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詰パラ7月号到着

<詰パラ7月号到着>
     *7/4例題記載内容の修正
 7月は例年なら全国大会でテンションの高くなる時期なのですが、今年は新型肺炎の影響で何となく気勢が上がりません。
 それでも全国大会は九州Gの皆さんのご尽力で9月開催の運びとなりました。それを楽しみに夏を乗り越えたいと思います。

・花
 近所で見かけた風景。
 きれいな紫色の花が咲き誇っています。
 こういうとき花の名前がさっと出てこないのがつらいところです。

356大樹_0623

■詰パラ7月号
・表紙は近藤郷さん。私が初めて読んだ詰パラの表紙が近藤さんの作品(『小さな絵』第17番)でした。
 表紙の言葉では「えび研」のことが書かれていますが、各氏の参加記を読むと実に楽しそうに過ごされている様子が伝わってきます。梁山泊の提供など、素晴らしいホスピタリティマインドに敬意を表します。
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校: 3・5手の作品を持っている人は今がチャンス!
 中学校:価値基準が多様だからこそ一つ一つの作品に存在価値がある?
 高校:藤井七段、棋聖戦に続いて王位戦も挑戦者に! 竜王戦も決勝トーナメント入り。今後の活躍に目が離せません。
  5番は女流棋士の山田さん?!
 短大:豪華メンバー! それにしても持駒の多い作品が揃いましたね(笑)
 大学:こちらも豪華メンバー。山田さんの作品、何が出てくるのでしょうか。
 大院:いかにも解いてみようという気になる2作。どんな物語が描かれているのでしょうか。
 ・大道棋教室:谷本さんがここに登場とは珍しい。
 ・内藤國雄の小ルーム(18P~)。非効率は詰将棋の面白さの一つですね。
 ・有吉弘敏記念作品展(20P~)。同人入りおめでとうございます! 再開後の入選スピードは目を瞠ります。
  昨年は看寿賞も受賞され、詰将棋の眺め方も執筆と大活躍ですね。
 ・詰備会作品展(21P~)。5月の会合は中止でしたがオンラインでは盛り上がったようですね。
 ・看寿賞(22P~)。山路さんは短編で2作受賞の快挙。小林さんは初受賞。田島さん、添川さんはお馴染みですが、皆さんおめでとうございます!
  惜しくも届かなかった作品も力作ぞろいでしたね。
・詰将棋の眺め方(45P~)。伊藤正さんの3回目は古典が題材。
 不成と邪魔駒消去の融合、それが先人の発想を進化させたものという鑑賞が出来るっていうのは凄いと思います。
・持駒のある風景(48P~)。お題は「密」。取り上げたテーマが「巣ごもり」で、まさにこの間のStay Homeに相応しい。
・おもちゃ箱だより(50P~)。「七種合の記録更新」は推敲というより新作創作の趣きですね。「六種成」は楽しめました。
・ちえのわ雑文集(52P~)。小池正浩さんの「会合参加の楽しみ」。4年ぶりの登場ですが、その間には北海道から九州まで、ほぼすべての会合に出席されたようで、移動距離もすごいでしょうね。
 今回からこのコーナーの世話役になられたそうです。皆さんも奮って寄稿しましょう。
全国大会の案内(54P~)。9月21日に福岡で開催。
 オリンピックを避けて開催することは昨年決まったことですが、結果的にコロナの影響を回避できる可能性が生まれたのはラッキーでした。
 九州Gの皆さんには難しい状況の中での開催、ご苦労も多いと思います。精一杯の応援で盛り上げたいと存じます。
 今回の握り詰は手数制限なしですが、表彰は手数別とのこと。これもユニークな試みだと思います。
・会合案内(60P~)。詰工房は定員の関係で事前予約制。九州Gも人数制限。他には香龍会と創棋会の案内が出ていますが「急遽中止の可能性」に言及されています。
 創棋会は念のため予約していたものですが、折角ですから開催することにしたものです。
・結果稿(61P~)。
 小18上谷氏(68P)この初形からよくこんなムシの良い手順が実現できたもの!
 高20山川氏(77P)34龍はインパクトある一手だが直前の24銀も打ったばかりの銀を捨てる意表の好手。
 短16原田氏(78P)19香の限定打が素晴らしい。
 大11石本氏(83P~)香の最遠打に4桂連合!
 院7石川氏(86P~)こういう作品が評価されるのは喜ばしいことです。
 デパート(101P~)解答50名超えおめでとうございます!
  1番と2番は局面の対比、5番はまさかの趣向が飛び出す楽しい作品。デパートならではの好選題ですね。
・編集室(112P)。今月は大増ページ! 毎号スタッフの皆さんの視点が多様で面白い。
・詰将棋デパート。投稿作に狙いを書くことは大切。
 書くという行為を通じて自己理解が深まります。
 また選者の目に触れれば、採用の機会にもつながり、返送の際にコメントがもらえる可能性もあります。


