【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<3回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<3回目>

結果発表が滞っているうちにチューリップが満開になっていました。
第3回

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<3回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台PartⅡ~実戦に役立つ詰将棋~」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、馬屋原剛、奥鳥羽生、金少桂、久保紀貴、則内誠一郎、占魚亭、
   竹中健一、中出慶一、福原徹彦、松尾裕、山路大輔、山本勝士

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 実戦に役立つ手筋満載の作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

 それでは結果発表の3回目です。

② 則内誠一郎作
③

【作意】32銀生、22玉、24香、同金、13金、同桂、23香、同金、12金、同玉
  21銀生、22玉、32とまで13手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.30、A:4、B:5、C:1、
  誤解:0、無解:1、無評価:1

★実戦型。小駒図式ですが、手駒も豊富で、手を出したくなる形です。
 34金から俗に攻めるのは駒が足りないようです。
 36銀が上部を塞いでいるので、32銀不成と活用するのが筋です。
 12玉と安全そうなところに逃げたくなりますが、それは23金打から14香が好手筋で13合なら21銀不成から32とまでの詰みです。
 危なそうですが22玉と引くのが粘りのある受け。
 23金から清算するのは駒が足りませんし、21銀成では23玉で34から4筋への脱出が止まりません。
 22玉には24香が巧い打診。
 23合なら21銀成ですから同金の一手ですが、そこで13金と焦点に捨てるのが三手一組の好手順。
 同玉なら14香があります。また同香には23香、同金としてから21銀成とすれば12玉に11金と打つことが出来て詰みます。
 最善は13同桂ですが、今度は23香と捨て、同金に12金が好手。
 同香なら21銀成の一手詰ですから同玉と応じますが、21銀不成と二段活用して、22玉に32とまでの詰み。
 持駒の金と香の捨て方、43銀を不成で二段活用するあたりは、実戦に応用できる手順ではないかと思います。

山路大輔:12金捨ては詰将棋では珍しい一手ではないが,実戦では見落としてしまいそう。

★12金は習いある詰手筋ですが、唯一の持駒を手放す不安はあります。
 この形をぜひ覚えてください。

福原徹彦:詰上がりは実戦型詰将棋でよく見る形。そこに至るまでの3段目を埋める手が上手い。

★13金と捨て同桂、23香と捨て同金で退路防止完了。
 退路封鎖は実戦の寄せでも大切ですね。

山本勝士:13金は凄い、既成の12金とドッキングさせたのがうまい

★13金の一手で手順が引き締まった感じですね。

中出慶一:実戦型で守備金を24に呼んでから詰める手触りが、収束手順と相まって良いですね。(教材に最適?)

占魚亭:24香~23香が好手順。

★守備金のミニ翻弄です。

竹中健一: 短評:うまい手作りですね!

有吉弘敏:捨駒の組み合わせがすごく上手い。

★24香~13金~23香~12金の4連続は捨駒の妙技。
 実戦でこういう手が指せたら、さぞ爽快でしょうね。

馬屋原剛:36銀が取り残されるので初手を削りたいが、紛れが減るか。

★初手は後の21銀不成を見た不成の活用。作者としては入れたい一手だったことでしょう。

金少桂:某有名古図式の復習用。やはり退路を捨て駒で塞ぐことが肝要。

★某有名古図式は次図ですね。
 この収束に持ち込むまでの手順に妙味が求められますが、24香から13金は好手順。

待宵1番
松宵1番

久保紀貴:予想通り最後は例の形に。綺麗な逆算だと思います。

★この初形から詰キストは12金を予想するのですが、そこにいくまでの手作りが作者の腕ですね。

奥鳥羽生:24香から13金は秀逸、他の手順も含め「詰将棋」には大いに役立つだろう。人生にも実戦にも思いがけない妙手はあるもの。

★思いがけない妙手に出会うのも普段の取り組みがあればこそ。
 パスツールという有名な細菌学者の名言に「幸運は用意された心のみに宿る(Chance favors the prepared mind)というものがあるそうです。~Wikipediaより引用~

