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詰パラ12月号到着&パスワードクイズ結果発表

<詰パラ12月号到着&パスワードクイズ結果発表>

 勤務先の近所に「少彦名神社」というところがあり、薬の神様「神農さん」を祀っています。そのお祭りが、毎年11月22日~23日に開催されます。
 道修町(「どしょうまち」と読みます)の入り口にシンボルの張子の虎が飾られています。
 夜は御堂筋のイルミネーションに輝きます。
神農さん1

神農さん2

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズの結果発表!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展
 合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、いかがでしたか。
 詰パラ12月号で結果発表(82P)されていますので、解いていない方も是非鑑賞ください。
 連動企画の「パスワードクイズ」、結果稿をご覧いただければおわかりのように、詰上り4文字は「Xmas」でした。

 また詰パラ11月号「ちえのわ雑文集」(26P)でパスワードクイズの追加出題を行いました。
 今回はその結果を発表させていただきます。
 9手以内のあぶり出しが三作でした。

①高縄山ろく作
①高縄山ろく作

 64銀成が見えますが45玉と逃げられると、43飛成と追っても44金合と頑張られると詰みません。
 ここは64飛成とするのが好手。これなら45玉には34龍があります。
 同桂と取らせて、44銀成とこちらに捨てます。同玉なら43飛成、35玉、34龍がピッタリです。
 65玉と逃げるしかありませんが、85飛成の追撃。
 75合は66馬まで。
 さらに56玉とひたすら逃げます。
 あわてて66金とすると同角成とされますから、55龍と捨てるのが決め手。
 同玉に66馬まで「メ」の字が浮かび上がりました。
 緊張感のある詰上りですね。

<詰上り:「メ」>
「メ」

 64飛成、同桂、44銀成、65玉、85飛成、56玉、55龍、同玉、66馬まで9手


②kisy作
②kisy作

 74玉には84馬があるので左側には逃げられません。
 しかし詰形がちょっと浮かびません。
 王手は限られますから香を打ってみます。
 67香と離して打つのは66桂と中合され、同香に74玉で詰まない形。
 ここは65香の短打が良さそうです。これなら同桂と取る一手。
 そこでスッと55銀と捨てるのが好手。これも同玉と応じるしかありません。
 これで45馬と活用します。64玉と引かれたとき、63馬と入ると55玉と戻られて千日手模様。
 しかし盤面をよく見ると64玉には63飛成で詰んでいます!
 何か不思議な詰め上がり。
 珍しい「リ」の字です。

<詰上り:「リ」>
「リ」

 65香、同桂、55銀、同玉、45馬、64玉、63飛成まで7手


③まさ作
③まさ作

 盤面6枚と曲詰としては簡素な初形です。
 36角の俗手では57玉、58龍、46玉、47龍、35玉と逃げられてしまいます。
 14角が妙手の香りのする遠角です。57玉なら58龍、46玉、47龍、35玉、36龍と追って捕まりますし、46玉も47銀、45玉に25龍で詰みます。
 しかし14角には25歩合が中合の妙防。同角とさせてから46玉とかわせば逃れです。
 初手は58銀と拠点を築くのが正解。これには46玉の一手です。
 26龍と行きたくなりますが45玉と銀を取られると続きません。
 ここで13角が好手。35合なら今度こそ26龍です。
 45玉と銀を取りますが、かまわず25龍と攻めます。
 56玉と逃げるしかありませんが、57角成が決め手。
 同馬に55龍まで「|」のあぶり出し。

<詰上り:「|」>
「ー」

 58銀、46玉、13角、45玉、25龍、56玉、57角成、同馬、55龍まで9手

 三文字揃うと「メリー」となりました。
 9月号作品展が「Xmas」ですから、あわせて「メリーXmas」。
 12月の結果発表に合わせた趣向でした。

 それではパスワードクイズに解答いただいた皆様の声を紹介させていただきます。(敬称略、ご了承ください。)