■創棋会の次回課題は ネット作品展「すらすら解ける20手台」
 「すらすら解ける20手台」には多数の投稿をいただき、6月14日までに届いた作を6/21の例会で選考。ただ時間切れで最終選考は7月例会になりそうです。
 好作が多く、悩ましいところですが、課題に相応しい作品を選題出来る見込みですので9月号をお楽しみにしてください。
 ところで「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催し、以降は毎年夏の企画ということで開催を続けてきましたが、今年もネット作品展は開催します。
 5回目ということで、詰パラ誌上とネット上でのコラボ開催です。
 ネット作品展は、詰パラ9月号とタイミングを合わせて8月末に当ブログ「創棋会通信+α」で開催します。
 投稿の締切は8月9日(日)です。
 あらたに投稿いただいた作品と、一回目の選考に漏れた作品を対象に、8月例会で出題作の選考を行います。
 例年「すらすら解けない」という指摘を頂戴します。20手台ですから、一目というわけにはいきませんが、解いて楽しめる作品を出題できるようにしたいと思います。
 残暑が厳しい時期の出題となることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、引き続き、作家の皆さまからの投稿をお待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
   解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

 それでは例によって、例題を紹介させていただきます。

中出慶一作 詰棋めいと2000年2月(「撫子」第93番)
中出_撫子93

 昨年入選500回を達成された中出さんの作品です。
 包囲網はしっかりしていますが持駒がありませんので戦力補充が求められる局面。
 57飛と回るのは55桂、同飛、同と、同馬、63玉で逃げられます。
 21馬と寄って合駒請求するのが正解。
 金銀合は45に打てるので、飛桂香のいずれか。
 飛合は同馬、同歩に、57飛と回り、55合、同飛、同と、64飛まで。
 桂合は、同馬と切り、46桂と打てば簡単。
 43香合は同馬、同歩、55香、同と、43銀不成、45玉、55馬まで。
 ということで32香合が最善です。
 同馬、同歩に、56香でもう一度合駒を訊きます。
 何を合しても同香、同と と進みます。
 ここで持駒に角銀があれば63に打って簡単。飛金なら64から打てます。
 香合は55馬と進めて、63玉、64香、52玉、72飛成があります。
 56香には55桂合が最善の受けです。

<図1 6手目:55桂合>
中出_撫子93_55桂

 55桂合も同香と取るしかありません。
 同と と応じる一手に、同馬では63玉で手が続きません。
 ここは46桂と捨てるのが好手。
 同と と取らせてと金の利きに57飛と 捨てるのが狙いすました一手。

<図2 11手目:57飛>
中出_撫子93_57飛

 57飛を同と と取れば46桂が痛打。44玉に35金45銀の軽手があります。同玉に55馬までです。
 56に合するしかありません。
 何を合しても同飛、同とは必然の応酬。
 その局面で持駒に飛角金銀があれば簡単です。
 となると残るは桂か香。
 香なら、45銀、同玉、35金、54玉、55香、同と、44金、同玉、55馬まで駒余りの詰み。
 56桂合が最善ですが、同飛、同と と進めて、45銀と捨てるのが好手。
 同玉に35金と活用し、54玉に46桂が好打。
 同との一手に、44金が気持ちの良い捌き。
 同玉に55馬まで緊張感のある詰上りとなりました。

