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第285回例会報告

第285回例会報告

日時:1月19日(日)13:00~17:00
場所:大阪市福島区民センター302号
参加者:上田吉一、加藤徹、小林徹、柴田昭彦、谷本治男、鳥本敦史、中出慶一、中村宜幹、西村章、
     原田豪、藤野勝好、三阪将敏、吉松智明、若島正(以上14名、敬称略)
  *柴田さんと若島さんは新年会のみ参加。藤野さんは例会のみ参加。

 令和初の新年例会。遠方からのご参加は、加藤さんと鳥本さん。
 加藤さんはなんと約40年ぶりのご参加!
 好天に恵まれましたが、いささか出足が悪く、14時をまわっても数名という状況。
 皆さん「課題」が無いとだめなのか、あるいは新年会が目的なので出足遅めなのか、などとあれこれ考えてしまいました。
 今回は、課題は無くても盛沢山のプログラムだったので、14時半頃から企画その1の開始です。
 企画その1は「合評室」。その昔パラ誌上で新人の投稿作に実力作家が改良案などを示すコーナーがありましたが、参加者から新作を披露いただき、それに対して他の参加者がコメントするというものです。
 初の試みでしたが、提案者の中出さんから自作が披露されました。
 入選500回の大ベテランに臆することなく、フロアーから色々な意見が出されました。具体的な改良方針が示されたりして、作者にとっても何らかの気づきが得られたものと思います。これからも機会があればやってみたいと思います。
 続いては本日のメインイベント、年賀詰鑑賞です。
 これは加藤さんのおもちゃ箱に展示されている年賀詰を参加者で鑑賞しようというもの。
 事前に加藤さんにお伝えしたら、それでは久方ぶりで創棋会に参加しますというお返事をいただきました。
 さらには棋譜ファイルまで提供いただき、加藤さんには厚くお礼申し上げます。(拙いPC操作もカバーいただき、重ねて感謝申し上げます。)
 フェアリーも含めると60作を超える大量の作品でしたが、何とか2時間かからずに紹介することが出来ました。投票用紙も配付したので、その場で皆さんに投票いただきました。
 投票は2月末まで。一人何作でもOKですから、皆さん奮って投票ください。
  おもちゃ箱の年賀詰 → http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/kinen/kinen026.htm

 その後は事務連絡。
 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」は、追加投稿もなかったので、12月例会で絞り込んだ有力4作を出品することになりました。
 今後の例会予定を確認し、課題についての意見交換のあと、作品集についても少し考え方をお伝えしました。

 例会終了後はお待ちかねの新年会。
 会場は阪神野田駅の「桜百番」。
 人数は13名とやや少なめでしたが、久方ぶりの参加者もおられ、会話が盛り上がります。
 途中で一人一言をお願いしましたが、前向きな抱負を語られる方が多く、大いに刺激を受けました。

【新年会風景など】(氏名略)
2020新年会1

2020新年会2

集合写真

2020新年会3

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
    <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費] 無料
[課題] 後日案内させていただきます。
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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九州Gに行ってきました(1月11日)

九州Gに行ってきました

■年賀詰
 前回、則内誠一郎さんの年賀詰を紹介させていただきました。
 令和初の年賀詰に相応しい初形「R」です。
 早速、詰手順を見ていきましょう。
年賀詰(則内作)
   ※52の「圭」は「成桂」です。

 53桂成と邪魔な65の桂を捌きたくなるところですが、同玉で続きません。
 まず44飛と金を入手します。同玉は45金までですから、同馬の一手。
 そこで53桂成と捨てるのが好手順。
 66飛の利きも通って、一気に見晴らしがよくなります。
 53桂成に同馬は45金まで。これは同玉と応じるしかありません。
 それには52桂成と成桂を入手。
 54玉とかわして、65金は63香が利いているので打てません。
 46桂と手に入れた桂を打ち、55玉に56金までの詰みです。