<9月号作品展>
谷川幸永
【解答】Xmas
【メッセージ】正解にたどり着くまでにかなりの曲折。2題しか解けていなければ不正解だっただろう。
【コメント】でも、何のゆかりがあって"クリスマス"?
[解答経過]
 まず、出だしに駒取りが無く着手も限られている④に手をつけるが、あえなく頓挫。
 先を越して解けたのは①:「形は"X"だが、エックス? ローマ数字の10? 掛ける? それともギリシャ語のカイ?」
 続けて④も解ける。この時点では「大文字のS」と信じて疑わず。
 「2題解ければ、残りの詰上りは見当がつくはず」というヒントから、"XMAS"(クリスマス)となるものと予想。しかし、「なぜ?」という疑問がつきまとう。
 ②に立ち向かったとき予想した詰上りの配置は、36-35-34-33-44-55-64-73-74-75-76という「活字体の(頭の尖った)M」。途中で少し違う雰囲気になり、「マクドナルド式の(頭の丸い)Mみたいだ。」
 しかし、詰上げたときは、まず「あれ? 83飛が余計。どこか間違えたかな?」 手順を見直した上で、「正確にはX'masと綴るのだから、83飛は"アポストロフィ(省略符号)"を表しているのか! つまり、正解は"X'MAS"だな。」 最後にようやく「あっ、小文字か。」
 ③に着手した時点では、「大文字のA」の可能性も僅かに残っていたものの、もっぱら「字形がどうなるか」が関心の焦点で、候補は「"0"の右下に1~2枚くっつけた(だけの)"筆記体のa"」と「上に庇の付いた"活字体のa"」の2グループに。結局、右下の撥ねまで丁寧に描出した手の込んだ活字体が答えということで、大団円。

★詳細な解答経緯を記していただき、ありがとうございました。
 出題側では、解答者の思考経路を知ることは少ないので、大変貴重なご意見でした。

三宅周治:詰め上がって③は何の文字なのかわからず、その解読に苦労しました。
 ①②がXm。なるほどと思いました。

★③の「a」は手順も素晴らしいのですが、この字形がユニークでした。

竹中健一 :12月の発表ということで納得です。
 ただ、最後に1番を解いたので、それまで気付きませんでした。
 aの文字は珍しいですね。

★解答王にはすらすらの問題でしたか?暗算で解くとあぶり出しに気がつかないこともありそうですね。

小山邦明:結果発表をする12月号にぴったりの内容でした。

★出題時は残暑厳しく(天災も次々と!)…。

占魚亭 :一足も二足も早いクリスマス企画ですね(笑)
 パスワードクイズ、またやってください。

★3ヶ月前倒しのクリスマスセールでした。

池田俊哉:masの小文字が重要ですね。

★作品展担当則内さんのこだわりの字形。「m」完成までには紆余曲折が(汗)

小林尚樹:パスワードはずばり、「Xmas」でどうでしょうか?

★正解です!

<11月号追加出題>
原田雄二:メリー・クリスマスの「メリー」でしょうか。   

★その通りです。

竹中健一:メリーの最後が横棒じゃないのが不思議ですが、メリークリスマスということですよね。

★詰上り図を縦に並べて鑑賞ください(笑)。

ほっと:ブログ出題分は紛れが多くて手数の割には時間がかかりました。

★3作とも紛れも含めて楽しんでいただければ幸いです。文字色

小山邦明:前回と合わせると「メリーXmas」
[今回の出題作品の総評]
 9手以内という短手数なので解図欲が沸き、またその短手数でもきらりと光る手順が多く、最後の収束形も大変きれいなので、楽しめました。

★お褒めいただきありがとうございました。

津久井康雄:1ケタ手数ながら好手順ですっきり。③の13角が味良くいい感じでした。

★1ケタ物ならではの捨駒の妙を楽しんでいただけたことと思います。

久保紀貴:9月号が見当たらないのでブログ掲載の3文字で参加させていただきます(笑)。パスワードは「メリー」。 想像するに、9月号はXmasというところでしょうか。
 ①飛2枚を捨ててピッタリの詰め上がり。好作ですね。
 ②ちょっと重めの詰め上がり。短手数でまとめるのが難しい字形かも?
 ③一段下げたのが工夫ですね。遠打からの成り捨てがうまい。