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】**********************************************
[日時] 2018年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
  大阪市福島区吉野3‐17‐23
    地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません

***【次々回例会】*************************************************
[日時] 2018年8月19日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
        https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「すらすら解ける20手台 PartⅢ」(予定)
   募集要項はあらためて案内させていただきます。
***************************************************************
以上
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【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<2回目>

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<2回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台PartⅡ~実戦に役立つ詰将棋~」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、馬屋原剛、奥鳥羽生、金少桂、久保紀貴、則内誠一郎、占魚亭、
   竹中健一、中出慶一、福原徹彦、松尾裕、山路大輔、山本勝士

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 実戦に役立つ手筋満載の作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

 それでは結果発表の2回目です。

② 西村 章作
②

【作意】24桂、13玉、22銀、同玉、33銀、同桂、11飛成、同玉、13香、21玉、12香成まで11手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.09、A:1、B:10、C:0、
 誤解:0、無解:1、無評価:0

作者のことば
 初手手筋の24桂打ち。13玉の逃げには銀の連打で桂をつりあげ11飛成と切るのが実戦的な好手で狙いの一手。

★端正な実戦型。いかにも実戦に出てきそうな初形。
 実戦なら32飛成として22合に次の手を考えるということもありそうですが、平凡に22香合くらいで続きません。
 詰将棋ですから、13銀や24桂と捨てる手を考えたいところです。
 13銀は同桂なら21銀があり、同玉なら25桂があるのでいかにも本筋のようですが、25桂跳には24玉、25桂打には12玉で続きません。
 正解は24桂です。
 これは同歩なら32飛成として22合には23銀を見ていますから、13玉とかわす一手。
 25桂は24玉で逃れますから22銀と捨てます。
 今度24玉なら35や25から銀を打って詰みますから、22同玉と取ります。
 32飛成とやってしまうと13玉で銀一枚では続きません。
 33銀と捨てるのが巧い手です。
 13玉は25桂がピッタリなので33同桂ですが、そこで11飛成と香を取るのが好手順。
 同玉に13香と離して打てば21玉に12香成までの詰みとなります。

金少桂:一段目の飛で隅の香を取って玉を下段に落とす筋は実戦にも応用範囲が広い筋。
 玉を下段に落とせば奪った手駒の香が強力な武器となる。

★「玉を下段に落とせ」は実戦でも応用の利く手筋。

山路大輔:11飛成が実戦感ある一手でした。

★端の桂香を奪って寄せるのは実戦でもよく出てくる手です。

山本勝士:やや絶連の感あるも、香取る発想面白い

★33銀と捨てて11の香を取るのが逆モーションで、すぐには気づかないところです。

有吉弘敏:わかりやすいですが、役立つと思います。

★シンプルな表現。

竹中健一:これは覚えておきたい手筋ですね!

★「香を離して打つ」収束に持ち込む流れは覚えて損のない手順。

占魚亭:初手の歩頭桂が最後まで活きる手順。

★駒の打ち場所を作る桂捨てが離し香の拠点になりました。

馬屋原剛:初手の第一感は13銀だった。

★13銀の紛れがあるので、5手目の33銀が引き立ちます。

久保紀貴:33銀が打ちにくい。収束はあまり見たことがないような気がします。 

★最後のカナ駒ですから11飛成が見えないと指しにくいですね。

中出慶一:きれいな実戦型から飛を消す収束の運びを学びたいですね。

★駒取であっても大駒を捨てるのは気持ちが良いですね。

福原徹彦:手なりで解ける。よく見ると37桂も実戦的配置。

★詰上げれば流れるような軽快な手順。自然な棋形にも好感。

則内誠一郎:いかにも実戦。30秒将棋で読めますか?