<詰上り:「2」>
年賀詰(則内作)詰上り

 なんと詰上りは「2」になりました。
 「R」から「2」になる立体曲詰
 令和2年に相応しい年賀詰の好局です。
 「おもちゃ箱」の「2020年年賀詰展示室」にも掲載されています。
 気に入った方は、是非おもちゃ箱で実施予定のお気に入り投票に清き一票を投じてください。

【詰手順】44飛、同馬、53桂成、同玉、52桂成、54玉、46桂、55玉、56金迄9手詰

■九州Gに行ってきました
 1月11日(土)、九州Gに行ってきました。
 今年は12年ぶりで九州での全国大会ということもあり、イベント準備に備えた打合せがメインでした。
 最初は解答選手権の話題。会場のことや、初級戦と一般戦のそれぞれの開示時間をどうするかなど、皆さんから意見が出されていました。
 次の話題は作品集。九州G初の作品集を大会で披露しようと鋭意準備中。「青い鳥」などの発行に携わった倉敷の小林さんが出版のお手伝いをされるということで、ページ数をどうするかなど、意見交換されました。
 創棋会の作品集もそろそろ考えたいとは思いますが、とりまとめはなかなか大変そうですね。
 最後は全国大会。9月開催ですから、細かいプランはこれから詰めて行かれるようで、大まかな段取りのご相談でした。
 今回の課題は「大駒の合駒」。新しい方の投稿もあり、良い作品が揃ったようで、作品展が楽しみです。
 2次会は博多駅近くの居酒屋で歓談。
 楽しい一日を過ごせました。九州Gの皆さんにはあらためて感謝申し上げます。

【会合風景】
九州G20200111_1

九州G20200111_2

■創棋会の次回課題
☆ネット作品展(2月出題予定)の課題
 「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品」。
 「教材に使える10手台」を開催します。
 PartⅣとなる今回のテーマは「大駒捨て」です。
 初めて詰将棋の面白さを知ったのは「捨駒」だという方が多いのではないでしょうか。
 そのなかでも「大駒捨て」には一段とインパクトがあったかと思います。
 将棋の川柳に「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」とありますが、大駒は大切な駒です。
 その価値の高い大駒を捨てて玉を詰めるわけですから、これ以上ない痛快さです。
 ネット作品展では、思わず詰将棋が好きになる、そんな「大駒捨て」のある作品を揃えたいと思いますので、作家の皆さま、奮ってご投稿ください。
 2月例会で選考し、2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それではいつものように、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

上田吉一作 詰パラ1970年2月(「古今短編詰将棋名作選」第162番、「極光21」第39番)
上田162

 86から97への逃路が気になる形ですが龍の力で防げます。
 手始めに86香と打ちます。
 同玉なら77龍、85玉(97玉は99香から89桂)、94角成、同金、75飛成で詰みます。
 86同とには77桂と捨てるのが軽手。
 同と と取らせてもう一度86香と捨てます。
 同玉に77飛成と と金を取ります。
 97玉と逃げられそうですが、98歩から78龍右で詰み。
 龍の威力はすごいですね。
 85玉とかわしたところでは、初形からは思いもよらぬ打歩詰の局面。
 困ったようですが打開の好手があります。
 76龍右上!

<9手目:76龍右>
上田162_76龍右

 先ほどまで働いていた67の龍を馬の利きに捨てます。
 これは同馬の一手。これで86歩が打てます。
 76龍右は歩を取る駒を呼び寄せる打歩詰打開の好手でした。
 86同馬となったところで決め手が出ます。
 74龍 !!