★9月号作品展は12月号の結果稿であらためて鑑賞ください。

中村丈志:詰将棋の○○会という会が色々あるようですが、活動内容がわかりませんでした。今回、そのひとつがわかり良かったです。

★楽しく遊べる創棋会。いつでも参加歓迎です。


 応募された方は全員正解でした。
 レア品は以下の方々にお届けしますのでご笑納ください。
 少し時間のかかる方もいらっしゃるかもしれませんが、お待ちください。
   谷川幸永、小山邦明、三宅周治、シロイヌ、竹中健一、占魚亭、たくぼん、
   池田俊哉、小林尚樹、原田雄二、原科佐登己、原雅彦、中村丈志、津久井康雄、
   久保紀貴、金少桂、ほっと


■詰パラ12月号が到着
・表紙は坂田慎吾さん。「おやつ」や「おつまみ」は私もネットで拝見したことがありますが、ちょっと一服するには持って来い。活字媒体以外の楽しみ方もありということで。さて本作の詰上り、何が現れるでしょうか?
・短コン(11P~)。今年は3年ぶりの7手詰。並び順はオーソドックスな50音順。皆さんどんどん解いて解答を送りましょう!
・同人室(20P~)。課題「打った駒が邪魔になる」が9題。また次回は「構想作」が課題ということですが、課題の解が楽しみです。
創棋会作品展(22P~)。「よくわかる作家の個性」。一挙7作の出題。個性溢れる作品をぜひとも味わってください。また作品展担当・則内さんの最後の選題ですので、一題でも解ければぜひ解答を!
 余白には来年の全国大会が大阪開催ですのでプレ広告を掲載。皆さんのご来場、お待ちしてまっせ!
・ヤング・デ・詰将棋OB作品展(24P)。「○○くん作」という表記が懐かしいですね。初級コースの懸賞が増えるのもいいことですね。
・全詰連の頁(25P)。新刊紹介『ヤング・デ・詰将棋』。利波偉さんの力作が全詰連で斡旋されることになりました。
・持駒のある風景(26P)。好形好作と類似のお話。収束手順の同一がどこまで許されるかというのは興味深いコメントですが、前半の手順との兼ね合いもあって一律には決められないと思います。その時代の認識というものもありますし、解答者個々の反応にも差はありますので、作品の価値とは別物と考えることもできます。「何かに妥協すると仕合せに…」というのは、肯けるセリフなのですが、これまた個人差のある世界。作家の矜持と言ってしまえばそれまでですが、作者の葛藤を知らずに「安易な妥協」といった批判もあるでしょう。多様な価値観の中で、どのように折り合いをつけるのか、悩ましいところではあります。
・大道棋よもやま話(28P~)。今回が最終回。
・ちえのわ雑文集(30P~)。鈴川さん健康が回復されたとのこと、良かったですね。内容は既発表作の見直しがテーマですが、同じ狙いでまったく別の作品が生まれたかのような改作。
・詰パラチーム参戦記(34P~)。見事4部リーグで優勝!皆さん指棋もお強いようで。
・会合案内(43P~)。創棋会の新年会、1月20日です。
・結果稿:
 「棋士の宴」(74P~)は750号記念の出題でしたが、作者のコメントもいいですね。
 デパート(93P~)。小駒図式の最長手数記録更新!
 創棋会作品展(82P~)。あぶり出し「Xmas」、解いていない方は、ぜひ結果稿を鑑賞ください。
・編集室(104P~)。詰将棋に縁のある棋士の方々の活躍。この話題は全詰連の頁でも紹介されていますね。
・詰将棋デパート。長編特集。④⑤は解かなければ損?