★実戦なら一目では無理…

奥鳥羽生:二上達也作実戦型57角限定打を思い出させる初形。もちろん持駒も違い、こちらは銀捨てから飛を消してキレイに詰上げる。人生も実戦も最後はキレイにしたいもの。

★二上さんの作品は次図かと思います。

二上達也作 『将棋魔法陣』番外3番
二上_番外2

【作意】24桂、13玉、22銀、24玉、57角、15玉、35飛成、16玉、25龍、17玉、
  39角、28銀、同龍、16玉、17銀、15玉、26龍まで17手詰

 5手目57角が11手目39角を見た限定打。
 3手目22銀に同玉は32桂成、13玉、35角、24歩、25桂以下。
 また6手目46歩合は同角以下作意と同様に追って17玉に18歩で早い
 収束の乱れは作者自認で棋形を優先。


■創棋会の次回課題「ダブル不成」
 さて創棋会の次回課題は「ダブル不成」です。
 4月例会で選考の上、詰パラ6月号の作品展に掲載の予定です。
 「ダブル不成」の解釈は自由です。
 双方不成、二種不成、同一地点に不成二回、等々、多彩な表現が可能かと思います。
 創意あふれる作品をお寄せください。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
   大阪市福島区吉野3‐17‐23
    地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません
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blogsokikaitusin@gmail.com
以上

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>

■解答選手権~チャンピオン戦~3月25日(日)に開催されました。
 今年の参加者は過去最多の105名。
 諸事情を考慮して東京・大阪・名古屋の三会場で開催したのも初の試み。
 そして藤井聡太さんの四連覇!
 ただ一人の満点という快挙でした。
 藤井さんが優勝された名古屋会場の様子はテレビでも取り上げられていましたが報道陣の多さは、29連勝のときのフィーバーにも匹敵する雰囲気。
 このような盛り上がりを支えた各地の運営スタッフの努力に、あらためて敬意を表したいと思います。
 初級一般戦も4月7日(土)に開催されるが、今年は開催場所が大きく増えました。
 すでに満席となっている会場が続出とのこと。
 こちらも盛り上がりが定着し、詰将棋愛好家が増えることを祈念します。


■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台PartⅡ~実戦に役立つ詰将棋~」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    有吉弘敏、馬屋原剛、奥鳥羽生、金少桂、久保紀貴、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、中出慶一、福原徹彦、松尾裕、山路大輔、山本勝士

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 実戦に役立つ手筋満載の作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

それでは今日から出題順に結果発表を行ってまいります。

① 奥鳥羽生作
①

【作意】43歩、32玉、23銀、同玉、34金、22玉、13馬、同玉、15香、同と
  23金打、14玉、24金まで13手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.45、A:5、B:6、C:0、
  誤解:0、無解:1、無評価:0

作者のことば
 詰将棋創作を始めて最初に作ろうとしたのが13角成捨てという、うん十年前の思い出。
 結局大したものはできなかったが。
 本作は角成ではなく馬ですが、
  ・香で取れば、12地点が空く。(23金、11玉に対し12香を可能に)
  ・桂で取れば、33への利きがなくなる。(23香、32玉に対し33金を可能に)
  ・玉で取れば、香に打ち替え12へ利きを作る。(22玉なら、23金、11玉に対し12金を可能に)
 という意味です。
 実戦に役立つかは疑問ですが、昭和50年代に一二三先生の矢倉で13角成で詰みという実戦があったはず。?
 人生でも実戦でも若い頃の情熱を忘れずに。

★玉方の金銀桂香が自然な配置。
 玉を左に逃がしたくないので53から金銀を打ちたくなりますが、それでは駒が足りなくなります。
 43歩と叩くのがいかにも実戦的な一手。
 同玉なら34銀と打ってピッタリ詰みます。
 32玉と寄って抵抗しますが、23銀と捨てて同玉に34金と拠点を築きます。
 32玉は23金打の一手詰、14玉も24金打がありますから、22玉とするしかありません。
 ここであわてて23香と打つのは32玉と寄られて詰みません。
 13馬とスパッと捨てるのが気持ちの良い一手。
 同香や同桂は今度こそ23香と打って詰みます。
 同玉と応じるしかありませんが、15香が決め手です。
 同と と取らせて、23金打から24金までの清涼詰となりました。

