続・創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
<続・創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ>
◇コロナ
緊急事態宣言が出されて2週間が経過しましたが東京都で1000人越えの発生が続くなど、拡大は高止まり。昨年11月に500人を超えたときには驚いたものですが、それどころではない高水準。連日このような数字が報道されると、次第に慣れてしまうのが怖いような気がします。
1月の会合では、たま研と詰四会がコロナの影響で中止、九州Gと香龍会はいずれも参加者3名というのは多少影響があったものと思われます。
自粛に努めますからどうぞ早く退散くださいとお祈りしたい心境です。
■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきましたが、皆さまお楽しみいただけたでしょうか。
今日は詰手順を発表しますので、解いていない方は是非鑑賞ください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

初形は「R」です。令和の「R」。
持駒は金3枚と豊富ですが、74金や76金のように、すぐに金を打つ筋では詰みません。
まず85飛と銀を入手し、さらに戦力を補充します。
85同玉なら96金と捨て、同玉に97金の好手順で詰みます。
74玉とかわせば83飛成がありますから、85同とが最善の応手。
64銀打と形を決めたくなりますが、74玉と引かれて続きません。
76銀と捨てるのも筋ですが、同角とされ、74金、65玉、65金、55玉と脱出されてしまいます。
74金と捨てるのが好手。
同角なら手に入れた銀を64に打って簡単。
同玉と取るしかありませんが、64金と拠点を据えます。
ここまで準備をして76銀と捨てるのが狙いすました一手。
同となら85金までですから、同玉の一手。
77金と押さえて、75玉に66馬と切って桂を入手。
同桂に67桂まで、見事に「3」が浮かび上がりました。
<詰上り 「3」 )

初形「R」、詰上り「3」の立体曲詰。
令和3年に相応しい年賀詰でした。
加藤さんのおもちゃ箱ではお気に入り投票が行われています。
→ 詰将棋おもちゃ箱~ 記念作品~2021年年賀詰展示室
本作が気に入ったという方、ぜひ清き一票をお願いします。
【詰手順】85飛、同と、74金、同玉、64金、75玉、76銀、同玉、
77金、75玉、66馬、同桂、67桂まで13手詰
■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は持駒銀一色の作品をご覧ください。
新田道雄作 詰パラ1977年2月(「古今趣向詰将棋名作選」第63番)

持駒銀一色と盤面角一色のダブル趣向です。
盤上は頭の丸い角だけで、持駒には金もないので、捕まえるのに苦労しそうです。
まず33銀と打ちます。
12玉と寄るのは45角と引けば23合に13銀から簡単。
33銀には23玉と上部脱出を見せます。
45角と引くのが良さそうですが、34香合とされ、32銀打、14玉に36角と引けず、15銀と打っても25玉から逃げられてしまいます。
もったいないようですが14銀と捨て、同玉に36角と引くのが巧い順です。
<1図 5手目:36角>

36角に23玉と引くのは、32銀打、12玉(34玉は35銀まで)、13銀以下簡単。
25歩合なら、15銀、23玉に45角と出て、34合、14銀打、12玉、13角(銀)成という順で詰みます。
45角と出る手を消して25飛合がありそうですが、15銀、23玉、14銀打、34玉、25銀と飛車を取り、43玉、42銀成、53玉、63飛までピッタリ詰みます。
ということで36角には14銀打を防ぐ25銀合が最善です。
25銀合にも15銀、23玉と追って45角と出ます。
<2図 9手目:45角>

34合ですが、何を合しても32銀打、12玉と進めたとき、34角と取る手があり、桂と歩以外は13から打って詰みます。
したがって34には歩または桂を合するのが最善。(残念ながら非限定です)
34歩(桂)合には、32銀打、12玉と進めて、13角成と捨てるのが決め手です。
同玉に24銀上と活用すれば、12玉に23銀成からの詰み。
収束3手は少し乱れますが、条件作としてはよく出来ていると思います。
【詰手順】33銀、23玉、14銀、同玉、36角(1図)、25銀、15銀合、23玉、
45角(2図)、34歩、32銀打、12玉、13角成、同玉、24銀上、12玉、
23銀引成、11玉、22銀成、まで19手詰
海老原辰夫作 将棋世界2007年6月(「星河」第8番)

玉の周囲から銀を打つ手が見えますが、45飛の横利きは活かしながら、守備の大駒に触らずに攻める33銀が正着です。
14玉とかわせば、15銀、同飛、13角成が手筋の寄せ。13同玉に15飛と飛車を入手すれば詰みます。
33銀は同玉と取るしかありません。
そこで22銀と拠点を据えて、23玉に24銀と捨てるのが好手順。
<3図 5手目:24銀>

同玉なら42角成があるので同桂と応じますが、最後の銀を14に捨てるのが決め手です。
同玉なら13銀成まで。
14銀は同飛と取るしかありませんが、これで上部脱出の心配がなくなったので45飛の活用を図ります。
22に打った銀を軽く33銀成と捌くのが気持ちの良い手です。
同玉には42飛成と成り込んで、23玉に22龍までの詰み。
持駒の銀を打ち捨てる好形好手順の作品です。
【詰手順】33銀、同玉、22銀、23玉、24銀(3図)、同桂、14銀、同飛、
33銀成、同玉、42飛成、23玉、22龍まで13手詰
長谷繁蔵作 詰パラ2010年12月(「撫子」第102番)

入玉形ですが持駒豊富で詰めてみようと思わせる形。
一目ちょっと離れている龍馬を活用したいところです。
28地点は玉方の利きが強いので38銀と攻め方の勢力圏に呼び込みます。
18玉なら19銀から37馬という好手順が見えています。37馬を同金と取らせて28歩とすれば69龍の威力で簡単。
38銀は同玉と応じるしかありませんが、あわてて49馬と寄ると37玉とかわされて中段への脱出が防げません。
38同玉には、さらに39銀と捨てるのが好手。
<4図 3手目:39銀>

39銀を同玉なら、49馬、29玉、39馬と押していけば簡単な詰み。
27玉と逃げる一手ですが、38銀打から18玉と決めて、19銀と最後の銀を捨てます。
同玉と取らせて37馬と飛び出すのが爽快な一手。
<5図 11手目:37馬>