<13手目:74龍>
上田162_74龍

 何も利いていないところにスパッと捨てるのが、気持ちの良い一手。
 空中へのタダ捨てにはため息が出ます。
 同玉なら63角成まで、また同金なら94角成まで、いずれも角の利きで詰みです。

【詰手順】86香、同と、77桂、同と、86香、同玉、77飛成、85玉、
     76龍右、同馬、86歩、同馬、74龍、同金、94角成まで15手詰


谷口 均作 詰パラ1998年4月(看寿賞、「蒲公英」第40番)
谷口均_蒲公英40

 持駒は豊富ですが手がかりは36飛と33とだけ。
 まず15香と捨てて応手を問います。
 15同玉には、26角、14玉、15金、13玉、24角、同銀、同金、同玉と清算すれば、34飛や15銀で詰みます。
 最善は24玉。
 ここで35角と打つのが、心理的に指しにくいところ。
 33玉と と金を取られてしまうと詰みが見えませんから。
 しかし33玉には、55角が妙手。

<5手目:55角>
谷口均_蒲公英40_55角

 玉の逃げ場所がたくさんあり、何よりも42玉と広い方に逃げられるのが不安です。
 少し変化を確かめておきましょう。
 32玉は24角の開き王手で簡単。34玉なら13角成で捕まります。
 44歩合なら、同角右と取れば開き王手、そこで42玉なら64角が利きます。
 ということで、単に42玉と逃げるのが正解ですが、それにもフワッと64角と出ます。
 51玉とどんどん広い方に逃げられそうですが、それには62金と打って逃走を止められます。以下、41玉に31角成と龍を取れば、同玉に53角成の両王手で決まります。
 64角には33玉と戻ります。
 ここからが華麗な収束。
 まず44角と捨てます。
 同玉なら55金までですから、24玉とかわします。
 それには42角成と、先ほどまで大活躍の角を成り込みます。

<11手目:42角成>
谷口均_蒲公英40_42角成

 これは同龍と取るしかありません。
 最後の決め手が、34飛
 同銀なら14金まで、同玉には35金までの詰みとなります。

 35角から55角という妙手順を中心に、打った角が変化でも縦横に働き、最後はすべて捌いてフィニッシュするのが素晴らしい。
濃密な手順が評価され、圧倒的な支持で看寿賞に輝きました。

【詰手順】15香、24玉、35角、33玉、55角、42玉、64角、33玉、
     44角、24玉、42角成、同龍、34飛、同玉、35金まで15手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
  〒553-0001 大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
    TEL:06-6451-8756
    アクセス  https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
  <最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
          地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
          JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

謹賀新年

<謹賀新年>
 あけましておめでとうございます。
 本年も創棋会のブログ「創棋会通信+α」をよろしくお願いいたします。
 また創棋会の活動にもこれまで同様、ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

2020門松

 お正月ということで、則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
年賀詰(則内作)
   *「圭」は成桂です。

 令和初のお正月ということで初形「R」です。
 楽しんでいただける作品です。
 手順は難しくないのでぜひ解いてください。
 正解は次回に発表させていただきます。

■将棋世界2月号
・「伊藤宗看の魅力」。谷川浩司九段と斎藤慎太郎七段の対談。
 お一人ずつ「無双」から短編・中編・長編のマイベストを紹介するというもの。
 斎藤さんが54番、20番、30番を選び、谷川さん47番、49番、94番を選んでいます。
 私は全局並べたことはありませんが、20番や94番は素晴らしい手順。
 谷川さん解説の「図式全集・将棋無双」の発売が待ち遠しいですね。

■創棋会の次回課題
☆ネット作品展(2月出題予定)の課題
 「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品」。
 「教材に使える10手台」を開催します。
 PartⅣとなる今回のテーマは「大駒捨て」です。
 初めて詰将棋の面白さを知ったのは「捨駒」だという方が多いのではないでしょうか。
 そのなかでも「大駒捨て」には一段とインパクトがあったかと思います。
 将棋の川柳に「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」とありますが、大駒は大切な駒です。
 その価値の高い大駒を捨てて玉を詰めるわけですから、これ以上ない痛快さです。
 ネット作品展では、思わず詰将棋が好きになる、そんな「大駒捨て」のある作品を揃えたいと思いますので、作家の皆さま、奮ってご投稿ください。
 2月例会で選考し、2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それではいつものように、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