金少桂:金銀の枚数が限られているので駒効率の良い寄せ方が求められる。1枚不足気味のところ13馬捨てが絶妙。

★13馬は焦点の捨駒。

有吉弘敏:13馬が好手。

馬屋原剛:13馬が決め手

占魚亭 :7手目13馬が決め手。

竹中健一:13馬の飛び込みが決め手ですね!

山本勝士:13馬の味すこぶる気持ち良し

★13馬に好評価が集中!

久保紀貴:軽い手から始まり、13馬が指のしなる決め手! 

★歩、銀と捨て、大駒捨てという盛り上がりのある巧い演出。

則内誠一郎:見た目すっきり。13馬には驚きました。

★形が良いことも主役を引き立てています。

中出慶一:馬から金への攻撃主役交代が旨く行っています。

★序奏は馬の長い足を活かして、13馬捨で主役交代。

福原徹彦: 13馬と飛び込む手が詰棋的にも実戦的にも感じの良い手。

★こんな手が実戦で出たらどれだけ気持ちがいいでしょうか。

山路大輔:13馬が強烈。実戦に出てきてもおかしくない好作。

★作者が若い頃の情熱を大切にしてきたからこそ生まれた一局でしょうか。
 加藤一二三さんの13角成は、ちょっと見つからなかったのですが、次の一局が収束即詰みに打ち取った将棋で記憶に残っています。終盤だけ手順を記します。

 第24期A級順位戦(昭和45年2月3日)
 先手:加藤一二三八段、後手:有吉道夫八段

<96手目:後手19飛…後手の持駒は歩一枚>
加藤vs有吉

 図は19飛と打たれて詰めろ角取になっている。
 加藤はすでに一分将棋だが、ここから即詰みに打ち取った。
 32と、同玉、24桂、同歩、23銀、同玉、24歩、13玉、23金、14玉、15歩、同飛成、同銀、同玉、25飛まで111手で加藤の勝ち。
 途中24歩と取り込むのが好手。

■創棋会の次回課題「ダブル不成」
 さて創棋会の次回課題は「ダブル不成」です。
 4月例会で選考の上、詰パラ6月号の作品展に掲載の予定です。
 「ダブル不成」の解釈は自由です。
 双方不成、二種不成、同一地点に不成二回、等々、多彩な表現が可能かと思います。
 創意あふれる作品をお寄せください。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
  https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成」
投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
  大阪市福島区吉野3‐17‐23
    地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません
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blogsokikaitusin@gmail.com
以上

「教材に使える10手台」partⅡの出題

■「教材に使える10手台」partⅡの一斉出題
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」、たくさんの投稿をいただきました。作家の皆さま、ありがとうございました。
 創棋会例会で選考の結果、以下の11題を出題させていただくことになりました。
 出題作の作者は次の9名の方々です。あらためて感謝申し上げます。
 (敬称略、作品順ではありません、複数作投稿された方もいらっしゃいます)。
  奥鳥羽生、金少桂、則内誠一郎、妻木貴雄、中出慶一、西村章、
  野曽原直之、山本勝士、吉松智明

 実戦に役立つ手筋が盛り込まれた作品が揃っています。
 解いていただければ詰将棋の面白さや楽しさが伝わると思います。
 1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切 : 3/20(火)
◇解答要領 : A・B・Cの三段階評価短評をお願いします。
※解答いただいた方から若干名に呈賞
 また「力試し」解答者は別枠で1名に呈賞

★図面は次のサイトから取り出すことができます。
  http://firestorage.jp/download/c505c180a09f41928c851f51fd4dd89a1fdfdcc4
  パスワード 「kyouzai2」です。