同金なら28銀と上がって早いので18玉とかわしますが、19馬と押し売り。
同玉と取る一手に28銀と捌き、18玉に19銀と捨てます。
同玉に28歩が味の良い突き出しで、同玉に29龍までの詰み。
軽い銀の捨駒に37馬の好手を織り込んだ楽しめる一局でした。
【詰手順】38銀、同玉、39銀(4図)、27玉、38銀打、18玉、19銀、同玉、
37馬(5図)、18玉、19馬、同玉、28銀、18玉、19銀、同玉、
28歩、同玉、29龍まで19手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
i以上
◇コロナ
緊急事態宣言が出されて2週間が経過しましたが東京都で1000人越えの発生が続くなど、拡大は高止まり。昨年11月に500人を超えたときには驚いたものですが、それどころではない高水準。連日このような数字が報道されると、次第に慣れてしまうのが怖いような気がします。
1月の会合では、たま研と詰四会がコロナの影響で中止、九州Gと香龍会はいずれも参加者3名というのは多少影響があったものと思われます。
自粛に努めますからどうぞ早く退散くださいとお祈りしたい心境です。
■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきましたが、皆さまお楽しみいただけたでしょうか。
今日は詰手順を発表しますので、解いていない方は是非鑑賞ください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

初形は「R」です。令和の「R」。
持駒は金3枚と豊富ですが、74金や76金のように、すぐに金を打つ筋では詰みません。
まず85飛と銀を入手し、さらに戦力を補充します。
85同玉なら96金と捨て、同玉に97金の好手順で詰みます。
74玉とかわせば83飛成がありますから、85同とが最善の応手。
64銀打と形を決めたくなりますが、74玉と引かれて続きません。
76銀と捨てるのも筋ですが、同角とされ、74金、65玉、65金、55玉と脱出されてしまいます。
74金と捨てるのが好手。
同角なら手に入れた銀を64に打って簡単。
同玉と取るしかありませんが、64金と拠点を据えます。
ここまで準備をして76銀と捨てるのが狙いすました一手。
同となら85金までですから、同玉の一手。
77金と押さえて、75玉に66馬と切って桂を入手。
同桂に67桂まで、見事に「3」が浮かび上がりました。
<詰上り 「3」 )

初形「R」、詰上り「3」の立体曲詰。
令和3年に相応しい年賀詰でした。
加藤さんのおもちゃ箱ではお気に入り投票が行われています。
→ 詰将棋おもちゃ箱~ 記念作品~2021年年賀詰展示室
本作が気に入ったという方、ぜひ清き一票をお願いします。
【詰手順】85飛、同と、74金、同玉、64金、75玉、76銀、同玉、
77金、75玉、66馬、同桂、67桂まで13手詰
■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は持駒銀一色の作品をご覧ください。
新田道雄作 詰パラ1977年2月(「古今趣向詰将棋名作選」第63番)

持駒銀一色と盤面角一色のダブル趣向です。
盤上は頭の丸い角だけで、持駒には金もないので、捕まえるのに苦労しそうです。
まず33銀と打ちます。
12玉と寄るのは45角と引けば23合に13銀から簡単。
33銀には23玉と上部脱出を見せます。
45角と引くのが良さそうですが、34香合とされ、32銀打、14玉に36角と引けず、15銀と打っても25玉から逃げられてしまいます。
もったいないようですが14銀と捨て、同玉に36角と引くのが巧い順です。
<1図 5手目:36角>

36角に23玉と引くのは、32銀打、12玉(34玉は35銀まで)、13銀以下簡単。
25歩合なら、15銀、23玉に45角と出て、34合、14銀打、12玉、13角(銀)成という順で詰みます。
45角と出る手を消して25飛合がありそうですが、15銀、23玉、14銀打、34玉、25銀と飛車を取り、43玉、42銀成、53玉、63飛までピッタリ詰みます。
ということで36角には14銀打を防ぐ25銀合が最善です。
25銀合にも15銀、23玉と追って45角と出ます。
<2図 9手目:45角>

34合ですが、何を合しても32銀打、12玉と進めたとき、34角と取る手があり、桂と歩以外は13から打って詰みます。
したがって34には歩または桂を合するのが最善。(残念ながら非限定です)
34歩(桂)合には、32銀打、12玉と進めて、13角成と捨てるのが決め手です。
同玉に24銀上と活用すれば、12玉に23銀成からの詰み。
収束3手は少し乱れますが、条件作としてはよく出来ていると思います。
【詰手順】33銀、23玉、14銀、同玉、36角(1図)、25銀、15銀合、23玉、
45角(2図)、34歩、32銀打、12玉、13角成、同玉、24銀上、12玉、
23銀引成、11玉、22銀成、まで19手詰
海老原辰夫作 将棋世界2007年6月(「星河」第8番)

玉の周囲から銀を打つ手が見えますが、45飛の横利きは活かしながら、守備の大駒に触らずに攻める33銀が正着です。
14玉とかわせば、15銀、同飛、13角成が手筋の寄せ。13同玉に15飛と飛車を入手すれば詰みます。
33銀は同玉と取るしかありません。
そこで22銀と拠点を据えて、23玉に24銀と捨てるのが好手順。
<3図 5手目:24銀>

同玉なら42角成があるので同桂と応じますが、最後の銀を14に捨てるのが決め手です。
同玉なら13銀成まで。
14銀は同飛と取るしかありませんが、これで上部脱出の心配がなくなったので45飛の活用を図ります。
22に打った銀を軽く33銀成と捌くのが気持ちの良い手です。
同玉には42飛成と成り込んで、23玉に22龍までの詰み。
持駒の銀を打ち捨てる好形好手順の作品です。
【詰手順】33銀、同玉、22銀、23玉、24銀(3図)、同桂、14銀、同飛、
33銀成、同玉、42飛成、23玉、22龍まで13手詰
長谷繁蔵作 詰パラ2010年12月(「撫子」第102番)

入玉形ですが持駒豊富で詰めてみようと思わせる形。
一目ちょっと離れている龍馬を活用したいところです。
28地点は玉方の利きが強いので38銀と攻め方の勢力圏に呼び込みます。
18玉なら19銀から37馬という好手順が見えています。37馬を同金と取らせて28歩とすれば69龍の威力で簡単。
38銀は同玉と応じるしかありませんが、あわてて49馬と寄ると37玉とかわされて中段への脱出が防げません。
38同玉には、さらに39銀と捨てるのが好手。
<4図 3手目:39銀>

