ネット作品展開催と次々回の課題

■第32回全国大会
全国大会は7月17日(日)です。開催まで1ヶ月を切りました。
今年は倉敷開催。新刊出版のニュースもちらほら。
http://toybox.tea-nifty.com/taikai/ (詰将棋おもちゃ箱)
また、詰パラHPで看寿賞の先行発表がありました。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsumepara/contents/4appre/kanju/kanju15.htm
今から当日が待ち遠しいですね!

■創棋会作品展への解答
詰パラ6月号の創棋会作品展(18P)。課題は「成生の態度保留や態度打診」。
好作の応募多数で、厳選の4作品。解けば納得の好作ばかりです。
ぜひチャレンジしてください。
解答締切は6月末日です。1問でも解ければ解答をお願いします。


■創棋会、今後の予定
さて前回のブログ(6/19例会報告)で、ネット作品展と次々回課題についてお伝えしましたが、今後の予定を簡単に列記します。

・次回課題「すらすら解ける20手台
8月例会が応募の締切です。
作品展は本ブログで開催します。
開催要領は後記のとおりです。

・次々回課題「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
10月例会が応募の締切です。
作品展は詰パラ12月号です。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
例題を後記のとおり紹介させていただきます。

ネット作品展「すらすら解ける20手台」の開催について
「やさしい中編作」の発表の場が少なくなったと感じている方は結構多いのではないでしょうか?またネットでの作品発表も盛んになっていますので、創棋会でもそういう場を作りたいと考え、ネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催することといたしました。

・作品展は本ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に開催。応募作を一斉に出題する予定。
・作品投稿は下記アドレスで受付。
blogsokikaitusin@gmail.com
※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
※ 投稿締切は8月20日(土)。

■次々回課題「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)について
作品展担当の則内さんから、早速、例題が届きましたので紹介させていただきます。
例題(則内氏)

形が少し広がっていて、ややとっつきにくそうです。
2枚の角がにらみを利かしていますが、44玉や25玉から脱出されるのを防ぐには45飛しかありません。
24玉の一手に36桂とすれば同香と取る一手。
そこで狙いの46角が飛び出します。
同銀と取れば、44飛~43飛成として持駒に銀があるので簡単です。
玉方はここで抵抗の妙技を出します。それが35歩合です。
その心は同角と取らせて25から脱出を図ろうというものです。
<6手目:35歩合>
例題(則内氏)35歩合

この35歩合のように玉の隣に捨てる合駒を「変則合」と呼びます(単に「捨て合」と言うこともあるようですが)。
森田正司さんの作品集『春霞』では、「変則合」について次のように書かれています。
「玉から一間以上離して、玉方駒の利きのないところに捨て合をする中合と区別して、玉の隣でも詰方駒の利きのあるところへ打つ捨て合を『変則合』と呼んでいる。」

作意は35歩合を同角と取り、25玉には24角と開き王手します。わざと取られるところに一間だけ動くのがユーモラスですが、16玉に15飛を用意したものです。
24同玉には25銀と上部を押さえ、13玉に43飛成としたとき、またも玉方に抵抗の妙技が出ます。33歩の中合です。
単に12玉と角を取ると13歩で簡単なので、龍を近づけて打歩詰で逃れようというものです。
例題(則内氏)33歩合

攻め方もこれを取っては打歩詰を解消するのは難しいので、23角成から24歩と打ち替えの好手段で応じます。
24に拠点を築いたことで、12玉に32龍の追撃が可能になります。
ここで玉方の最後の抵抗が22銀の移動合です。
例題(則内氏)22銀

しかし玉方の抵抗もここまで。23歩成から22龍と、移動した銀を奪えば12銀迄の詰みとなります。
3通りの合の手筋を駆使し、二枚の角捨てや打ち替えを織り込んだ好作と思います。

作意:45飛、24玉、36桂、同香、46角、35歩合、同角、25玉、24角、同玉、25銀、13玉、43飛成、33歩合、23角成、同玉、24歩、12玉、32龍、22銀、23歩成、11玉、22龍、同歩、12銀まで25手詰

「合のつく手筋」はまだまだたくさんあると思います。『造語も可』としていますので、創意あふれる作品の投稿をお待ちしています。
※投稿締切:10月例会(10/16)
投稿先: sokipara@yahoo.co.jp
作品展:詰パラ12月号