①


②


③


➃


⑤


⑥


⑦


⑧
   (b) ☖43歩 → ☖35銀
  本題は出題図(a) だけでも結構ですが、ぜひ(b)も解いてください


⑨


⑩

「力試し」
特


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成
       投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
      大阪市福島区吉野3‐17‐23
       地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
       JR環状線野田駅から徒歩8分
         https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 非公開
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    blogsokikaitusin@gmail.com
以上

もうすぐ例会~2月18日~

<もうすぐ例会~例会は2月18日~>

創棋会の次回例会
 次回例会は、2月18日(日)。スタートは13時です。
 場所は、関西将棋会館 4F多目的ルーム。
 会費は千円(学生無料)です。
 課題は、ネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
 多くの方に参加いただき、楽しいひとときを過ごしたいと思います。

創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
 昨年に続いてネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡを開催します。
 今回のテーマは「実戦に役立つ」ことです。
 実戦型や囲い図式、「銀は不成に使え」「玉は下段に落とせ」といった格言の応用、駒の活用方法や寄せの手筋のような実戦に応用できる手筋など、表現は自由です。
 詰将棋が実戦に役立つだけでなく、面白く楽しいものだと感じていただけるような作品をお寄せください。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は2月17日(土)
・2月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で2月下旬に一斉出題します。

☆4月例会の課題は「ダブル不成」(6月号作品展)。
 「ダブル」の解釈は自由です。双方不成、同じ駒を二度不成、同一地点に二種不成などさまざまな表現があると思います。


■「教材に使える10手台」PartⅡ
 昨年2月にネット作品展「教材に使える10手台」を開催しました。
 詰将棋との出会いは人それぞれですが、多くの人に詰将棋の楽しさ、面白さを伝えられるような教材が作れるといいのではないか、そういう想いから、この企画を考えました。
 そのときの条件は『教え易い、分かり易い、覚え易い』というものでしたが、出品された作品は、初心者向けから上級者向けまで、不成や打ち換え、合駒といった基本手筋から、スイッチバックやアンピン、遠打ちや趣向といったちょっぴり高級なものまで、また実戦型から大道棋まで幅広い分野の好局が揃いました。

 今回は少し切り口を変えて、実戦派にも詰将棋の面白さを知ってもらうために、「詰将棋は実戦の役に立つ」ということを、作品を解いたり鑑賞したりすることによって感じ取っていただけないものかと考えました。
 「読みの力を鍛える」「詰み形を覚える」といった目的で詰将棋に取り組むのはいいのですが、修練のためだけに詰将棋をやるのはもったいないと思いませんか。詰将棋にはもっと面白く楽しい謎解きの世界があります。
 そうは言っても詰将棋に親しんでもらわなければ始まりませんので、解いて楽しい作品を用意し、解くことを通じて実戦の役にも立つということを感じ取ってもらい、詰将棋を好きになってもらう、そういう作品を集めたいと考えた次第です。

 それでは、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

金田秀信作 旧王将1950年1月号(『古今短編詰将棋名作選』第39番)
金田秀信_短編№39

 ほれぼれするような好形作品です。
 好形の条件というのは色々ありますが、面積、使用駒数だけでなく、自然さも重要な要素。実戦型というのは自然さの一つの要素です。
 他には本作のように、成駒がない、当り駒が少ないといった点もポイントになります。
 さて本作は73からの脱出が見えていますが、63飛成から85龍と52角の力を活かして詰むことに気づけば、心配することはありません。
 しかしいきなり73銀と攻めては、同玉、63飛成、82玉で、もう一押しが出来ません。
 72金と捨てて84桂と打つのが好手順です。

<3手目:84桂>
金田秀信_短編№39_84桂

 84桂は同歩と取れば63飛成から83銀と打つことが出来ます。
 桂を捨てて駒を打つスペースを作る のは応用の幅が広い手筋です。
 73玉は63飛成がありますから、82玉と寄って凌ぎます。
 ここで73銀と捨てるのが、好手筋。