39銀を同玉なら、49馬、29玉、39馬と押していけば簡単な詰み。
27玉と逃げる一手ですが、38銀打から18玉と決めて、19銀と最後の銀を捨てます。
同玉と取らせて37馬と飛び出すのが爽快な一手。
<5図 11手目:37馬>

同金なら28銀と上がって早いので18玉とかわしますが、19馬と押し売り。
同玉と取る一手に28銀と捌き、18玉に19銀と捨てます。
同玉に28歩が味の良い突き出しで、同玉に29龍までの詰み。
軽い銀の捨駒に37馬の好手を織り込んだ楽しめる一局でした。
【詰手順】38銀、同玉、39銀(4図)、27玉、38銀打、18玉、19銀、同玉、
37馬(5図)、18玉、19馬、同玉、28銀、18玉、19銀、同玉、
28歩、同玉、29龍まで19手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
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・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
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創棋会の次回課題「寄せの主役は銀」~ネット作品展「教材に使える10手台」
<創棋会の次回課題「寄せの主役は銀」~ネット作品展「教材に使える10手台」>
緊急事態宣言は首都圏に加えて、関西圏をはじめ東海や九州などにも拡大され、11都府県に発出される事態となりました。
そういう状況を受け、感染防止の観点から4月10日(土)に予定されていた全国各地会場での解答選手権「初級戦・一般戦」も中止が決定。
⇒ 詰将棋解答選手権 速報ブログ (goo.ne.jp)
残念ですが、事情を汲み取っていただくしかありません。
ただし昨年と同様に解答選手権「初級戦・一般戦」のオンライン会場は実施されるとのこと。こちらを楽しみにしたいと思います。
☆通勤途上で見かけた花壇です。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は銀を主役に趣向的なタッチで表現された作品です。
坂野孔一作 詰パラ1984年8月 (「Limit7」第225番)

銀が二間とびに並び、見るからに美しい初形。
横からの攻めはないので11飛と打って一間龍の形を目指します。
11飛は同玉の一手で、13龍と銀を取れば、あっという間に詰み形。
しかしここで21玉と寄られると持駒は銀なので一発で仕留めることはできません。
21玉に23龍などと攻めると22合で続きませんから、22銀と打つしかありません。
<1図 5手目:22銀>

22銀には32玉と逃げます。
そこで33龍とできるのが銀と龍のコンビならではの手段。
龍追いでよく使われる手法です。
41玉と引く一手に、今度は43龍と2枚目の銀を奪います。
42合は52銀の一発ですから、51玉とかわします。
そこで52銀の追撃。
<2図 11手目:52銀>

先ほどの折衝とよく似た手順ですね。
62玉とかわせば、63龍から73龍と、3枚目の銀を奪います。
81玉と寄る一手に、82銀と打てば、92玉に93龍までの詰み。
本局は易しい趣向作。龍と銀の活用で楽しい手順が繰り返されます。
【詰手順】11飛、同玉、13龍、21玉、22銀(1図)、32玉、33龍、41玉、
43龍、51玉、52銀(2図)、62玉、63龍、71玉、73龍、81玉、
82銀、92玉、93龍まで19手詰
中村雅哉作 将棋ジャーナル1985年10月
(ジャーナル賞、「現代詰将棋短編名作選」第107番)

持駒は豊富にあり、64角の利きもあるので、16銀のような手がちらつきますが、同香でも同玉でも、さすがに続きません。
まずは43角と据えるのが正着です。
15玉とかわすのは、16銀、24玉、34角成、13玉、24銀で詰みますので、26玉と上部脱出を図ります。
27銀と捨てる手が良さそうですが、同玉、28銀、38玉と逃げられてダメです。
28銀のところで金を打つのは、26玉と引かれて、銀2枚では明らかに戦力不足。
しかし26玉には目の覚めるような好手がありました。
香の頭に15銀と捨てるのです。
<3図 3手目:15銀>

15銀を同香と取ってくれれば、27銀、同玉、28金以下簡単な詰み。
15銀は同玉と取るしかありません。
そこで37角と引くのが良さそうですが、同飛成と応じられ、16金、24玉となると持駒銀3枚ではちょっと足りません。
15同玉には24銀と歩頭に捨てるのが好手です。
同歩なら、今度こそ37角が絶好の一手で、同飛成に16金まで。
24銀に26玉なら27銀から28金でピッタリ詰みます。
よって24銀は同玉が最善。
ここまで進むと次の一手が見えてきたのではないでしょうか。
そうです、13銀と捨てます。
<4図 7手目:13銀>

13銀に15玉とするのは37角があるので、同玉と取る一手。
そしてトドメの一手は22銀。
24玉なら、25金、同桂、42角成まで。変化同手数ですが、気の利いた詰上り。
22銀は同玉と取って、31角成が決め手です。
同玉に32金までの詰み。
15、24、13、22と4枚連続で銀を捨てるのは見事な手順。
捨て駒の軌跡も美しいですね。
【詰手順】43角、26玉、15銀(3図)、同玉、24銀、同玉、13銀(4図)、同玉、
22銀、同玉、31角成、同玉、32金まで13手詰
髙橋和男作 詰パラ2007年7月(「現代詰将棋短編名作選」第312番)

43馬と34飛のバッテリーを活用したい形です。
15銀と捨てれば同玉の一手ですが、35飛に24玉となっては続きません。
25銀と捨てるのが好手。
同玉なら33飛成と銀を入手できるので簡単に詰みます。
25銀には、15玉とかわします。
そこで16銀と引くのが継続の好手。
<5図 3手目:16銀>

16銀を同玉なら33飛成と銀を入手し、34歩合で延命を図りますが、同馬、17玉に13龍と香を取り、28玉、37銀打、39玉、19龍以下駒余りの詰み。
そこで16銀には26玉とかわしますが、27銀引とし、17玉のとき、もう一度18銀と押し売りします。
<6図 7手目:18銀>