 3度の合駒はいずれも明快で「すらすら度」の高い合駒物です。
 手順も、64のと金を翻弄するような流れに味があり、57飛の好手や詰上がりにかけて盛り上がっていくところは爽快感があります。

【作意】21馬、32香合、同馬、同歩、56香、55桂合(図1)、同香、同と、
   46桂、同と、57飛(図2)、56桂合、同飛、同と、45銀、同玉、
   35金、54玉、46桂、同と、44金、同玉、55馬まで23手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年7月19日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[課題] なし (看寿賞受賞作の鑑賞などでのんびり過ごしましょう)
[会費]  無料
★6/21の例会が中止となる可能性もありましたので、念のために7月も会場を予約していました。
 6月に続いての開催となりますが、折角ですから、楽しく過ごせればと思います。
 なお、下火になったとはいえ、感染者の発生は続いていますので、状況次第で急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いいたします。


***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
 第一回の締切までに投稿いただいた作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
 そこで選に洩れた作品や追加投稿作を、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
  ◆「すらすら解ける20手台」投稿要領の詳細は本文を参照下さい
  ・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
  ・投稿締切:8月9日(日)
  ・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
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「すらすら解ける20手台」ネット作品展も開催

<「すらすら解ける20手台」ネット作品展も開催>
 
 創棋会の6月例会は無事終了。
  ※例会報告はこちらから → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-357.html
 参加者の皆さまには感染防止のためにマスク着用や手洗いなどさまざまなお願いをいたしましたが、快くご協力いただき、あらためて感謝申し上げます。

 新型肺炎の状況は相変わらず流動的。収まったかと思えば、あちらこちらでクラスターが発生というニュースが流れたり、なかなか落ち着きません。第二波、第三波を警戒する声もあり、何とか全国大会は無事に迎えたいものです。

・花
 梅雨入りしましたが好天の日も多く、そんな日は紫陽花もちょっとまぶしそうです。

355_紫陽花0531

■創棋会の次回課題は ネット作品展「すらすら解ける20手台」
 「すらすら解ける20手台」には多数の投稿をいただき、6月14日までに届いた作を6/21の例会で選考。ただ時間切れで最終選考は7月例会になりそうです。
 好作が多く、悩ましいところですが、課題に相応しい作品を選題出来る見込みですので9月号をお楽しみにしてください。
 ところで「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催し、以降は毎年夏の企画ということで開催を続けてきましたが、今年もネット作品展は開催します。
 5回目ということで、詰パラ誌上とネット上でのコラボ開催です。
 ネット作品展は、詰パラ9月号とタイミングを合わせて8月末に当ブログ「創棋会通信+α」で開催します。
 投稿の締切は8月9日(日)です。
 あらたに投稿いただいた作品と、一回目の選考に漏れた作品を対象に、8月例会で出題作の選考を行います。
 残暑が厳しい時期の出題となることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、引き続き、作家の皆さまからの投稿をお待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
  解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


 それでは例によって、例題を紹介させていただきます。

中島久雄作 近代将棋2007年4月(塚田賞、『現代詰将棋中編名作選』第209番)
中島久雄

 飛車と馬で四方を固めているので脱出される心配はありませんが、これといった攻め筋が見えてきません。
 17銀や37銀はと金で取られて続きません。桂馬もすぐには使い道がなさそうです。
 15香が無ければ銀が打てるのですが、簡単には消せません。
 仕方がないので、重いのですが35銀と打ちます。
 これは36玉と寄る一手。
 46銀と引くのが良さそうに見えますが35歩合で詰みません。
 いったん44銀と上に開くのが好手。
 これなら35歩合には、同飛と取り、46玉、45飛と金を入手し、56玉、47馬と追って手数はかかりますが、二枚馬の威力で詰みます。
 44銀には26玉とかわします。
 それには35馬とぶつけます。同金なら同銀で簡単ですから15玉と逃げますが、24馬、26玉と進めば、15香が消えました。
 もう一度35銀と行きます。