<5手目:73銀>
金田秀信_短編№39_73銀

 84桂の楔があるので、今度は同玉と応じれば63飛成から72龍までです。
 同桂と取るしかありませんが、そこで81飛成と捨てるのが決め手です。
 同玉に63角成とすれば、82玉、72馬までの詰み。

 72金から84桂という好手順で手がかりをつけ、焦点に捨てる73銀から最後は81飛成と大駒を捨ててフィニッシュ。軽快な作品でした。

【作意】72金、同玉、84桂、82玉、73銀、同桂、81飛成、同玉、
   63角成、82玉、72馬まで11手詰


山中龍雄作 将棋世界1969年3月号(『山中龍雄作品集』第23番)
山中龍雄№23

 35龍の睨みがあり、持駒も強力。
 41玉からの脱出に気をつけて攻めればよいので、22金は発見しやすいと思います。
 22金に41玉は61飛、51桂合、32金、52玉、62金、53玉、55龍から駒余りで詰むので、素直に22同玉と応じます。
 こうなれば23金と捨て同玉と取らせれば、24飛や24龍などがあって簡単そうです。
 しかし24飛は13玉とされると、15との守りが強く詰みません。
 24飛に代えて24金と打ってしまうと22玉で全然だめ。
 24龍は12玉で続きません。こういうとき銀が無いと不便です。
 この局面から鮮やかな手順が出現します。
 まず13金と焦点に捨てます。

<5手目:13金>
山中龍雄№23_13金

 13同桂も同香も24飛から32龍です。
 24飛と打つと13玉で逃れるのですが、13を塞いでおくと24飛が有効になるということです。
 13金には同玉とするしかありません。
 ここで12飛と捨てるのが強烈な一手。

<7手目:12飛>
山中龍雄№23_12飛

 13玉に24龍なら12玉で逃れますが、12飛と逃路に先着し、同香なら24龍で詰むというわけです。
 同玉と応じるしかありませんが、32龍と金を取り13玉に24金までの詰み。

 きれいな実戦形から、13金・12飛という目の覚めるような好手筋が飛び出す好作です。

【作意】22金、同玉、23金、同玉、13金、同玉、12飛、同玉、
   32龍、22歩、23金まで11手詰


宮家 隆作 詰パラ1963年9月(『古今短編詰将棋名作選』第110番)
宮家隆_短編№110

 4×4に収まったコンパクトな初形。
 23から銀や角を打つと13玉と上がられて続きません。
 13歩が同桂なら23銀と出来るので良さそうな手ですが、あっさり同玉とされ、23飛と打てるものの12玉と逃げられると13銀には同角と取られて、うまく行きません。
 もう一度初形をよく見ましょう。無い方が良い駒はありませんか?
 そうです34桂が無ければ、ここから角を打って簡単です。
 そうと決まれば34桂を消す一手です。22桂成と捨てます。
 同角は34角ですから同玉と取って、23飛と打ちます。
 12玉と逃げたところで盤面をよく見ると、今度は23飛が邪魔駒になっています!
 22飛成と捨てれば同玉で何をやっているのかわかりません。
 ここは13歩と叩いて同角と取らせ、そこで22飛成と捨てるのが好手順です。

<7手目:22飛成>
宮家隆_短編№110_22飛成

 これは同玉と取る一手。
 そこであわてて23銀と打つと31玉と逃げられ、53角に42金と移動合で受けられるとギリギリ逃れています。23銀で34桂としてもや はり31玉と逃げられ、続きません。
 ここで妙手があります。31角のタダ捨てです。