***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「すらすら解ける20手台
作品の投稿先 ⇒ blogsokikaitusin@gmail.com
※宛先に注意してください。
*********************************************************************
以上
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例会報告(6/19)

◆例会報告
6月19日(日)13:00より大阪市立港区民センターで第261回創棋会例会が開催されました。
参加者は次の皆さんです(順不同)。

参加者:上田吉一、小林徹、柴田昭彦、則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、中出慶一、中村宜幹、濱田博、広瀬稔、古川剛士、吉松智明(以上12名)

例会風景①
左から、中村、鳥本、中出、谷本、古川、柴田、上田の各氏

例会では、課題作「駒配置5×5内の風船図式」(9月号掲載)の選考を行いました。
初投稿の方もあり、課題にふさわしいかどうかといった角度からも意見交換が行われ、4題が決まりました。
発表は9月号です。どうぞ楽しみにしてください!

また、ネット作品展「すらすら解ける20手台」の開催が決まりました。
詳細は、あらためて案内させていただきます。
※これは次回課題となります。8月例会開催日が応募の締め切りです(6/24追記)

次回課題(12月号掲載)については次の通りとなりました。
合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
「合のつく手筋」は山のようにあると思います。
『造語も可』としますので、創意あふれる作品の投稿をお待ちしています。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
※こちらは次々回課題となります。10月例会開催日が応募の締め切りです(6/24追記)

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「すらすら解ける20手台
応募方法などはあらためてブログでお知らせします
*********************************************************************
以上

(続)創棋会例会は6月19日(日)です。

(続)創棋会例会は6月19日(日)です。

■創棋会例会(6/19)の開催場所について
創棋会例会、今月は6月19日(日)に開催されます。
開催場所は、大阪市立港区民センター(大阪市港区弁天2-1-5)です。
※関西将棋会館ではありませんので、ご注意ください。
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
地下鉄中央線またはJR環状線の「弁天町駅」から徒歩7分。
※多数のご参加をお待ちしています。

■創棋会作品展への解答
詰パラ6月号の創棋会作品展(18P)。課題は「成生の態度保留や態度打診」。
好作の応募多数で、厳選の4作品。解けば納得の好作ばかりです。
ぜひチャレンジしてください。
1問でも解けた方は、解答をお願いします


■「風船図式」
創棋会、今回の課題は 「駒配置5×5内の風船図式」 です。
「風船図式」とは「四周(1・9筋と一・九段目)に置き駒がないもの」です。
それを「5×5」というスペースで創っていただきたいというのが今回の課題です。
作家の皆さん、好作の投稿をお待ちしています。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp

■作品紹介
それでは課題にマッチした作品を紹介させていただきます。
今回はまず過去の創棋会の作品を紹介させていただきます。
4月末のブログでは『※創棋会でも1973.8に課題になっているようですが、不勉強のためどのような作品が出題されたのかわかりません。』と記したのですが、データをお持ちの創棋会会員から図面を提供いただきました。ご提供くださった会員には、あらためて御礼申し上げます。