18銀に16玉なら35飛と引けば簡単、また26玉には37銀、15玉、35飛で詰みますから、同玉と応じるしかありません。
それには54馬と活用します。
28玉には27馬と引きつけ、39玉に49銀の開き王手から39飛と捨てるのが決め手です。
25に打った銀が16→27→18と千鳥に動くさまがきれいです。
最後に飛車を捨てての収束も鮮やかです。
【詰手順】25銀、15玉、16銀(5図)、26玉、27銀引、17玉、18銀(6図)、同玉、
54馬、28玉、27馬、39玉、49銀、29玉、39飛、同玉まで17手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以上
緊急事態宣言は首都圏に加えて、関西圏をはじめ東海や九州などにも拡大され、11都府県に発出される事態となりました。
そういう状況を受け、感染防止の観点から4月10日(土)に予定されていた全国各地会場での解答選手権「初級戦・一般戦」も中止が決定。
⇒ 詰将棋解答選手権 速報ブログ (goo.ne.jp)
残念ですが、事情を汲み取っていただくしかありません。
ただし昨年と同様に解答選手権「初級戦・一般戦」のオンライン会場は実施されるとのこと。こちらを楽しみにしたいと思います。
☆通勤途上で見かけた花壇です。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は銀を主役に趣向的なタッチで表現された作品です。
坂野孔一作 詰パラ1984年8月 (「Limit7」第225番)

銀が二間とびに並び、見るからに美しい初形。
横からの攻めはないので11飛と打って一間龍の形を目指します。
11飛は同玉の一手で、13龍と銀を取れば、あっという間に詰み形。
しかしここで21玉と寄られると持駒は銀なので一発で仕留めることはできません。
21玉に23龍などと攻めると22合で続きませんから、22銀と打つしかありません。
<1図 5手目:22銀>

22銀には32玉と逃げます。
そこで33龍とできるのが銀と龍のコンビならではの手段。
龍追いでよく使われる手法です。
41玉と引く一手に、今度は43龍と2枚目の銀を奪います。
42合は52銀の一発ですから、51玉とかわします。
そこで52銀の追撃。
<2図 11手目:52銀>

先ほどの折衝とよく似た手順ですね。
62玉とかわせば、63龍から73龍と、3枚目の銀を奪います。
81玉と寄る一手に、82銀と打てば、92玉に93龍までの詰み。
本局は易しい趣向作。龍と銀の活用で楽しい手順が繰り返されます。
【詰手順】11飛、同玉、13龍、21玉、22銀(1図)、32玉、33龍、41玉、
43龍、51玉、52銀(2図)、62玉、63龍、71玉、73龍、81玉、
82銀、92玉、93龍まで19手詰
中村雅哉作 将棋ジャーナル1985年10月
(ジャーナル賞、「現代詰将棋短編名作選」第107番)

持駒は豊富にあり、64角の利きもあるので、16銀のような手がちらつきますが、同香でも同玉でも、さすがに続きません。
まずは43角と据えるのが正着です。
15玉とかわすのは、16銀、24玉、34角成、13玉、24銀で詰みますので、26玉と上部脱出を図ります。
27銀と捨てる手が良さそうですが、同玉、28銀、38玉と逃げられてダメです。
28銀のところで金を打つのは、26玉と引かれて、銀2枚では明らかに戦力不足。
しかし26玉には目の覚めるような好手がありました。
香の頭に15銀と捨てるのです。
<3図 3手目:15銀>

15銀を同香と取ってくれれば、27銀、同玉、28金以下簡単な詰み。
15銀は同玉と取るしかありません。
そこで37角と引くのが良さそうですが、同飛成と応じられ、16金、24玉となると持駒銀3枚ではちょっと足りません。
15同玉には24銀と歩頭に捨てるのが好手です。
同歩なら、今度こそ37角が絶好の一手で、同飛成に16金まで。
24銀に26玉なら27銀から28金でピッタリ詰みます。
よって24銀は同玉が最善。
ここまで進むと次の一手が見えてきたのではないでしょうか。
そうです、13銀と捨てます。
<4図 7手目:13銀>

13銀に15玉とするのは37角があるので、同玉と取る一手。
そしてトドメの一手は22銀。
24玉なら、25金、同桂、42角成まで。変化同手数ですが、気の利いた詰上り。
22銀は同玉と取って、31角成が決め手です。
同玉に32金までの詰み。
15、24、13、22と4枚連続で銀を捨てるのは見事な手順。
捨て駒の軌跡も美しいですね。
【詰手順】43角、26玉、15銀(3図)、同玉、24銀、同玉、13銀(4図)、同玉、
22銀、同玉、31角成、同玉、32金まで13手詰
髙橋和男作 詰パラ2007年7月(「現代詰将棋短編名作選」第312番)

43馬と34飛のバッテリーを活用したい形です。
15銀と捨てれば同玉の一手ですが、35飛に24玉となっては続きません。
25銀と捨てるのが好手。
同玉なら33飛成と銀を入手できるので簡単に詰みます。
25銀には、15玉とかわします。
そこで16銀と引くのが継続の好手。
<5図 3手目:16銀>

16銀を同玉なら33飛成と銀を入手し、34歩合で延命を図りますが、同馬、17玉に13龍と香を取り、28玉、37銀打、39玉、19龍以下駒余りの詰み。
そこで16銀には26玉とかわしますが、27銀引とし、17玉のとき、もう一度18銀と押し売りします。
<6図 7手目:18銀>

18銀に16玉なら35飛と引けば簡単、また26玉には37銀、15玉、35飛で詰みますから、同玉と応じるしかありません。
それには54馬と活用します。
28玉には27馬と引きつけ、39玉に49銀の開き王手から39飛と捨てるのが決め手です。
25に打った銀が16→27→18と千鳥に動くさまがきれいです。
最後に飛車を捨てての収束も鮮やかです。
【詰手順】25銀、15玉、16銀(5図)、26玉、27銀引、17玉、18銀(6図)、同玉、
54馬、28玉、27馬、39玉、49銀、29玉、39飛、同玉まで17手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以上
創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
<創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ>
冬の到来とともにコロナ感染拡大も第三波。とうとう首都圏には緊急事態宣言が発出されました。関西圏も発令を要請中です。
そういう情勢を受けて今年の解答選手権チャンピオン戦は開催中止が決定されました。
→詰将棋解答選手権 速報ブログ (goo.ne.jp)
解答選手権には、多数の方が参加され、競技会場内だけでなく、さまざまな場所で人の交差が発生します。参加者の安心や安全を考えれば、残念ですが中止の決定も致し方ないと思います。
ワクチン接種開始には、今しばらく時間がかかるようですから、感染から身を守るため粛々と行動するしかありません。
☆近所の花屋さんの店先の飾りが正月モードになっていました。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は銀を活用した開き王手を鑑賞しましょう。
浮寝鳥作 近代将棋1958年6月 (塚田賞、「古今短編詰将棋名作選」第78番)