■創棋会の次回課題~平成31年に因んだ作品~
 創棋会の次回課題は「平成31年に因んだ作品」(29手以内)です。
 パッと浮かぶのが、平成の「31」、西暦の「2019」、干支は「亥(ヰ)」というところ。
 これだけでもさまざまな表現が可能なのではないでしょうか。

 投稿作は12月例会(12/16)で選考の上、3月号で出題の予定です。
 平成最後の年に相応しい好作の投稿をお待ちしています。
 投稿はこちらまで →  blogsokikaitusin@gmail.com


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「平成31年に因んだ作品」(29手以内)
   投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年1月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
 〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあればお願いします)
  事前の投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com

★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
例会終了後、新年会を開催します。
[日時] 1月20日(日)17時30分~
[場所] 志な乃亭 野田阪神店
  大阪市福島区大開1-14-19
   TEL:050-3462-7261
   阪神 野田駅、JR東西線 海老江駅、地下鉄千日前線 野田阪神駅から 徒歩1~2分
    参考 → https://r.gnavi.co.jp/k029418/map/
[会費] 3千円(学生・女性千円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただければ幸いです。 
  blogsokikaitusin@gmail.com
以上
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創棋会作品展「パスワードクイズ」追加出題!

<創棋会作品展「パスワードクイズ」追加出題!>

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズは受付中です!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展。
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com

■パスワードクイズ~追加出題~!
 パスワードクイズの追加出題です。

①高縄山ろく作
①高縄山ろく作

②kisy作
②kisy作

③まさ作
③まさ作


 ①②③はいずれも9手以内のあぶり出し。
 詰上りの3文字を回答してください。
   ヒント9月号作品展の詰上り4文字と関連があります
 回答は下記までお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

 【締切】11月20日
  詰手順は不要、メッセージ歓迎。

 本ブログで正解者を発表します。呈賞はレア品を用意しています。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「平成31年に因んだ作品
   投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年1月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあればお願いします)
   事前の投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com

★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
 例会終了後、新年会を開催します。
  <日時>1月20日(日)17時30分~
  <場所>場所は決定次第連絡させていただきます。

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<16回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<16回目>

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズは受付中です!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

■「すらすら解ける20手台」part結果発表<16回目>
 創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、則内誠一郎、鷲見慎吾、中出慶一、野々村禎彦、himasume、
   福原徹彦、三輪勝昭、RINTARO、安田恒雄、柳原裕司、山下誠
 昨年より「すらすら度」は上がったと思いますが、23問と言う大量出題!
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 PartⅠ・Ⅱ以上に、楽しんでいただける作品も多かったのではないかと思います。
   ※出題 →  http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

 それでは今日は藤原さんの作品です。

㉑藤原俊雅作
21.png

【作意】
 11桂成、同玉、12銀、同玉、34角、21玉、43角成、同歩、22歩、12玉、
 34馬、23角、24桂、22玉、33金、11玉、12桂成、同角、同馬、同玉、
 24桂、21玉、32角、11玉、12桂成、同玉、23角成、21玉、22金まで29手詰

【正解】
 3手目→12銀
 手数→29手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.27、A:4、B:6、C:1、誤解:0、無解:2、無評価:0

★「すらすら解ける20手台」初参加の藤原さん。
 藤原さんは詰パラ本誌にも作品を発表していますが、スマホ詰パラにもペンネームで発表中とのこと。
 またkisyさんとは詰キスト仲間で、創棋会の例会にも一緒に参加されました。
 そこで見せていただいたのが本作です。
 初形は右上隅4×4の好形で、11桂成から12歩のような筋も見えていて、詰めてみようと思わせます。
 32からの逃路は23桂を消しておけば23角があるので大丈夫。
 ということで初手は11桂成とします。
 同玉となったところで12歩と打ちたいのですが21玉と寄られて後続がありません。
 33角と打っても取ってくれません。22歩合くらいでダメ。
 初手に戻って22歩なんかを考えるのですが詰みそうな筋がみえません。
 11同玉には12銀と捨てるのが好手。

