだ時間はあります。
皆さんのご投稿をお待ちしています。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
次々回以降の課題についても、色々なプランが出されました。
具体的なことは次回例会以降に検討することになりました。

さらに鳥本さんからは、11月号から再開される「大道棋教室」の内容についての一部紹介があり、こちらも盛り上がりました。

今後の予定についても参加者間で話し合われ、ザックリですが、以下のようなスケジュールになりました。
10月16日(日)、場所は関西将棋会館の予定。
12月18日(日)、場所は関西将棋会館の予定。
2017年度は、1月に新年会を開催の予定。日程や場所はあらためて決定。
また2月以降は、これまで同様に偶数月の第三日曜日開催。場所はあらためて決定。

例会終了後は場所を変えての二次会で、大いに語り合いました。

さて次回課題(12月号掲載)は、「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)です。
「合のつく手筋」は山のようにあると思います。『造語も可』としますので、創意あふれる作品の投稿をお待ちしています。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上

「ネット作品展」作品投稿は8月20日締切です!

■創棋会の次回課題はネット作品展「すらすら解ける20手台
開催要領は以下のとおりです。
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♪♪♪♪♪ ネット作品展すらすら解ける20手台 ♪♪♪♪♪
・ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に開催。
※応募作を一斉に出題する予定。
作品投稿は下記アドレスで受付
blogsokikaitusin@gmail.com
★いつもの投稿先ではないのでご注意ください。
※投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
※ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
投稿締切は8月20日(土)。

「やさしい中編作の発表の場が少なくなった…」と感じている方、「メールなら気軽に投稿できるのに…」とお考えの方、投稿をお待ちしています。
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また、次々回課題は以下のとおりです。
課題:「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
投稿先: sokipara@yahoo.co.jp
締切:10月例会(10/21)
作品展:詰パラ12月号


ネット作品展の投稿受付は8月20日(土)が締切です。
完全作はすべて掲載させていただく予定ですので、投稿をお待ちしています。

ということで、今回も「すらすら解ける20手台」の「合のつく手筋」を含む作品を紹介させていただきます。


岡田敏作(風ぐるま1955年9月、『百合の露』第70番)
岡田敏_風ぐるま195509

いささかゴツイ初形ですが、2筋方面の逃走路を考えれば52龍から61角を活用する手が見えてきます。
3手目は角不成が大切なところです。
ここ成ってしまうと、8手目32桂合に同馬とするしかなく、13玉以下、打歩詰となってしまいます。

<8手目:32桂合>
岡田敏_8手目32桂合
32桂合の抵抗には、同角不成とし、23飛から13飛成で邪魔駒の14桂を消去。
最後は2枚の桂を捨てて詰め上がり。

角の連続不成、捨合(変則合)、邪魔駒消去と色々な手筋が盛り込まれ、解いて楽しい一作ではないでしょうか。

作意:52龍、同歩、同角不成、32玉、43銀不成、23玉、41角不成32桂合同角不成、13玉、23飛、14玉、13飛成、同玉、14歩、22玉、34桂、同歩、23歩、33玉、45桂、同歩、44金、同玉、54銀成、33玉、43成銀まで27手詰


加藤徹作(詰パラ1971年3月・半期賞、『古今中編名作選Ⅰ』補遺33番)
加藤徹パラ197103

初手24とと捨てる手が見えます。取ってくれれば23飛で簡単ですが、15玉とかわされると上部に脱出されてしまいます。
正解は上から押さえる16飛。
15合の一手ですが、桂香合は24と~26飛~23飛成があります。
飛金合は13と~15飛で簡単。
銀合も13と~15飛に14合、同飛、同玉、16香、15合、25銀があります。
最善の受けは15角合です。

<2手目:15角合>
加藤徹_2手目15角合
13とから15飛と角を奪って、再度合駒を訊きます。
飛桂香合は24角から25飛があるのですが、金銀は同飛から25に打たれてしまいますので、今度も角合が正解となります。

<6手目:14角合>
加藤徹_6手目14角合
角合には、同飛、同玉、16香と進め、3度目の合駒です。
今度は、23角、24玉、13角、同玉、15香という攻め筋があるので、13に利かす飛合が正解です。

<10手目:15飛合>
加藤徹_10手目15飛合
ここで41角として合駒を稼ぐのが継続の手段。
香合は同角、同香に23角~25香と打てるので桂合の一手。

<12手目:32桂合>
加藤徹_12手目32桂合
これも同角と取り、15香と飛も取ったところで、37角と打つと16玉には26飛から29桂があるので、5度目の合駒。
攻め方には25飛~23飛成という手があるので、23に利かす飛合が正解。

<18手目:26飛合>
加藤徹_18手目26飛合
ここからは同角として28桂の捨駒で退路を封じて2枚飛車の収束。
飛合・角合がそれぞれ2回に桂合と、5回の合駒が主題だが、決して煩雑ではなく、楽しい作品に仕上がっています。