見るからに窮屈な玉ですが、93銀成、91玉、83桂は同飛成と取られてしまいます。
しかし93銀不成では83玉とかわされます。
初手は74角と捨てるのが好手。
91玉と引けば83桂、同飛成、同銀で簡単なので、74角は同桂と取ります。
そうしておいてから93銀不成と行くのが好手順です。
<1図 3手目:93銀不成>

83玉なら75桂まで。74角捨ての効果です。
91玉と引くしかありませんが、ここで84銀と引けるのが93銀不成の効果です。
成・不成が非限定なのは残念ですが、ソッポに引くのが何とも言えない味の良さです。
<2図 5手目:84銀>

84銀に92合なら83桂と打てます。
やむなく92金の移動合で凌ぎますが、待望の83桂。
81玉には92香成と金を取り、同玉には91金と尻金で攻めるのが良く、82玉に73とまでの詰。
93銀不成から84銀と引くのが味の良い好手順で塚田賞を受賞されました。
【詰手順】74角、同桂、93銀不成(1図)、91玉、84銀(2図)、92金、83桂、81玉、
92香成、同玉、91金、82玉、73とまで13手詰
※本局、残念ながら初手93銀成から余詰があるようです。
<余詰順>93銀成、91玉、83桂、同飛成、同成銀、92歩合(94歩は同香、同桂、92歩、同金、81飛以下。92桂は同成銀、
同金、83桂以下)、同香成、同金、71飛、81桂合(81歩合は92成銀から93歩)、92成銀、同玉、81飛成、83玉(同玉は
72角、91玉、92歩以下。93玉は75角、84角合、85桂、83玉、73と以下)、72龍、94玉、95歩、同玉、75龍、85合、86金、
94玉、85金、83玉、84龍、92玉、83角以下。
赤羽 守作 将棋世界1971年9月 (「信濃路」第11番)

大駒の勢力圏に玉を呼びたいので初手は24銀と捨てます。
同玉なら22飛成があるので、じっと14玉と引きます。
そこで23銀不成と銀の押し売り。
打った銀を活用するのが好感触の一手です。
<3図 3手目:23銀不成>

23銀不成は取れば22飛成があり、24玉も33銀、15玉に14飛から清算して24飛成という手があるので、15玉とかわすしかありません。
24銀と捨てても同玉と応じられては後続がないので、もったいないようですが14飛と捨てるのが好手。
同桂と取らせてから24銀と捨てれば、21飛の利き筋の風通しが良くなっています。
ここで32銀不成と開き王手したくなりますが、それは15玉と逃げられ、33角成にも26玉と脱出されます。
24同玉には32銀成とするのが好手。
<4図 9手目:32銀成>

32銀不成では23に合駒されてしまいそうですが、それには33角成があります。
そこでもう一度15玉と逃げますが、24飛成が決め手。
同玉と取らせて33角成までの詰み。
24に打った銀が、23に不成と行き、32には成で活用というのが面白い動きです。
二枚の飛車捨てが脇役に感じるような冴えた銀の技でした。
【詰手順】24銀、14玉、23銀不成(3図)、15玉、14飛、同桂、24銀、同玉、
32銀成(4図)、15玉、24飛成、同玉、33角成まで13手詰
野村 量作 将棋ジャーナル1990年3月(「野村量の詰将棋560」第97番)

狭い玉ですが、21飛と11銀を活用したいところです。
まず12飛と打って合駒を訊きます。
金銀は取って22飛成で簡単。
桂なら取って22銀不成とし、23玉に15桂、同馬、35桂で詰みます。
香は取って15香と打つ手があり、同馬に22銀不成、23玉、35桂から詰み。
平凡ですが歩合が最善です。
同飛成と取って同玉に22飛成では14玉で続きませんから、22銀不成と活用します。
<5図 5手目:22銀不成>

14玉と逃げるのは11飛成があるので23玉と寄りますが、軽く35桂と捨てるのが巧打。
これは同馬と取るしかありません。
そこで31銀不成と左に動いて開き王手するのが好手。
<6図 9手目:31銀不成>

14玉と逃げるのは15歩と打って簡単。
13玉と寄って、22飛成に14玉と打歩詰で逃れようとします。
それには11龍とソッポに行くのが打開の好手。
12歩などと捨合しても15歩から22龍があるので受けになっていません。
13歩と平凡に受けるのも15歩から22龍があるので、22に利かして13銀と必死の抵抗です。
これにも15歩、23玉と進めて、軽く22銀成と活用するのが気持ちの良い手です。
同銀と取らせて14龍までの詰み。
11の銀が体を入れ替えるように22から31に不成で動き、最後は22に成り返って役目を果たしました。
『野村量の詰将棋560』は昨秋つみき書店から発行された野村さんの作品集。
560題の収録は圧巻のボリュームです。
→ 野村量の詰将棋560 | つみき書店 (fool.jp)
【詰手順】12飛、13歩合、同飛成、同玉、22銀不成(5図)、23玉、35桂、同馬、
31銀不成(6図)、13玉、22飛成、14玉、11龍、13銀合、15歩、23玉、
22銀成、同銀、14龍、まで19手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以上
冬の到来とともにコロナ感染拡大も第三波。とうとう首都圏には緊急事態宣言が発出されました。関西圏も発令を要請中です。
そういう情勢を受けて今年の解答選手権チャンピオン戦は開催中止が決定されました。
→詰将棋解答選手権 速報ブログ (goo.ne.jp)
解答選手権には、多数の方が参加され、競技会場内だけでなく、さまざまな場所で人の交差が発生します。参加者の安心や安全を考えれば、残念ですが中止の決定も致し方ないと思います。
ワクチン接種開始には、今しばらく時間がかかるようですから、感染から身を守るため粛々と行動するしかありません。
☆近所の花屋さんの店先の飾りが正月モードになっていました。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は銀を活用した開き王手を鑑賞しましょう。
浮寝鳥作 近代将棋1958年6月 (塚田賞、「古今短編詰将棋名作選」第78番)