<3手目:12銀>
21_22銀

 唯一の金気を捨てるのでちょっと指しにくい手ですね。
 12同玉に34角とぶつけるのが継続の好手順。
 同金なら同馬で23銀合、24桂、22玉、12金、同銀、同桂成、32玉、44桂で詰み。23銀合のところで21玉と引いても22歩と叩けば32玉に44桂があります。
 34角は取れませんが、11玉と引くのは12歩、21玉に33桂が好打で、同金と取らせて11歩成、22玉とかわす一手に、12と、32玉、44桂の好手順で詰み。
 最善は21玉ですが、それには43角成と金を取り、同歩に22歩と叩くのが好調子。
 22同玉は34桂がありますし、11玉なら21金から34馬ですから、12玉とかわします。
 34馬と寄って24桂を見せます。
 23合は24桂から12金を防いで角か銀になります。
 銀合では24桂、22玉、33金、11玉、12桂成、同銀、同馬、同玉、23銀で駒余りの詰み。よって角合が最善です。
 23角合にも同じように、24桂、22玉、33金、11玉と攻め、12桂成が気持ちの良い一手。
 同角、同馬、同玉、24桂、21玉のとき、歩頭に32角と打つのが決め手。
 11玉には12桂成と捨て、同玉に、23角成から22金までの清涼詰。


則内誠一郎:4×4内で楽しく手が進む。

★すらすら解けた方はこういう感想になると思ったのですが。

福原徹彦:角桂中心の攻め。手が限られているので解きやすいはずだが妙に解きにくかった印象。

★手が限られているのに解きにくい…。

安田恒雄:銀先銀歩?、3手目で12歩とすると詰みそうで詰まない。苦労させられました。

★3手目12歩で迷われた方が結構いらっしゃったようです。

鷲見慎吾:3手目12歩で迷路にはまりました。よく考えたら歩ではキーとなる一手にはならなさそうですね。

★キーになる一手というのは、ヒントになっている場合もあるんです。

三輪勝昭:右片隅の好形で狭く読み易いスラスラ展向きの作品?だと思うけど僕は全然スラスラ解けなかった。
 12銀が大英断で次34角で詰み型になるのに気付くのに時間がかかってしまったからだが、他の手は分かり易く詰まない形になっているのに何か見落しがないか考えてしまう。
 これはスラスラ解けなくてもスラスラ展向きと言えよう。」

★12歩は11玉で詰まない形、という見切りが出来れば、12銀しかないのですが…。

山下誠:金を質にする3四角が読み難い手。3四馬からはすらすらと手が進む。

★34角とぶつけるところまで読めるかどうかがポイント。

野々村禎彦:12銀から34角のぶつけ打ちは見応えがあるが、その後は常套手順。

★12銀から34角という3手一組の手順が思い浮かべば、後は気持ちの良い手順だったのではないでしょうか。

有吉弘敏:この手順はあまり見ない。新鮮でした。

★手筋の組み合わせ、表現次第で新鮮に映る好見本と言えるのではないでしょうか。

中出慶一:簡潔図、5手目の角打位置限定、12手目の限定角合、清涼詰、等の長所を有する軽快中編ですが、芯になる一手がないので印象は薄い。

★34角以降は、きれいな流れで収束へ。

奥鳥羽生:狭い所でよく手が続く。

★収束も32角と歩頭に打つ手や12桂成など好感触の手が続きます。

☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「未定」決定しましたら案内させていただきます。
*************************************************************** 
以上

第272回例会報告

第272回例会報告

日時:2月18日(日)13:00~17:30
場所:関西将棋会館 4F多目的ルーム
参加者:kisy、小池正浩、小林徹、則内誠一郎、谷本治男、中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、西村章、野曽原直之、 山路大輔、吉松智明(以上12名)

 遠方より参加は、小池さんと山路さん。

 今回の課題はネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。10人以上の方から投稿をいただきました。当日持参の方もいらっしゃいましたので、参加者全員で多くの作品に取り組みました。
 16時過ぎから作者のコメントも交えながら一作ずつ鑑賞。
 昨年の「教材に使える10手台」は、やや解答が少なかったので、今回は出題数を絞ろうという声もあり、参加者から意見をもらいました。「非限定は避けたい」「変化の難しいものはいかがなものか」という声もあり、また「こうすれば良い手が入る」という即興のアイデアも出され、選題の方向性が決まりました。
 ネット作品展は2月22日に一斉出題の予定です。