<図1: 9手目 35銀>
中島久雄_35銀

 2手目と同様に36玉と寄る一手です。
 46銀では35歩合で詰まないのですが、44銀では堂々巡り。
 しかし36玉には48桂と捨てるのが局面打開の好手。
 同と と取らせて46銀と引けば、35歩合には45銀と金を取って簡単。38馬の利きが通ったのが大きいのです。
 26玉と逃げれば、37銀の追撃が好調な銀の捌き。

<図2: 15手目 37銀>
中島久雄_37銀

 37銀を同となら同馬で簡単。
 16玉と逃げるしかありませんが、17歩と突き出すのがとても味の良い手です。
 同玉には28銀と引くのが気持ちの良い一手。
 同と と取る一手に35馬と捨てるのが決め手です。
 同金に14飛と回ることが出来ました。
 44銀と開いて35馬から24馬で15香を消去した効果が現れました。
 3手目に48桂と捨てて46銀と引くのは、作意と違って15香が残るので詰まないというわけです。
 35に重く打った銀が44→35→46→37→28と活躍するのが素晴らしい好手順。
 最後の塚田賞に輝いた一局です。

【詰手順】35銀、36玉、44銀、26玉、35馬、15玉、24馬、26玉、
   35銀(図1)、36玉、48桂、同と、46銀、26玉、37銀(図2)、16玉、
   17歩、同玉、28銀、同と、35馬、同金、14飛、26玉、16飛まで25手詰


久保紀貴作 創棋会ネット作品展2016年8月(『現代詰将棋中編名作選』第296番)
久保紀貴

 初手37銀と打ち、25玉に35飛と据えれば、舞台が整います。
 16玉に36飛と引き、17に潜れば28金の一発なので、25玉と戻ります。
 そこで26銀とするのが、飛車がブラになるのでハッとさせる一手ですが、36玉には37金があるので大丈夫。
 玉は、銀の裏16に逃げます。
 それには15銀と歩を取って開き王手。
 単に25玉と逃げるのでは、26銀、16玉、37銀、25玉、35飛、16玉、17歩、同玉、28金として、作意より2手早く詰みます。
 26歩と捨合するのがポイントです。

<図3: 10手目 26歩合>
久保紀貴_26歩

 26歩を同飛と取れば17玉で手が続きません。
 ここは17歩と捨て同玉に26銀と歩を取り返します。
 16玉となったところで37銀と左下に引いて開き王手。

<図4: 15手目 37銀>
久保紀貴_37銀

 銀が37に動いたので17玉には28金があります。26歩合も同飛で無効。
 25玉とかわすしかありませんが、26銀と行くと16玉で千日手。
 25玉には35飛と決めるのが好手順。
 16玉に持歩を使って、再度17歩とすれば、同玉に28金と寄ることが出来ます。
 そこまで工作しておけば、16玉には36飛と引き、25玉に26銀と迫ればどう逃げても金までの詰みとなります。

 ほとんど手の解説を必要としない易しい作ですが、飛と銀が開き王手をしながら、微妙に局面が動き、途中26歩という巧い受けも飛び出し、軽快に手が進みます。
 本作は第一回のネット作品展「すらすら解ける20手台」で発表されたのですが、作品展の主旨に相応しいすらすら解ける作品で、パズルの楽しさや謎解きの味もあって大好評。見事首位に輝きました。

 発表時の短評などは以下からご覧ください。
   http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-60.html