見るからに窮屈な玉ですが、93銀成、91玉、83桂は同飛成と取られてしまいます。
しかし93銀不成では83玉とかわされます。
初手は74角と捨てるのが好手。
91玉と引けば83桂、同飛成、同銀で簡単なので、74角は同桂と取ります。
そうしておいてから93銀不成と行くのが好手順です。
<1図 3手目:93銀不成>

83玉なら75桂まで。74角捨ての効果です。
91玉と引くしかありませんが、ここで84銀と引けるのが93銀不成の効果です。
成・不成が非限定なのは残念ですが、ソッポに引くのが何とも言えない味の良さです。
<2図 5手目:84銀>

84銀に92合なら83桂と打てます。
やむなく92金の移動合で凌ぎますが、待望の83桂。
81玉には92香成と金を取り、同玉には91金と尻金で攻めるのが良く、82玉に73とまでの詰。
93銀不成から84銀と引くのが味の良い好手順で塚田賞を受賞されました。
【詰手順】74角、同桂、93銀不成(1図)、91玉、84銀(2図)、92金、83桂、81玉、
92香成、同玉、91金、82玉、73とまで13手詰
※本局、残念ながら初手93銀成から余詰があるようです。
<余詰順>93銀成、91玉、83桂、同飛成、同成銀、92歩合(94歩は同香、同桂、92歩、同金、81飛以下。92桂は同成銀、
同金、83桂以下)、同香成、同金、71飛、81桂合(81歩合は92成銀から93歩)、92成銀、同玉、81飛成、83玉(同玉は
72角、91玉、92歩以下。93玉は75角、84角合、85桂、83玉、73と以下)、72龍、94玉、95歩、同玉、75龍、85合、86金、
94玉、85金、83玉、84龍、92玉、83角以下。
赤羽 守作 将棋世界1971年9月 (「信濃路」第11番)

大駒の勢力圏に玉を呼びたいので初手は24銀と捨てます。
同玉なら22飛成があるので、じっと14玉と引きます。
そこで23銀不成と銀の押し売り。
打った銀を活用するのが好感触の一手です。
<3図 3手目:23銀不成>

23銀不成は取れば22飛成があり、24玉も33銀、15玉に14飛から清算して24飛成という手があるので、15玉とかわすしかありません。
24銀と捨てても同玉と応じられては後続がないので、もったいないようですが14飛と捨てるのが好手。
同桂と取らせてから24銀と捨てれば、21飛の利き筋の風通しが良くなっています。
ここで32銀不成と開き王手したくなりますが、それは15玉と逃げられ、33角成にも26玉と脱出されます。
24同玉には32銀成とするのが好手。
<4図 9手目:32銀成>

32銀不成では23に合駒されてしまいそうですが、それには33角成があります。
そこでもう一度15玉と逃げますが、24飛成が決め手。
同玉と取らせて33角成までの詰み。
24に打った銀が、23に不成と行き、32には成で活用というのが面白い動きです。
二枚の飛車捨てが脇役に感じるような冴えた銀の技でした。
【詰手順】24銀、14玉、23銀不成(3図)、15玉、14飛、同桂、24銀、同玉、
32銀成(4図)、15玉、24飛成、同玉、33角成まで13手詰
野村 量作 将棋ジャーナル1990年3月(「野村量の詰将棋560」第97番)

狭い玉ですが、21飛と11銀を活用したいところです。
まず12飛と打って合駒を訊きます。
金銀は取って22飛成で簡単。
桂なら取って22銀不成とし、23玉に15桂、同馬、35桂で詰みます。
香は取って15香と打つ手があり、同馬に22銀不成、23玉、35桂から詰み。
平凡ですが歩合が最善です。
同飛成と取って同玉に22飛成では14玉で続きませんから、22銀不成と活用します。
<5図 5手目:22銀不成>

14玉と逃げるのは11飛成があるので23玉と寄りますが、軽く35桂と捨てるのが巧打。
これは同馬と取るしかありません。
そこで31銀不成と左に動いて開き王手するのが好手。
<6図 9手目:31銀不成>