 その後、作品展担当の則内さんから、次回以降の課題の紹介がありました。
 次回の「ダブル不成」は4月例会で選考し詰パラ6月号で出題。
 また次々回の課題は非公開とし6月例会で選考し、詰パラ9月号で出題しますので、発表をお楽しみにしてください。

 最後に事務担当から3月25日と4月7日に開催される解答選手権のスタッフ募集の案内が行われました。

 例会終了後は、二次会で歓談。にぎやかで楽しいひと時を過ごしました。

【例会風景】(氏名略)
例会風景1

例会風景2

集合写真


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
        https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成」
       投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
      大阪市福島区吉野3‐17‐23
        地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
        JR環状線野田駅から徒歩8分
           https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 非公開
***************************************************************
※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
      blogsokikaitusin@gmail.com
以上

詰パラ10月号到着

<詰パラ10月号到着>

■「すらすら解ける20手台」PartⅡ
 本日は結果発表を休ませていただきます。
  *8.23出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-126.html
  *9.23(結果稿第一回) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-133.html


■「看寿賞作品集」
 遂に完成。立派な出来上がりにため息が出ます。
 世紀の労作に拍手!
 中味についての感想はあらためて。


■詰パラ10月号が到着
・今月はなぜか10月になってからの到着。このところずっと月末だったので、この1~2日がとても遅いと感じてしまう。特にネットで10月号ネタが飛び交うと到着がものすごく待ち遠しくなって、思わず連盟に足を運ぼうかと考えたりします。
・表紙は北原さん。キッズルーム~幼稚園で好形作を発表されていますが、創作再開が60の手習いとは驚き。ミステリー執筆にも挑戦とは、創作意欲に敬意を表します。
・詰棋校(12P~)。
小学校:その昔「東西対抗詰将棋競作展」というイベントがありました。そのとき愛知は西軍でしたね。もちろん西軍=関西という意味ではありません。
中学校:月に20冊とはすごい読書量ですね。私は図書館ときどき本屋派です。
高校:リアルの盤駒で作品を解くのは会合の時くらいになってしまいました。もっぱら柿木で誘惑と闘いながら楽しんでいます。
短大:今月は顔ぶれと選題のことばに誘われて解いてみようかという気になっています。
大学:久保さんの続投宣言!引き続き頑張ってくださいね。
大学院:やさしい大学院、いいですね。
・会合作品展(20~22P)。北海道、四国、九州。いずれも盛会で結構なことです。
・新人コンクール(23P)。関西の方がお二人。岸本さんは創棋会にも参加されましたね。小川さんも是非創棋会に来てください。
・全詰連の頁(24P~)。
「看寿賞作品賞」執筆の舞台裏。柳田さん、本当にお疲れ様でした。
・半期賞(26P~)。素晴らしい作品の数々。あらためて並べ直しているところです。
・ちえのわ雑文集(32P~)。
創棋会」。45周年にちなんで歴史や運営体制、例会、課題作、作品集などさまざまな角度からまとめられています。大きく運営方法を変えずによく45年間も続いたもの。これも熱心な詰キストと運営を支えてきたスタッフのご尽力の賜物と、あらためて感謝します。
・短コン募集(32P~)。今年は予想通り11手詰です。しかしネット界では予想に反しては「5手詰、使用駒15枚以上」(今年の裏短コン)という募集要項が発表されています。
・サロン(32P~)。
創棋会の45周年記念行事の紹介。当日は、課題作の評価、作品鑑賞、解答、自作解説と、詰将棋三昧の一日でした。
・会合案内(49P~)。
創棋会の45周年記念行事の報告。久方ぶりで20名を超える参加者。おかげさまでおおいに盛り上がりました。
・編集室(100P~)。柴田さんに喜んでいただき、記念作創作や各種の準備を行ったスタッフ一同、やって良かったという思いでいっぱいです。