【作意】37銀、25玉、35飛、16玉、36飛、25玉、26銀、16玉、15銀26歩合(図3)、
   17歩、同玉、26銀、16玉、37銀(図4)、25玉、35飛、16玉、
   17歩、同玉、28金、16玉、36飛、25玉、26銀、36玉、37金まで27手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年7月19日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[課題] なし (看寿賞受賞作の鑑賞などでのんびり過ごしましょう)
[会費]  無料
6/21の例会が中止となる可能性もありましたので、念のために7月も会場を予約していました。
 6月に続いての開催となりますが、折角ですから、楽しく過ごせればと思います。
 なお、下火になったとはいえ、感染者の発生は続いていますので、状況次第で急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いいたします


***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展すらすら解ける20手台
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
  第一回の締切までに投稿いただいた作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
  そこで選に洩れた作品や追加投稿作を、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
◆「すらすら解ける20手台」投稿要領の詳細は本文を参照下さい
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
・投稿締切:8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
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★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

創棋会 第287回例会報告(2020年6月21日)

■創棋会 第287回例会報告
日時:6月21日(日)13:00~17:00
場所:大阪市港区民センター 楓
参加者:小池正浩、柴田昭彦、則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、冨永晴彦、中出慶一、
   中村宜幹、西村章、福原徹彦、藤野勝好、吉松智明(以上12名、敬称略)

 新型肺炎が猛威を振るい、解答選手権をはじめ3~5月の詰将棋イベントは軒並み中止。
 創棋会も4月の例会は中止となり、今回も感染動向や行政の判断などを確認しながら、ようやく開催にこぎつけました。
 しかし蓋を開けてみれば、県境を越えた移動の解禁もあったからか、小池さんや鳥本さんが遠方から参加。また福原徹彦さんが三重県から初参加と、賑やかな会合となりました。
 もちろん部屋の定員は大きく下回り、全員マスク着用、窓も開放して、感染防止に努めての開催でした。
 それでも久方ぶりの顔合わせで、皆さん楽しそうに過ごされていたのは何よりです。

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20200621_2.png

 今回の課題は「すらすら解ける20手台」。例年、夏の企画でネット作品展を開催していたのですが、今年は5回目ということで、詰パラ本誌とのコラボ企画としました。
 例年より少し早いので作品が集まるかどうか心配だったのですが、全くの杞憂で、何と20作を超える多数の投稿をいただきました。複数作を投稿された方もおられ、作家の皆さまにはあらためて感謝申し上げます。
 開始から皆さん黙々と解図に取り組むのはいつものパターンですが、久方ぶりに顔を出された柴田さんが、参加者の面々にベテランならではのお話をされていたのが印象に残りました。詰パラでも是非、貴重な昔話を披露していただきたいものです。
 早目に投稿作の解説をはじめたのですが、肝心の選考には手が回らず時間切れ。
 その後、次回以降の課題について意見交換が行われました。
 最後は集合写真を撮って解散。

20200621_0.png

 二次会は、時節柄、皆さん自粛モードのため参加は4名と少人数。お店も「自粛席」を設けて密にならないように配慮されており、10人位のスペースでのんびりと過ごすことができました。
                                           以上

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年7月19日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
 〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[課題] なし (看寿賞受賞作の鑑賞などでのんびり過ごしましょう)
[会費]  無料
★6/21の例会が中止となる可能性もありましたので、念のために7月も会場を予約していました。
 6月に続いての開催となりますが、折角ですから、楽しく過ごせればと思います。
 なお、下火になったとはいえ、感染者の発生は続いていますので、状況次第で急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いいたします。


***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
    <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
 6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
 そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
◆「すらすら解ける20手台」
 ・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ・投稿締切:8月9日(日)
 ・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

****************************************************** 
以上

第一回投稿締切迫る! 「すらすら解ける20手台」

<第一回投稿締切迫る! 「すらすら解ける20手台」>

 新型肺炎、このまま終息に向かってくれれば良いのですが、当然ながら第二波、第三波を警戒する声も。
 姿の見えないウィルスが相手ですから、一人ひとりが出来るのは感染防止の行動だけです。
 創棋会の例会は6/21開催予定ですが、自分たちに出来る自衛策を講じて、楽しい一日を過ごしたいものです。
 なおタイトルにもあげたように課題「すらすら解ける20手台」の第一回投稿締切は6月14日です。
 易しい中編作の発表場所を模索している方は、奮って投稿ください。