14玉と逃げるのは15歩と打って簡単。
13玉と寄って、22飛成に14玉と打歩詰で逃れようとします。
それには11龍とソッポに行くのが打開の好手。
12歩などと捨合しても15歩から22龍があるので受けになっていません。
13歩と平凡に受けるのも15歩から22龍があるので、22に利かして13銀と必死の抵抗です。
これにも15歩、23玉と進めて、軽く22銀成と活用するのが気持ちの良い手です。
同銀と取らせて14龍までの詰み。
11の銀が体を入れ替えるように22から31に不成で動き、最後は22に成り返って役目を果たしました。
『野村量の詰将棋560』は昨秋つみき書店から発行された野村さんの作品集。
560題の収録は圧巻のボリュームです。
→ 野村量の詰将棋560 | つみき書店 (fool.jp)
【詰手順】12飛、13歩合、同飛成、同玉、22銀不成(5図)、23玉、35桂、同馬、
31銀不成(6図)、13玉、22飛成、14玉、11龍、13銀合、15歩、23玉、
22銀成、同銀、14龍、まで19手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以上
謹賀新年! 詰パラ1月号到着
<謹賀新年! 詰パラ1月号到着>
あけましておめでとうございます。
コロナに翻弄された2020年。
今年は少しでも落ち着いて過ごせるようになればと思います。
解答選手権に全国大会、各地の会合への参加など、のびのびと詰将棋を楽しめる日々がやってくることを心より祈念しています。
さて本年も創棋会のブログ「創棋会通信+α」をご愛読くださいますようお願いします。
また創棋会の活動へのご支援も、これまで同様よろしくお願いします。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■詰パラ1月号が到着
年末28日に詰パラが到着!
前年と同じように年末年始、たっぷりと楽しめるようにとの編集部の配慮に感謝。
・表紙。斎藤仁士さん。約40年前の作品で表紙初登場、ちょっぴり恥ずかしいというくだりもイイお話ですね。
・ヤングデ詰将棋(6P~)。今年は解付きコーナーに年賀詰がありませんね(笑)
・詰将棋学校(12P~)。
小学校:大半の作品を返送とは思い切った決断。でも再投稿も歓迎というのが嬉しい。
中学校:こちらも強気に返送(笑)。そろそろ担当交代が視野に?
高校:短評の採用は担当の苦労の一つ。一人でも多く載せたいが、作品の内容も伝えたい…。
高2は思わず手が出そう。野村さんは入選300回ですね。
短大:日の丸図式は解いてみたくなりますね。
大学:この顔ぶれにこの初形、曲詰特集と期待します。
大院:軽めの選題だそうです。
・大道棋教室(16P~)。珍しい顔ぶれ。相馬作は楽しい手順が出てきそうな予感(笑)。
・段級位認定(18P~)。すごい顔ぶれ…。入選回数を合計すると1389回! 馬屋原さんは初参加ですね。
・詰備会作品展(20P~)。昨年は2回連続のオンライン例会。中国地方は詰キスト密度が濃くなっているのに残念ですね。
・馬屋原剛同人記念(21P~)。16年間コンスタントに発表とのこと。400人一局集によれば平成元年の生まれですから、人生のほぼ半分が創作活動ということですね。
・全詰連の頁(22P~)。昨年の振り返り。コロナの直撃を受けた1年。今年も解答選手権や全国大会の開催は何とも言えない状況ですね。参加者の健康や安全が判断基準。
・詰将棋の眺め方(23P~)。連載1年の節目に座談会。あまりにもレベルの高い対話に驚きます。話題にあがったテーマや作家、是非取り上げてほしいものです。
2年で止めるという話もありましたが、誰かがバトンを受け取って続けてほしいものです。創る・解くだけでなく読む・鑑賞するというページもぜひ必要。
・添田宗太夫覚え書き(31P~)。金子義隆さんの論考。
・持駒のある風景(34P~)。駒マークは懐かしい。☖も☗もWordで「こま」と入力して変換すれば出てくるのですが使ったことがありません。新聞の将棋欄や将棋世界の棋譜表記にはこのマークがあり、違和感を覚えることはないのですが、マニア向けの詰棋書ではみかけない表記ですね。
・おもちゃ箱だより(36P~)。年賀詰に関する記事。おもちゃ箱の年賀詰展示室、12年前の年賀詰、新春記録作特集、等々。
・ちえのわ雑文集(38P~)。谷川幸永さんの「還元型無駄合太平記」。良くお調べになったものですね。2Pに収めるのは大変だったと思います。
「還元型無駄合」、個人的には、いくつかの作品については現時点ではグレーもしくは大きな違和感を覚えるところです。馬ノコの手数伸ばしの合駒は取れば早く詰むという作品が存在することが大きな拠り所です。
田島作が看寿賞を受賞したので議論が動く可能性もありますが、規約にからむ話は白黒がつかないことが多く、なまくらですが「社会通念」のようなものが変わるには時間がかかると考えます。
余談ですが(2)の大橋作には、森田拓也作17手(玉方:11桂、13歩、21銀、24玉、25桂。攻方:23歩、42飛、43銀。持駒:角・歩。1971年8月)があり、きしはじめ作23手(2000年8月、現代詰将棋中編名作選171番)がその筋の決定版でしょうか。
・中将棋全国大会(46P)。コロナ対策が役に立つかもしれませんね。
・サロン(48P)。珍しく類作指摘。初手とその変化に味あるも、15手中13手が同一手順はちときびしい…。
・会合案合(50P~)。11月は二ヶ所で会合開催。1月は先月も告知があり、四国や九州も含めて、詰工房・たま研・香龍会と5ヶ所開催ですね。創棋会は残念ですが、今年は1月の例会と新年会の開催を自粛。
・結果稿(51P)。
中学19は手筋物ながら2.8超。高校では19の限定移動、20の連続歩生が好印象。短は19の遠打が鮮やか。
大学は11と12が誤無解も少なく2.8超の高得点。院は美しい小駒煙と剥がし入りの馬鋸でいずれも高評価。
・編集室(100P)。ベテランの訃報。藤井国夫さんは詰将棋の本を持って旅立ったとのこと、泣かせる話ですね。
・デパート(表紙3)。今月から岸本裕真さんが担当。一級品しか並ばないデパート。毎月楽しみですね。今月も豪華な顔ぶれです。
■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は華麗な銀の舞を鑑賞しましょう。
近藤 郷作 詰パラ2005年1月
(「小さな絵」第77番、「現代詰将棋短編名作選」第290番)

狭い玉ですが持駒もなく、一見して詰み形が浮かびません。
45桂と跳ねたくなりますが、63玉で後続がなさそうです。
まず64銀とやってみましょう。54玉なら55銀上までですから、44玉と逃げます。
34から逃がすわけにはいきませんから、55銀引と両王手。
53玉と引く一手に、54銀と進め、44玉には65銀と開き王手。
<1図 7手目:65銀>

初形から75の銀が65に移動しました。
銀は横に動けませんが、75→64→55→54→65と軽いフットワークで位置を変えることに成功。
53玉とかわしますが、そこで待望の45桂。
63玉には53桂成と捨て、同玉にもう一度54銀とします。
44玉と逃げたとき、63歩を消去した効果で63銀不成と開き王手が出来ました。
53玉に54銀成までの詰。
<2図 15手目:63銀不成>

63歩が邪魔駒というのは初形からはちょっと気のつかないところです。
銀の開き王手を何度か繰り返しているうちに、何となく63銀とできれば詰むことが分かってきます。
ただ桂跳ねのタイミングは銀が65にいるときに限られます。
55銀では74飛に紐がつかず、75銀だと64銀のとき54玉と立たれます。
57桂が活きている間に75の銀を65に移動させ、それから桂跳ね・桂捨てで63歩を消去というのが正しい手順でした。
難しいところはありませんが、銀の動きが印象に残る楽しい作品でした 。
【詰手順】64銀、44玉、55銀引、53玉、54銀、44玉、65銀(1図)、53玉、45桂、
63玉、53桂成、同玉、54銀、44玉、63銀不成(2図)、53玉、54銀成まで17手詰
波崎黒生作 おもちゃ箱2015年7月
(「一番星」第89番、「現代詰将棋短編名作選」第395番)

前作を解かれた方は本作の初形を見て33歩にピンとくるものがあったのではないでしょうか。
龍を動かす手が見えますが、54龍や44龍は52玉で詰みません。龍は玉が52に来た時に72龍と入って詰ますためににらみを利かしておく必要があります。
65銀を捌きたいのですが、34玉から右方向に逃げるのが止められそうにありません。
ということで、まず44銀と進めます。
34玉とされると脱出が気になりますが、35銀引で大丈夫。25玉なら24龍があります。
33玉と引くのは44龍までですから、43玉とかわします。
これで上部脱出の心配がなくなったので、54銀と活用。
二段目に逃げるのは72龍の筋がありますから、33玉とします。
そこで43銀成と捨てるのが軽手。
<3図 7手目:43銀成>