岸本雅美作 将棋世界1959年8月
(「古今短編詰将棋名作選」第73番、「あさぎり」第32番)
岸本雅美73

 本作、初見は「あさぎり」でした。
 23香成が第一感。同角も同玉も簡単ですから、14玉の一手。
 そこで16飛とすれば15合には24金までですが、25玉と空中に逃げられると、15飛打、34玉とどんどん大海に脱出されてしまいます。
 それでは最初に16飛と打っておくのがよいのでしょうか?
 14歩合なら今度こそ23香成から24飛があります。
 しかし16飛には14金合が好防で詰みません。
 もう一度23香成から読んでいくと、素晴らしい手が見えました。
 14玉に34飛! と捨てるのです。

<3手目:34飛>
岸本雅美73_34飛

 15や25から脱出されそうですが、15玉には13飛や14飛と打って詰みますし、25玉も24飛打から寄ります。
 上部脱出の変化がちょっと見えにくいですね。
 34飛は同銀と取るしかなく、これで34の逃げ道を塞ぐことに成功。
 そこで待望の16飛です。
 23玉と成香を取られますが、13飛成が決め手です。
 打った飛を直ぐに捨てるのが気持ちの良い手です。
 同玉に24金まで。

 10手台ではない作品を選んでしまいましたが、34飛の一手が大変インパクトのある一手でしたので、紹介させていただきました。

【詰手順】23香成、14玉、34飛、同銀、16飛、23玉、13飛成、同玉、24金まで9手詰


近藤 孝作 近代将棋1967年11月(塚田賞、「古今短編詰将棋名作選」第134番)
近藤孝134

 4×4に収まった、実に可愛い初形。
 持駒は強力だが1筋方面に逃げ道があるので用心して攻めないといけない。
 初手31金のような手では12玉で後続がありません。
 31飛と捨てるのが好手。これなら22玉や12玉には32飛成があります。
 同金と取らせて、22飛が手筋風ですが、同金と取られて続きません。
 ここは23飛と離して打つのが良い手です。
 22に合するのは、31と、同玉、22飛成とすれば、22同玉に、金が2枚ありますから、23からベタベタ打って駒余りの詰みです。
 32玉とかわして、31となら42玉で遁走を図ります。
 しかし32玉には決め手がありました。
 22飛成と捨てるのが好手。

<5手目:22飛成>
近藤孝134_22飛成

 打ったばかりの飛をドカンと捨てるのが、たまらなく良い味です。
 22飛と打っては詰まないが、23飛から22飛成なら詰むというのが面白いですね。
 22同金は31の一発ですから、同玉と応じますが、23金と打ち、31と と金を入手して詰みとなります。

【詰手順】31飛、同金、23飛、32玉、22飛成、同玉、23金、21玉、31と、同玉、32金打まで11手詰


田辺国夫作 近代将棋1956年7月(塚田賞、「古今短編詰将棋名作選」第61番)
田辺国夫61

 盤上には龍と馬、持駒にも飛や桂があり、どうやっても詰みそうな格好です。
 25桂と打てば14玉の一手。44龍と銀を取れますが、24香合とされると続きません。
 14歩はどうでしょうか。同玉の一手に、44龍、24香、25銀、13玉、14飛、22玉、34桂、32玉と、手は続きますが詰みません。
 困ったようですがいい手がありました。
 14歩、同玉のときに、36馬と捨てるのです。
 これは同歩の一手です。
 なぜ36馬を捨てるのか?
 それは26馬が邪魔駒だからです。
 たとえば先の紛れで、25桂、14玉となったとき、26に馬がいなければ、34龍、24合、26桂で詰むわけです。
 しかし36馬、同歩の局面で34龍と引いても、24合、26桂、13玉でこれは詰みません。
 ここで素晴らしい手が飛び出します。
 13飛! と捨てるのです。