・花
 梅雨入り宣言と共に紫陽花も見頃を迎えたようです。

№353紫陽花

■創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」
 6月例会は開催を予定していますが、後記のとおり、急遽中止となる可能性もありますので、ご承知おきください。中止の場合は当ブログで告知させていただきます。
 今回は9月号作品展向けの課題で「すらすら解ける20手台」です。
 「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催。
 それから毎年夏の企画ということで開催を続けてきました。
 今年は5回目になることから、詰パラ誌上とネット上でコラボ開催としたいと考えました。
 第一回の締切は6月14日(日)とし、それまでに届いた作品を選考して詰パラ9月号作品展で出題。
 第二回の締切は8月9日(日)とし、それまでに投稿された作品と一回目の選考に漏れた作品の中から選考されたものを当ブログのネット作品展で出題。
 詰パラ誌上とネット上の出題時期は出来るだけ揃えるようにしたいと考えています。
 出題は残暑が厳しい時期になることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、作家の皆さまからの投稿、お待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
 解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
  (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


 それでは例によって、例題紹介させていただきます。

山崎 隆作 近代将棋1979年9月(『現代詰将棋名作選』第14番)
山崎隆作

 使用駒は飛角桂香だけという珍しい初形です。
 誰がやっても初手は62飛成の一手でしょう。
 33玉と逃げれば73龍と飛車を取ることが出来ますから、52に捨合するしかありません。
 同龍と取らせて33玉と逃げようというわけです。
 しかしそれには42龍、34玉、45龍、33玉と追えば、上部脱出は出来ません。
 またそこで頭に利く駒があれば34に打って32玉、42龍までの詰み。
 ということで52の捨合は頭の丸い桂が最善。
 52桂でも、同龍、33玉、42龍、34玉、45龍、33玉と追うしかありませんが、ここでまず25桂と捨てます。

<図1 9手目:25桂>
山崎隆作9t25桂

 これは同香と取る一手。
 42龍、34玉と進むと、25の逃げ道が塞がっているので26桂が利きます。
 同香と取られて、またまた25地点が空きました。
 何のために26桂と捨てたのでしょうか。
 もう少し進むとその理由が分かります。
 45龍と引いて、33玉のときに、もう一度25桂と捨てるのです。

<図2 17手目:25桂>
山崎隆作17t25桂

 この局面、図1とどこが違うのでしょうか?
 持駒がなくなっただけ?
 よく見ると26が埋まってます。
 これで同香に42龍と突っ込んで、34玉のときに35馬が気持ちの良い一手。
 同玉に45龍までの詰み。

 持駒と合駒で入手した桂を巧みに活用して、25と26を埋めておくのが35馬捨ての切り札を出す前の下準備。
 桂捨ての間に繰り返される龍の上下運動も楽しい手順。

 作者は同年に「赤兎馬」で看寿賞を受賞されるなど、長編作家として活躍。

【詰手順】62飛成、52桂合、同龍、33玉、42龍、34玉、45龍、33玉、
    25桂(図1)、同香、42龍、34玉、26桂、同香、45龍、33玉、
    25桂(図2)、同香、42龍、34玉、35馬、同玉、45龍まで23手詰


相馬康幸作 詰パラ1997年1月(『現代詰将棋中編名作選』第142番)
相馬康幸_現中142

 一目で二飛追いの趣向とわかったあなたは、詰将棋通です(笑)。
 59桂は同香成と応じられるとまずいので、桂を打つなら39です。
 39桂には同成桂の一手ですが、あわてて48飛右とするのは36玉と逃げられます。
 いったん36銀と捨てないといけません。
 同と と取らせて48飛右と寄れば、57玉は69桂の一手詰なので、37玉とかわします。
 38地点にと金と成桂が利いているので、49桂と捨て同成桂とさせてから38歩と打てば、同と と応じるしかなく27のと金をはがすことが出来ます。