作意:16飛、15角合、13と、同玉、15飛、14角合、同飛、同玉、16香、15飛合、41角、32桂合、同角成、同香、15香、同玉、37角、26飛合、同角、16玉、28桂、同桂成、13飛、27玉、37飛、26玉、23飛成、16玉、25龍まで29手詰


鳥越九郎作(詰パラ1962年10月、『古今中編名作選Ⅰ』81番)
鳥越九郎パラ196210

惜しくも飛角図式になりませんでしたが、巧妙な手段が飛び出す一局です。
初手51飛成とすれば軽く61角と移動合
これを同龍と切って63飛成とすると62飛合の強防で応える。
62飛合で銀桂香は43角で簡単。
金合も52角、51玉、42銀、同玉、43龍、31玉、41角成以下詰む。飛合ならこの変化は飛の横利きがあって詰まない。
しかし62飛合には16角の妙手があった。

<7手目:16角>
鳥越九郎_7手目16角
51玉なら42銀が継続の妙手で、同玉、62龍と飛を奪い、33玉に43飛、24玉、22龍と追って詰む。この変化があるので、角を25や34から打っては詰まない。
そこで玉方は中合で逃れようとする。

<変化図:8手目、25桂合>
鳥越九郎_8手目25桂合
まず25桂合はどうだろう。
同角、51玉、42銀、同玉、62龍、33玉となったとき、持駒に桂があるので、上から34飛と押さえることが出来る。43玉には35桂まで。

作意は34桂合。同角、51玉に、今度42銀では続かないので、俗に52銀と迫る。
ここから43角成、31玉となったとき、42馬と捨てるのが好手。
同玉と取らせて34桂と打てば3段目の龍が働いて詰み形。
42玉となった局面で34角が邪魔だったというのは、詰めてから気がつくところかもしれません。
16角に対する中合の攻防が見どころですが、難解な変化はなく、これも解いて楽しい一局と言えるのではないでしょうか。

鳥越九郎氏(本名:二瓶誠)は2013年に80歳で逝去。多くのペンネームを使ってユーモアあふれる作品を発表されました。

作意:51飛成、61角、同龍、同玉、63飛成、62飛、16角、34桂合、同角、51玉、52銀、42玉、43角成、31玉、42馬、同玉、34桂、32玉、43龍、21玉、23龍、31玉、22龍まで23手詰


ネット作品展の投稿受付は8月20日(土)が締切です。
解いて楽しい作品をお持ちの方、投稿をお待ちしています。
完全作はすべて掲載させていただく予定ですので、よろしくお願いします。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F 多目的ルーム(広い部屋です)
[課題] 「すらすら解ける20手台
作品の投稿先 ⇒ blogsokikaitusin@gmail.com
※宛先に注意してください。
*********************************************************************
以上

「ネット作品展」作品投稿受付中!!

「ネット作品展」作品投稿受付中!!

■創棋会の次回課題はネット作品展「すらすら解ける20手台
開催要領は以下のとおりです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
♪♪♪♪♪ ネット作品展すらすら解ける20手台 ♪♪♪♪♪
・ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に開催。
※応募作を一斉に出題する予定。
作品投稿は下記アドレスで受付
blogsokikaitusin@gmail.com
★いつもの投稿先ではないのでご注意ください。
※投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
※ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
※投稿締切は8月20日(土)。

「やさしい中編作の発表の場が少なくなった…」と感じている方、「メールなら気軽に投稿できるのに…」とお考えの方、投稿をお待ちしています。
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また、次々回課題は以下のとおりです。
課題:「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
投稿先: sokipara@yahoo.co.jp
締切:10月例会(10/21)
作品展:詰パラ12月号


さてネット作品展の投稿受付は8月20日(土)が締切です。
完全作はすべて掲載させていただく予定ですので、投稿をお待ちしています。

ということで、今回は「すらすら解ける20手台」の「合のつく手筋」を含む作品を紹介させていただきます。

最初は、以前紹介した相馬康幸さんの作品集から楽しい趣向作を。

相馬康幸作(詰パラ1983年7月、『Collection』№23)
相馬康幸_パラ198307

初手は62角成の一手。
93玉なら71馬までなので、玉方は84に捨合(変則合) して延命を図る。
金や桂は同香で簡単。銀も同香~83香成から84銀と打ち替えて、71馬があります。
角は、同香、93玉に71馬とし、84玉に62角から73の合を取って62馬とすれば詰みます。
正解は香合です。