■創棋会45周年記念作品
 45周年記念の会合の様子については、先日例会報告をさせていただきました。
  → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-127.html
 記念作品が多数集まりましたので、何回かに分けて紹介させていただいています。
 今回は9.22に紹介した二作の作意手順を発表します。
 いずれも柴田さんの盤寿祝いです。

中村雅哉作 「81」(創棋会45周年記念 2017.8.20 例会)
81(中村)


 盤面曲詰「81」です。柴田さんの盤寿祝いに創作いただきました。
 包囲網はしっかりしていますが、53銀がブラです。
 そこで初手は55飛と金を奪います。
 これは同と と応じる一手です。
 ここで64金と打ち、62龍を盤上から消しにかかります。

<3手目:64金>
81(中村)→91

 3手目の局面は、あら不思議「91」になっていますね。
 同龍、同銀成と清算します。
 53玉とされると62にも脱出ルートがあるので75角と活用。
 54玉と戻ったときに53飛と打てば詰みです。

<詰上り:53飛>
81(中村)→101

 詰上りは「111」。
 本作は驚くことに、何と「81」→「91」→「111」の立体曲詰だったのです!
 盤寿(81才)の柴田さんには91才どころか111才まで活躍してほしいという思いを込めた一作でした。

【作意】55飛、同と、64金、同龍、同銀成、同玉、75角、54玉、53飛まで5手詰


中村雅哉作 推理将棋「81」(創棋会45周年記念 2017.8.20 例会)
 81歳の盤寿をむかえてますます元気なS田さん。
 今日の将棋も、早くも8手目が指された時点で相手玉を81に追い込んでおり、次の9手目では一転自陣に駒を打つ緩急自在の指し回し。
 相手も12手目駒を打って必死に抵抗しましたが、一度も駒を成ることなく13手目で詰まして勝ちました。さて、どんな将棋だったのでしょうか?


【解答】76歩、34歩、22角不成、62玉、92角、72玉、81角不成、同玉、
   77桂打、72金、85桂、92角、93桂不成まで13手

<最終図:93桂不成まで>
推理将棋「81」


 後手81玉にするには、最初に考えるのが81桂を跳ねてそこに移動させる手ではなかったでしょうか。
 単純に後手が動くと62玉→72玉→74歩→73桂→81玉で10手目になります。
 少しひねって、先手に73歩を取らせると74歩を省略できます。たとえば76歩、62玉、55角、72玉、73角生、同桂、X、81玉までは進めることが出来ます。しかし9手目に打つ駒がありません。
 もう一つ81玉とする方法があります。81X、同玉と攻め方の駒で81桂を取る手です。それでは81桂を取る駒はどこにあるかと言えば、82飛を狙うのはこれを奪っても不成で81桂を取るのは至難の業。正解は最短で入手できる角です。
 22角を取って92角と打つのですが、一手玉方にも34歩と協力してもらわないと5手目92角、7手目81角とは出来ません。
 桂を入手した先手は9手目に77桂打と自陣に打ちます。ここの時間差攻撃がとぼけた味です。
 最後は92角打の自陣角(?)に93桂不成までです。


 記念作品はここまで6作品を紹介させていただきました。
 10月号にはこれ以外にも4作品を掲載させていただきましたので、それらの解説は近々本ブログで紹介させていただきます。


■創棋会の次回課題
 創棋会の次回例会は10月15日です。
 課題は「遠打や遠開き、3回以上」です。遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内。
 例会で選題のうえ、12月号作品展に掲載されます。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

 さて課題作の例題紹介、今回は「遠打」「遠開き」のミックスされたもの二作、課題を実現したもの一作、合計三作品を紹介します。いずれも超短編の好作です。

佐々木浩之作(詰パラ1986年8月、『80年代ショート詰将棋ベスト200』第125番)
佐々木浩之198608

 55玉とされると絶望。脱出阻止で66角と打てば55合には43角成まで。
 しかし35玉とされると、45角成の開き王手には36玉と逃げられ、45飛がよく利いて詰みません。47角と引くと今度は26玉です。これも45飛の守りが強くダメです。
 初手は77角。詰みまで見通さないと指せない手です。