<図3 10手目:38同と>
相馬康幸_現中142_10t38と

 しかし38飛と と金を取る前に、46銀と捨てて逃げ道を封鎖しておかないといけません。
 46同と と取らせて38飛と と金を入手。
 47玉となった局面は、初形と比べると27のと金が消えただけですが、持駒は随分使ってしまいましたね。
 今度は成桂をはがしにかかります。
 39桂、同成桂、36銀、同と、48飛右と学習済みの手順です。
 37玉となったところで、待望の38歩。
 同成桂と応じるしかありません。

<図4 22手目:38同成桂>
相馬康幸_現中142_22t38圭

 46銀と捨ててから38飛と成桂を奪います。
 47玉に39桂と打つことが出来、57玉に58飛右までの詰み。

 大量の持駒を巧みに使って、盤面を微妙に変化させながら、と金と成桂をはがす楽しい趣向作でした。

【詰手順】39桂、同成桂、36銀、同と、48飛右、37玉、49桂、同成桂、
   38歩、同と(図3)、46銀、同と、38飛、47玉、39桂、同成桂、
   36銀、同と、48飛右、37玉、38歩、同成桂(図4)、46銀、同と、
   38飛、47玉、39桂、57玉、58飛右まで29手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21の例会は、緊急事態宣言も解除されましたので、開催の予定です。
 ただし感染再拡大という懸念はゼロではありません。楽観できる情勢ではないことから、急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)、マイ盤駒の持参推奨(事務局でいつも通り用意しますが)ということで、当日の運営にご理解をお願いいたします。


[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
    <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
 6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
 そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
◆「すらすら解ける20手台」投稿要領の詳細は本文を参照下さい
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
   <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

<続・創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」>

<続・創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」>

 当ブログへのアクセスが4万回を超えました。
 ご愛読の皆さまには深く感謝申し上げます。
 引き続き情報発信に努めてまいりますので、これからも「創棋会通信+α」をどうぞよろしくお願いいたします。

 さて新型肺炎ですが、日本では緊急事態宣言も解除され、欧米の流行も下火になっているようですが、南半球では流行は拡大を続けている模様。人々の活動はグローバルにつながっていますので、まだまだ油断は禁物です。

・花
 紫陽花も見頃になってきました。

№352紫陽花0527


■創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」
 6月例会は開催を予定していますが、後記のとおり、急遽中止となる可能性もありますので、ご承知おきください。
 中止の場合は当ブログで告知させていただきます。
 今回は9月号作品展向けの課題で「すらすら解ける20手台」です。
 「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催。
 それから毎年夏の企画ということで開催を続けてきました。
 今年は5回目になることから、詰パラ誌上とネット上でコラボ開催としたいと考えました。
 第一回の締切は6月14日(日)とし、それまでに届いた作品を選考して詰パラ9月号作品展で出題。
 第二回の締切は8月9日(日)とし、それまでに投稿された作品と一回目の選考に漏れた作品の中から選考されたものを当ブログのネット作品展で出題。
 詰パラ誌上とネット上の出題時期は出来るだけ揃えるようにしたいと考えています。
 出題は残暑が厳しい時期になることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、作家の皆さまからの投稿、お待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
   解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


 それでは例によって、例題紹介させていただきます。

北川 明作 詰パラ2008年9月(『撫子』第36番)
北川明_撫子36

 上部脱出の心配はありませんがどこから攻めましょうか?
 ここは筋良く33歩成、同金、22銀成と捨てて、同玉に31角がうまい手作り。
 同玉なら33飛成の一間龍を見ています。
 取る手は無いので、23玉と逃げますが、打ったばかりの角を13角成と捨てるのが気持ちの良い捌き。