<2手目 84香合>
相馬康幸_2手84香

ここから同香~83香成と捨て、85飛として、もう一度合駒を訊きますが、同じように香合が最善です。

<8手目 84香合>
相馬康幸_8手84香

ここから同じように進めて、85香として、もう一度合駒を訊きますが、今度は香が品切れなので角合が最善となります。

<14手目 84角合>
相馬康幸_14手84角

数手進めて、85香とした局面。今度の合駒は香合が最善です。

<20手目 84香合>
相馬康幸_20手84香

先ほどとは違い持駒に角がありますので、72角とするのが決め手。
馬も捨ててきれいな収束です。

持駒なしの状態から、香、香香、香角と、合駒を繰り返して持駒を変換するという楽しい趣向作でした。

作意:62角成、84香合、同香、93玉、83香成、同玉、85飛、84香合、同飛、93玉、83飛成、同玉、85香、84角合、同香、93玉、83香成、同玉、85香、84香合、72角、同銀、84馬、82玉、83香、91玉、73馬、同銀、81香成まで29手詰


続いて若島正さんの作品から一局。
若島正作(京都民報1983年1月、『盤上のファンタジア』第57番)
若島正_京都民報198301

初手26飛が目につくが、15玉、46飛のときに37桂成と角を取られて詰まない。
そこで56龍といきなり捨てるのが好手。
36歩合なら、26飛、15玉、36飛、37桂成、65龍がある。
同金と取らせて金の質駒を作ることが出来たので、26飛から56飛の開き王手が成立。
今度は16金があるので37桂成と出来ず、26に歩の捨合(変則合をして頑張る。

<6手目 26歩合>
若島正_6手26歩

ここで手筋風に16金から26飛としても打歩詰となってしまうので、黙って同角と取り、16玉に37角と開き王手する。
36に何を合しても26金で詰んでしまいそうだが、36馬と移動合する手があった。

<10手目 36馬>
若島正_10手36馬

同飛は27玉で逃れるので26金から清算すると、今度は角が手に入ったので24角から打歩を打開。
とどめは27飛と引いて三度目の開き王手

捨合(変則合)や移動合が織り込まれていますが難解ではなく、三度の開き王手も、37角と56飛、56飛と37角、37角と27飛と、バッテリーの入れ換えで、リズムのある楽しい作品でした。

『盤上のファンタジア』(河出書房新社、2001年)は若島さんの三冊目の作品集。

作意:56龍、同金、26飛、15玉、56飛、26歩合、同角、16玉、37角、36馬、26金、同馬、同飛、15玉、24角、同桂、16歩、同桂、27飛、37桂成、24銀不成まで21手詰


最後は「メタ新世界」の作者として有名な山本昭一さんの作品。
山本昭一作(パラ1974年12月、『怒涛』第32番、古今中編名作選Ⅰ 第140番)
山本昭一_パラ197412

入玉形だが盤面は5枚と簡素。
よく見れば、使用駒各1枚の七色図式だが、それはおまけ。
本作は、創棋会の課題「合駒に関するテーマ」に応募されたものです。

初手は59飛と活用する。29合は18金まで。28玉も29香で簡単。
そこで玉方は39角合中合の妙手で応える。

<2手目 39角合>
山本昭一_2手目39角

これは取るしかなく、同飛、28玉に、17角が好手。
取れば18金までなので27玉と銀を取ったところでは、上部が広そうに見えるが、28香で意外と狭い。37桂も良く利いていて36玉なら45角がある。
ここで16玉とかわす手には、43角、17玉、16角成、同玉、19飛とする好手順がある。
作意は17玉とし、27金から29角とします。
47角とと金を取っての開き王手に、18玉と逃げては47とがなくなったので、29角から83角成で詰んでしまうので、29に捨合(変則合で逃れようとします。
頭に利く駒は、同飛から19に打って簡単なので角合が正解。

<14手目 29角合>
山本昭一_14手目29角

以下は、同飛と取り、17金から18歩として離し角の収束となる。
二度にわたる角合を、中合と変則合で表現した好作でした。

山本昭一氏は看寿賞を二度受賞されたが、2002年に46歳という若さで逝去。
1982年に発表された「メタ新世界」(941詰)は当時の最長手数記録を更新した作として有名。
『怒涛』は没後に平井康雄氏がまとめられた作品集。

作意:59飛、39角合、同飛、28玉、17角、27玉、28香、17玉、27金、18玉、29角、19玉、47角、29角合、同飛、18玉、17金、同玉、18歩、同玉、63角、17玉、27角成まで23手詰


作品は発表することで多くの方の目に触れ、解答募集形式であれば他者の評価を受けることもできます。
「やさしいから投稿をためらっている」「紙で投稿するのは面倒」という貴方、是非とも投稿してください。


***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F 多目的ルーム(広い部屋です)
[課題] 「すらすら解ける20手台
作品の投稿先 ⇒ blogsokikaitusin@gmail.com
※宛先に注意してください。
*********************************************************************
以上