<5手目:13飛>
田辺国夫61_13飛

 同香なら34龍から26桂です。
 また25玉と逃げられる手が気になりますが、それには23飛成、16玉、36龍でピッタリ詰みます。
 やむなく同玉と応じますが、初形から、26馬を消し、持駒の飛も捨てて、この局面になりました。とても不思議な手順ですね。
 そこで25桂と打ちます。今度は14玉なら34龍から26桂です。初形との違いです。
 25桂には12玉と引く一手。
 それには軽く24桂と捨て、同歩に13桂成と打った桂を捌いて22成桂までの詰み。

 26馬の邪魔駒消去を13飛という妙手で発見困難にした好局です。
 岸本作や近藤作では打った飛を捌く手筋が出てきましたが、本作の13飛は、まさに豪打一発という感じですね。

【詰手順】14歩、同玉、36馬、同歩、13飛、同玉、25桂、12玉、
     24桂、同歩、13桂成、21玉、22成桂まで13手詰

<1/4追記>
 田辺作には余詰がありました。
 初手から14歩、同玉、44龍として、24香合には、15馬という手があり、同玉、35龍、16玉、19飛、17歩、36龍、26銀、27銀、15玉、26銀、同香、17飛、16銀(16歩は27桂以下)、同飛、27銀以下詰み。
 24香合のところで24銀合としても、25銀、13玉、24銀、同馬、同龍、同歩、25桂、同歩、43飛、23金、35馬、24金打、同馬、同玉、36桂、35玉、62角、36玉、27銀、同玉、47飛成以下詰み。
 確認不十分で大変失礼しました。
 連絡いただいた金子義隆さんには感謝申し上げます。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
  〒553-0001 大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
    TEL:06-6451-8756
   アクセス  https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
<最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
        地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
        JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
  連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展[教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

詰パラ1月号到着

<詰パラ1月号到着>
 年末28日に詰パラが到着!
 昨年と同じように年末年始、たっぷりと楽しめます。
 編集部に感謝。

 さて本年も創棋会のブログ「創棋会通信+α」をご愛読いただきありがとうございました。
 また創棋会の活動へのご支援をいただき感謝申し上げます。
 来年もどうぞよろしくお願いします。
 皆さまにはどうぞ良い年をお迎えください。

■詰パラ1月号が到着
・表紙。谷本幸一さん。「○○○三世」はこの方だったのですね。
・続・内藤國雄の小ルーム(3P)。必至問題の再開。何より楽しみは内藤九段のエッセーが読めること。
・キッズルームの選題のことば(5P)。幼稚園担当の酒井さんから今年の全国大会の話題。
・ヤングデ詰将棋(11P)。今年も解付きコーナーに年賀詰(笑)
・詰将棋学校(14P~)。新年号です。各校の担当者の新年のご挨拶は「多数の解答を」というトーンが多いのですが、今年は少し違いますね。
 小学校:後任決定とのこと、良かったですね! 前任者には短期間でしたが良い経験だったことと思います。
 中学校:投稿用紙に狙いを書く。当たり前のように思いますが、そうでもない現実がある? 
 高校:東京オリンピックへの懸念。私の勤務先のカレンダーにも休暇取得奨励日など、情勢の反映が見られる。
 短大:解いてスッキリの作品揃い。2番は初入選ですが素晴らしい好形。
 大学:メール投稿や解答が迷惑メールフォルダに振り分けられる。
     昨今のサイバー攻撃への防衛策なのですが、なかなか大変です。
 大院:掲載するには長いが、担当者が読む分には大変面白い。
     そういう評があると、担当者はちょっと嬉しかったりします。
・大道棋教室(18P~)。常設1年経過。ストックが厳しいとのこと。大道棋作家の皆さん、いまがチャンスです(笑)。
・段級位認定(20P~)。今回は、③④⑤⑥が、いつもとは違うメンバー。
・全詰連の頁(22P~)。昨年の振り返り。今年の全国大会のことにも触れられています。
・詰将棋の眺め方(23P~)。素晴らしい企画がスタートしました。どんな作品がどのように語られるのか、今からワクワクします。
  金成さんの作品は当時大学生だった私もリアルタイムで見ていますが(当然自力では解けず…)、伊藤さんの解説を読んでこんな素晴らしい作品だったのかと、驚いています。
・持駒のある風景(28P~)。「辿り来て」というお題で、中味は「実戦型・銀4枚」。ネタは尽きないものですね。
・おもちゃ箱だより(30P~)。年賀詰に関する記事。今年も新春くるくる特集と題して3題のやさしい趣向詰が出題されています。
  ネットで鑑賞したい方は下記からどうぞ。
    http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/tenji/index.htm
・ちえのわ雑文集(32P~)。野曽原直之さんの「着想の方法論」。
  「シフマン」という聞き慣れない用語が出てきました。ピンを解除する手筋と考えれば良いのでしょうね。
・会合案合(45P~)。1月の会合は、四国や九州でも開催されますね。詰工房やたま研、香龍会も含めて6か所開催ですね。
   創棋会は1月19日(日)が例会と新年会です。みなさんのご参加お待ちしています!
・新春詰将棋(裏表紙)。谷川九段の特別出題。谷川さんと言えばマイナビから「将棋無双」が出版されますね。