柴田昭彦作:詰パラ1973年10月
柴田昭彦作パラ197310

作意:55馬、同銀、66桂、同銀、63銀打、64玉、56桂、同と、53角成、同玉、44龍まで11手詰
柴田昭彦作詰上り

何か出そうな初形ですが、期待通りに詰め上がり「0」の字になります。
初手は駒取ですが、持駒の桂を上手く捨て、最後は要の44角も捌いて気持ちの良い詰め上がり。


藤倉満作:詰パラ1973年10月
藤倉満作パラ197310

作意:53飛、64玉、73飛成、65玉、76金、54玉、44銀成、同銀、65金、同玉、66香、同と、64馬まで13手詰

詰形が見えにくい初形だが、53飛から入るしかなく、76金、44玉まで決めたところで、
44銀成、65金、66香と気持ちの良い捨駒が続きフィニッシュ。


折角ですから創棋会の大ベテラン、中出さんの作品も2作紹介させていただきます。
いずれも同氏の作品集「想春譜」に収録されています。

中出慶一作:将棋マガジン1981年12月(「想春譜」第32番)
中出慶一作マガジン198112

作意:53桂成、同玉、45桂、52玉、43角、同歩、53桂成、同玉、63金まで9手詰

駒の打ち換えがテーマ。65桂を45に打ち換えることで33銀に紐がつき、5手目43角の巧打が実現。二度の53桂成がリズミカルな軽快作。

中出慶一作:詰パラ1984年12月(「想春譜」第54番)
中出慶一作パラ198412

作意:65金打、同銀、54金、同玉、55歩、同玉、44銀打、同歩、64銀生、54玉、53桂成まで11手詰

都玉の小駒図式。取れる駒を取らずに65金打から54金と捨てるのが味の良い導入。以降も55歩や44銀打などの捨駒を使ってうまくまとめた。

***【今月の例会】*****************************************************
[日時] 2016年6月19日(日)13時~
[場所] 大阪市立港区民センター
(大阪市港区弁天2-1-5、地下鉄中央線・JR環状線「弁天町駅」徒歩7分)
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
※関西将棋会館ではありませんのでご注意ください。
多数のご参加をお待ちしています

[課題] 「駒配置5×5内の風船図式」 (29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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創棋会例会は6月19日(日)です

創棋会例会は6月19日(日)です。

■創棋会例会(6/19)の開催場所について
創棋会例会、今月は6月19日(日)に開催されます。
開催場所は、大阪市立港区民センター(大阪市港区弁天2-1-5)です。
※関西将棋会館ではありませんので、ご注意ください
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
地下鉄中央線またはJR環状線の「弁天町駅」から徒歩7分。
※多数のご参加をお待ちしています。

■「風船図式」
創棋会の次回課題は「駒配置5×5内の風船図式」です。
「風船図式」とは「四周(1・9筋と一・九段目)に置き駒がないもの」です。
それを「5×5」というスペースで創っていただきたいというのが今回の課題です。
作家の皆さん、好作の投稿をお待ちしています。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp

■作品紹介
それでは課題にマッチした作品を紹介させていただきます。
今回は、前回紹介した田中至氏の「詰将棋考」と門脇芳雄氏の「曲詰百歌仙」から盤面象形の作品を紹介させていただきます。

田中至作:「詰将棋考」自選曲詰50局集 第12番(1983年6月刊)
田中至12番

作意:54飛、同玉、45角、同龍、55香、同龍、44金引、同龍、45金、同龍、55香、同龍、43銀打まで13手詰

盤面象形です。盤の中央での密集図形は類例が少ないのではないでしょうか。
手順は、駒取が二回ありますが、43金の邪魔駒消去を織り込んで、龍の翻弄が楽しい作品です。


門脇芳雄作:朝日新聞1966.01.05(「曲詰百歌仙」第80番の参考図)
門脇芳雄「新生日本」

作意:45金、同と、56金、同玉、45銀、46玉、55角、同玉、56金、64玉、54銀成、同金、65歩、同金、同金、同玉、63飛成、同と、66香、同玉、56金まで21手詰

初形「日の丸」です。詰め上がりが「日の丸」になる作品と表裏一体で朝日新聞に掲載された作品。
45金から56金が上手い序奏で、と金を奪い、55角で呼び戻した後も54銀成から打歩詰を解消して、最後は飛車も捨てて詰め上がる。手順は軽快で、囲い駒も動き、解後感は悪くありません。
先に紹介した、山田修司作(1965年)、柳田明作(1985年)と比較してみるのも面白いかもしれません。


もう一作、著名作家の作品集から紹介させていただきます。
村山隆治作:近代将棋1965年4月号(「五風十雨」第54番)
村山隆治「15」

作意:56歩、同龍、44銀、同玉、55角、同玉、35飛成、同桂、45金打、同龍、同金、56玉、55飛まで13手詰

近代将棋の発刊15周年記念の曲詰に入選された作品とのこと。
56に龍を呼んでからの、44銀・55角が爽快な手順。35飛成も気持ちの良い一手。詰め上がりはちょっと珍しい感じです。
村山隆治氏は、2013年に89歳で亡くなられましたが、「詰将棋教室」「詰将棋を楽しむ本」(いずれも金園社)などの著作で有名です。

***【次回例会】*****************************************************
[日時] 2016年6月19日(日)13時~
[場所] 大阪市立港区民センター
(大阪市港区弁天2-1-5、地下鉄中央線・JR環状線「弁天町駅」徒歩7分)
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
※関西将棋会館ではありませんのでご注意ください。
多数のご参加をお待ちしています

[課題] 「駒配置5×5内の風船図式」 (29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上