<9手目:31角>
宮家隆_短編№110_31角

 31角を同金なら23銀の一手詰。
 同玉と取れば、43桂と内、42玉に53銀打までの詰み。

 実戦型に二度の邪魔駒消去を盛り込み、31角の妙手でまとめた好局。

【作意】22桂成、同玉、23飛、12玉、13歩、同角、22飛成、同玉、31角、同玉、
   43桂、42玉、53銀打まで13手詰


岡田 敏作 将棋世界 1986年1月(『万華鏡』第131番)
岡田敏_万華鏡№131

初形を一見して、33金を捨て42馬を働かせる筋が浮かびます。
すぐに23金では同歩で詰まないので、13歩と叩いて同玉と取らせてから23金と捨てるのが正しい手順です。

<3手目:23金>
岡田敏_万華鏡№131_23金

 同歩では25桂と打って早いので同玉と応じます。
 24金と打ち、12玉に13金と打ったばかりの金を捨てるのが気持ちの良い運びです。

<7手目:13金>
岡田敏_万華鏡№131_13金

 同玉に待望の25桂です。
 23玉と寄るのが最善ですが、33馬、12玉に24桂と打ち、21玉となったところで、33の馬が邪魔ですから43馬と捨てるのが決め手。
 同香と取らせて、33桂不成と跳ねれば詰み。
 桂馬二枚の清涼詰です。

 難しい変化や紛れはなく軽快な手順に終始します。解いて気持ちの良い一局です。

【作意】13歩、同玉、23金、同玉、24金、12玉、13金、同玉、25桂、23玉、
   33馬、12玉、24桂、21玉、43馬、同香、33桂不成まで17手詰

 『万華鏡』は1986年に将棋天国社から発行された岡田さんの5番目の作品集。一般図式100局、清涼図式45局、あぶり出し35局の合計180局が収録されています。


柏川悦夫作 近代将棋 1962年4月(『駒と人生』第85番)
柏川悦夫_人生№85

 41から52への脱出路が見えていますが、ちょっと詰み形が見えません。
 31飛から22龍のような手は53玉からどんどん逃げられます。
 重いようでも22飛とするしかなさそうです。
 41玉に31角成と捨てると視界が開けます。
 そこで21飛成としても42玉とされますので、23桂と打つと、41玉なら53桂、同銀、31桂成、同玉、21飛成、42玉、22龍でピッタリ詰むのですが、22玉と飛を抜かれると続きません。
 しかしこの局面で34角がいなければ34に桂を打てます。
 そうです34角が邪魔駒なのです。
 ではどうやって消すか?
 22飛と打って、41玉に23角成とします。
 52玉と逃げられそうですが、41馬と捨てる手がありました。

<5手目:41馬>
柏川悦夫_人生№85_41馬

 41馬に61玉とされても51角成とすれば、72玉に62飛成として大駒三枚の威力で詰みます。
 41馬は同玉と応じるしかありません。
 そこで31角成と捨てれば、学習済みの局面です。
 31同玉には、打ちにくいのですが23桂と打ちます。

<9手目:23桂>
柏川悦夫_人生№85_23桂

 41玉には53桂から駒が余って詰みます。この変化も気が利いています。
 22玉と飛を抜かれますが、今度は34桂と打てます。
 32玉とかわせば、31桂成と捌いて、同玉に22龍からの詰み。

 34角の邪魔駒消去を上部追い出しの変化や不利感のある23桂でオブラートに包んだ味わい深い一局です。

【作意】22飛、41玉、23角成、52玉、41馬、同玉、31角成、同玉、23桂、22玉、
   34桂、32玉、31桂成、同玉、22龍、41玉、42桂成まで17手詰

 今回は軽快な手順の実戦型作品などを集めてみました。
 「実戦に役立つ」10手台。指将棋派が詰将棋の面白さを感じられる「教材」に相応しい作品をお待ちしています。


創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年2月18日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/[会費] 千円(学生無料)
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
        投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年4月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室(水無瀬)
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成
       投稿は→sokipara@yahoo.co.jp

  ※課題によって投稿先が異なりますのでご注意ください

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