■創棋会の次回課題
☆ネット作品展(2月出題予定)の課題
 「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品」
 「教材に使える10手台」を開催します。
 PartⅣとなる今回のテーマは「大駒捨て」です。
 初めて詰将棋の面白さを知ったのは「捨駒」だという方が多いのではないでしょうか。
 そのなかでも「大駒捨て」には一段とインパクトがあったかと思います。
 将棋の川柳に「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」とありますが、大駒は大切な駒です。
 その価値の高い大駒を捨てて玉を詰めるわけですから、これ以上ない痛快さです。
 ネット作品展では、思わず詰将棋が好きになる、そんな「大駒捨て」のある作品を揃えたいと思いますので、作家の皆さま、奮ってご投稿ください。
 2月例会で選考し、2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それではいつものように、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

橋口忠夫作 詰パラ1967年2月(「古今短編詰将棋名作選」第130番)
橋口忠夫130
 一見26金が筋のように見えます。
 同玉なら37銀と据えて詰みますが、同と と応じられると続きません。
 15金と捨て同玉と取らせてから26銀とするのが手順の妙。
 これを同玉なら37銀、35玉、33龍で詰みますから、同と と取るしかありません。
 ここで龍筋を止めてちょっと打ちにくいのですが24銀と拠点を築きます。
 25玉となって一瞬36からの上部脱出が不安になりますが、ここから鮮やかな大駒捨てが飛び出します。
 まず34龍と捨てます。

<7手目:34龍>
橋口忠夫130_34龍

 同玉は35金まで。
 同桂の一手に決め手が14角成
 胸のすくような大駒の連続捨てです。

 最初に15金から26銀と捨てるのも巧く、34龍から14角成の華麗な収束も決まっています。

【詰手順】15金、同玉、26銀、同と、24銀、25玉、34龍、同桂、
     14角成、同玉、15金まで11手詰


小峯秀夫作 詰パラ1961年12月(「古今短編詰将棋名作選」第93番)
小峯秀夫93
 2作目も中段玉の華麗な手順をお楽しみください。
 あちらこちらに逃げ道があり、どこから手をつけようかという局面。
 初手66飛は、それを一気に解決する好手。
 同玉なら67金まで。87玉も、78金、98玉、88金、同玉に79銀の好手で詰みます。
 最善は85玉ですが、84金と捨て、同玉のとき73銀不成と行くのが好手。
 歩を取る俗な一手でちょっと気がつきにくい。
 同玉は83金まで、また95玉なら96歩と打って簡単。
 94玉には、84金と打ってしまうと95玉で打歩詰ですが、83角成と捨てる好手があり、同玉、84金、92玉、62飛成と66飛の活躍で詰みます。
 85玉とかわして凌ぎます。84金なら95玉と逃げて打歩詰に持ち込もうという狙い。
 ここで74角と捨てるのが気持ちの良い一手。