<初手:77角>
佐々木浩之198608_77角

 55合がダメなのは先述のとおり。66合も43角成~54馬まで。
 しかし35玉とされると66角と同じく詰まないように見えますが、どこが違うのでしょうか?
 58角と引く手があるのです。

<5手目:58角>
佐々木浩之198608_58角

 34や24に引くのは33角成までですから26玉と脱出を図ります。
 ここで59角と引けばなんと詰んでいるではありませんか。
 ピンと糸を張ったような緊張感のある詰め上がりですね。
 59角と引けるのが77角の効果であり、それを可能にしたのが香筋を止める58角の限定移動だったわけです。
 わずか5手の超短編に遠打と遠開きの入った好作!

【作意】77角、36玉、58角、26玉、59角まで5手詰


長谷川哲久作(詰パラ1982年9月、『80年代ショート詰将棋ベスト200』第55番)
長谷川哲久198209


一目74龍の両王手。しかし35に逃げ道があります。
ならば逃路封鎖と26角と打てば、今度こそ74龍があるので合駒は出来ません。
33玉と引く一手です。
待ってましたと37龍の両王手。しかし23玉と銀を取られてしまいます。
角打がだめなら27龍はどうか。88となら24龍まで。しかし54玉と寄られると24龍に65玉とどんどん逃げられてしまいます。
初手はやはり角を打つしかなさそうです。
17角が絶好の一打です。

<初手:17角>
長谷川哲久198209_17角

35合は74龍まで。26中合でも74龍から34龍まで。33玉と引くしかありません。
26角と違い17角の効果はここでわかります。
27龍と23銀に紐をつけて開き王手が出来るのです。

<3手目:27龍>
長谷川哲久198209_27龍

44合は同角で無効なので88と と角を取ります。
ここで44角と飛び出すのが気持ちの良い決め手です。
同玉に24龍の詰上りも締まっています。
角の遠打と龍の遠開きを超短編で表現した好作です。

【作意】17角、33玉、27龍、88と、44角、同玉、24龍まで7手詰


谷沢保平作(詰パラ1979年1月)
谷沢保平197901


25飛と45馬のバッテリーから両王手や開き王手が飛び出すことが期待されます。
しかしすぐに67馬の両王手では96玉と逃げられます。
96玉とされても詰む形はちょっと見当たりませんので、96玉を防ぐしかありません。
79香の利きを止めてしまいますが78馬の開き王手が96玉を防ぐ好手。

<初手:78馬>
谷沢保平197901_78馬

「大駒は近づけて受けよ」と45~65へ中合する受けもありそうですが75金までです。
75玉も77馬までですから74玉と金を取って逃げます。
ここで56馬の両王手が見えますが、64玉と銀も取られると捕まらなくなります。
45馬と開き王手で飛び出すのが好手。

<3手目:45馬>
谷沢保平197901_45馬

今度は64玉には63馬があります。
76に捨合しても63馬まで。
再度85玉と上部脱出を図りますが、63馬の両王手が決め手で見事なフィニッシュです。
初形と詰上りを比べて74金が邪魔だったことに気づきます。
74金が邪魔駒に見えない初形から、フェアリーっぽい手順が飛び出し、遠開き3回を5手詰で実現した好作です。

なお本作はペンギンさんのツイッター( https://twitter.com/ueeeee22 )で9月18日に紹介されていたものです。ペンギンさん、ありがとうございました。

【作意】78馬、74玉、45馬、85玉、63馬まで5手詰


***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年10月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
    https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[課題] 12月号掲載作品展「遠打や遠開き3回以上」。
      遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内
       投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
       編集部に郵送いただいても結構です。

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年12月17日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 3月号掲載作品展「繰り返しを含む短編

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