<図1 7手目:13馬>
北川明_撫子36_13馬

 もちろん同玉なら33飛成の横からの一間龍があります。
 32玉とかわすしかありませんが、もう一度31馬と飛び込むのが痛快な一手。
 13玉と逃げる一手です。
 ここで13馬と引けば32玉で元に戻ってしまい千日手模様。
 困ったようですが好手がありました。
 14金と捨てるのです。

<図2 11手目:14金>
北川明_撫子36_14金

 虎の子の金を手放して惜しいようですが、同玉と取らせて26桂が狙いの一手。
 23玉と引けば33飛成から34金まで。
 この変化に備えて31角を馬に換えておいたわけです。
 また24玉なら、今度こそ13馬があり、同玉に33飛成で詰みます。
 26桂は同角成と取るしかありません。
 そこで、13馬と捨てるのが決め手。
 同玉に待望の33飛成。
 14玉と逃げても、24金、15玉、13龍までの詰み。
 26桂捨ての効果で上部脱出が出来ず投了です。

 本作は創棋会の課題「スイッチバック」に投稿されたもの。
 31に打った角が13と31を往復するのが見事なスイッチバック。

【詰手順】33歩成、同金、22銀成、同玉、31角、23玉、13角成(図1)、32玉、
    31馬、23玉、14金(図2)、同玉、26桂、同角成、13馬、同玉、
    33飛成、14玉、24金、15玉、13龍まで21手詰


塩野入清一作 詰棋めいと第8号1988年9月(『現代詰将棋中編名作選』第86番)
塩野入清一_現中86

 塩野入さんと言えば「コスモス」などが有名な趣向作家。
 本作も盤面7枚という簡素な初形から楽しい手順が飛び出します。
 初手はこれしかないという23桂。
 12玉には21銀があるので危ないようでも22玉とかわします。
 33銀と捨て同馬と取らせて、31角成とすれば、12玉の一手。
 そこで軽く11桂成と成り捨てます。
 同馬と応じるしかありませんが、今度は24桂、23玉、32馬と出来ます。
 34玉なら46桂から54馬があります。54金はこの変化のためです。
 13玉と逃げますが12桂成

<図3 13手目:12桂成>
塩野入清一_現中86_12桂成

 同馬の一手に25桂。
 24玉には33馬が利きます。
 35玉なら26龍から46龍があるので、14玉と逃げるしかありませんが、またも馬の利きに13桂成と成り捨て。
 同馬となったところで桂馬があれば26桂ですが、あいにく桂は使い切ってしまいました。
 しかし15馬と捨てる絶好の一手がありました。

<図4 13手目:15馬>
塩野入清一_現中86_15馬

 これは同玉の一手。
 最後は16銀と軽く捨て、同玉に26龍までの詰み。

 本作の素晴らしさは中編名作選の新ケ江さんの解説から引用させていただきます。
『本作は「桂の王手、馬の王手、桂の成捨て、同馬」という手順を簡素な配置で最大回数(成り捨ては三回が限度)実現したミニ趣向作で、桂の成り捨てを全て「同馬」の応手で統一したところに作者のこだわりが現れている。』

【詰手順】23桂、22玉、33銀、同馬、31角成、12玉、11桂成、同馬、
   24桂、23玉、32馬、13玉、12桂成(図3)、同馬、25桂、24玉、
   33馬、14玉、13桂成、同馬、15馬(図4)、同玉、16銀、同玉まで25手詰。



■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21の例会は、緊急事態宣言も解除されましたので、開催の方向で考えています。
 ただし自粛緩和の揺り戻しによる感染再拡大という状況も懸念されます。
 楽観できる情勢ではないという認識ですので、急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)、マイ盤駒の持参推奨(事務局でいつも通り用意しますが)ということで、当日の運営にご理解とご協力をお願いしたいと存じます。

[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
  6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
  そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
  「すらすら解ける20手台」投稿要領の詳細は本文を参照下さい
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
****************************************************** 

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