<7手目:74角>
小峯秀夫93_74角
 先ほどまで変化に活躍していた角を思い切って捨てるところに妙味があります。
 同玉は84金まで、94玉も96飛がありますから、同と と取るしかありません。
 それには86飛と寄り、94玉に95歩と叩き、同玉に96飛と捨てるのが気持ちの良い捌き。
 同玉に86金までの詰みとなります。

 豪快な初手66飛に始まり、要の56角を捨てる74角、打った飛を捌く96飛と、大駒捨ての醍醐味を存分に味合わせてくれる一局でした。

【詰手順】66飛、85玉、84金、同玉、73銀不成、85玉、74角、同と、
     86飛、94玉、95歩、同玉、96飛、同玉、86金まで15手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
   〒553-0001 大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
     TEL:06-6451-8756
       アクセス https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
   <最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
           地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
           JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
 連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
      <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

創棋会第284回例会報告

第284回例会報告

日時:12月15日(日)13:00~17:00
場所:大阪市福島区民センター304号
参加者:小池正浩、則内誠一郎、谷本治男、冨永晴彦、鳥本敦史、中出慶一、中村宜幹、西村章、野曽原直之、
     原田豪、広瀬稔、藤野勝好、吉松智明(以上13名、敬称略)

 師走はご多忙の方も多いのではないかとチョッピリ心配していたのですが、13名の方にご参加いただきました。
 遠方よりご参加は、小池さん、鳥本さん、広瀬さんの3名。広瀬さんは福岡に移られて以来、約3年ぶりのご参加。
 今回の課題は「捌きを楽しむ作品」。3月号の出題なので、あまり肩の凝らない、解いて楽しめる、解後感の良い作品をお見せしたいと考えた次第です。
 お一人で複数作を送って下さった方もあり、常連・客員あわせて、10作以上の投稿をいただきました。
 20手台の作品が多く、解図に取り組んでいただいた皆さんには、たっぷり楽しめた(笑)ことと思います。
 「捌きとはなんぞや」という意見交換もありましたが、多様な解釈があるのは当然で、そういう意味では多彩な作品が揃ったとも言えます。
 15時50分頃からは解説タイム。有力作を絞り込みましたが、3月号出題ということもあり、最終決定は1月例会という運びとなりました。
 最後は事務連絡。今後の課題や来年の行事スケジュール課題などについて情報共有。
続 いて参加者の近況報告。転居や仕事の話、資格試験、短コンの感想など、皆さんから最近の出来事をお話しいただきました。
 最後は集合写真を撮って解散。
 二次会には10名が参加し、ちょっとした忘年会モード。
 場所は下見を兼ねて新年会に予約しているお店で、楽しいひと時を過ごしました。

【例会風景と集合写真】(氏名略)
20191215_1.png

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■創棋会の次回課題
☆ネット作品展(2月出題予定)の課題
 「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品」。
 今回の「教材」のテーマは「大駒捨て」です。
 初めて詰将棋の面白さを知ったのは「捨駒」だという方が多いのではないでしょうか。
 そのなかでも「大駒捨て」には一段とインパクトがあったかと思います。
 将棋の川柳に「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」とありますが、大駒は大切な駒です。
 その価値の高い大駒を捨てて玉を詰めるわけですから、これ以上ない痛快さです。
 ネット作品展では、思わず詰将棋が好きになる、そんな「大駒捨て」のある作品を揃えたいと思いますので、作家の皆さま、奮ってご投稿ください。
 2月例会で選考し、2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題します。
  投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
  〒553-0001 大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
  TEL:06-6451-8756
     アクセス https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
     <最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
              地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
              JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
  連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
     <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
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★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上