同玉と取らせて33歩が消えました。
33歩消去でどのような効果が現われるでしょうか?
44歩と突くのは、もう一度33玉と寄られてダメです。
銀を35から44に活用します。
34玉の一手に、33銀不成と出来るのが33歩消去の効果です。
<4図 11手目:33銀不成>

33銀成と両王手すると25玉で詰まないのですが、不成とすれば25玉には24龍があります。
33銀不成は柔らかい好感触の一手です。
同玉は44龍の一発なので43玉と凌ぎます。
ここで龍を使うのは52玉で捕まらないので、一転して、44銀成と銀を成り、42玉に33成銀と捨てるのが好手順。
同玉に44龍までの詰。
さりげなく置かれた33歩を銀の活用で消去。
銀を千鳥に使いながら33銀不成の好手を織り込み、後半は銀成から成銀の押し売りと、銀の動きを存分に楽しめる一局です。
【詰手順】44銀、34玉、35銀引、43玉、54銀、33玉、43銀成(3図)、同玉、44銀、
34玉、33銀不成(4図)、43玉、44銀成、42玉、33成銀、同玉、44龍まで17手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
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・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以
あけましておめでとうございます。
コロナに翻弄された2020年。
今年は少しでも落ち着いて過ごせるようになればと思います。
解答選手権に全国大会、各地の会合への参加など、のびのびと詰将棋を楽しめる日々がやってくることを心より祈念しています。
さて本年も創棋会のブログ「創棋会通信+α」をご愛読くださいますようお願いします。
また創棋会の活動へのご支援も、これまで同様よろしくお願いします。

■年賀詰
お正月ということで則内誠一郎さんから届いた年賀詰を紹介させていただきます。
令和3年ということで、初形は「R」です。
ぜひ解いてお楽しみください。
則内誠一郎作 令和3年 年賀詰

■詰パラ1月号が到着
年末28日に詰パラが到着!
前年と同じように年末年始、たっぷりと楽しめるようにとの編集部の配慮に感謝。
・表紙。斎藤仁士さん。約40年前の作品で表紙初登場、ちょっぴり恥ずかしいというくだりもイイお話ですね。
・ヤングデ詰将棋(6P~)。今年は解付きコーナーに年賀詰がありませんね(笑)
・詰将棋学校(12P~)。
小学校:大半の作品を返送とは思い切った決断。でも再投稿も歓迎というのが嬉しい。
中学校:こちらも強気に返送(笑)。そろそろ担当交代が視野に?
高校:短評の採用は担当の苦労の一つ。一人でも多く載せたいが、作品の内容も伝えたい…。
高2は思わず手が出そう。野村さんは入選300回ですね。
短大:日の丸図式は解いてみたくなりますね。
大学:この顔ぶれにこの初形、曲詰特集と期待します。
大院:軽めの選題だそうです。
・大道棋教室(16P~)。珍しい顔ぶれ。相馬作は楽しい手順が出てきそうな予感(笑)。
・段級位認定(18P~)。すごい顔ぶれ…。入選回数を合計すると1389回! 馬屋原さんは初参加ですね。
・詰備会作品展(20P~)。昨年は2回連続のオンライン例会。中国地方は詰キスト密度が濃くなっているのに残念ですね。
・馬屋原剛同人記念(21P~)。16年間コンスタントに発表とのこと。400人一局集によれば平成元年の生まれですから、人生のほぼ半分が創作活動ということですね。
・全詰連の頁(22P~)。昨年の振り返り。コロナの直撃を受けた1年。今年も解答選手権や全国大会の開催は何とも言えない状況ですね。参加者の健康や安全が判断基準。
・詰将棋の眺め方(23P~)。連載1年の節目に座談会。あまりにもレベルの高い対話に驚きます。話題にあがったテーマや作家、是非取り上げてほしいものです。
2年で止めるという話もありましたが、誰かがバトンを受け取って続けてほしいものです。創る・解くだけでなく読む・鑑賞するというページもぜひ必要。
・添田宗太夫覚え書き(31P~)。金子義隆さんの論考。
・持駒のある風景(34P~)。駒マークは懐かしい。☖も☗もWordで「こま」と入力して変換すれば出てくるのですが使ったことがありません。新聞の将棋欄や将棋世界の棋譜表記にはこのマークがあり、違和感を覚えることはないのですが、マニア向けの詰棋書ではみかけない表記ですね。
・おもちゃ箱だより(36P~)。年賀詰に関する記事。おもちゃ箱の年賀詰展示室、12年前の年賀詰、新春記録作特集、等々。
・ちえのわ雑文集(38P~)。谷川幸永さんの「還元型無駄合太平記」。良くお調べになったものですね。2Pに収めるのは大変だったと思います。
「還元型無駄合」、個人的には、いくつかの作品については現時点ではグレーもしくは大きな違和感を覚えるところです。馬ノコの手数伸ばしの合駒は取れば早く詰むという作品が存在することが大きな拠り所です。
田島作が看寿賞を受賞したので議論が動く可能性もありますが、規約にからむ話は白黒がつかないことが多く、なまくらですが「社会通念」のようなものが変わるには時間がかかると考えます。
余談ですが(2)の大橋作には、森田拓也作17手(玉方:11桂、13歩、21銀、24玉、25桂。攻方:23歩、42飛、43銀。持駒:角・歩。1971年8月)があり、きしはじめ作23手(2000年8月、現代詰将棋中編名作選171番)がその筋の決定版でしょうか。
・中将棋全国大会(46P)。コロナ対策が役に立つかもしれませんね。
・サロン(48P)。珍しく類作指摘。初手とその変化に味あるも、15手中13手が同一手順はちときびしい…。
・会合案合(50P~)。11月は二ヶ所で会合開催。1月は先月も告知があり、四国や九州も含めて、詰工房・たま研・香龍会と5ヶ所開催ですね。創棋会は残念ですが、今年は1月の例会と新年会の開催を自粛。
・結果稿(51P)。
中学19は手筋物ながら2.8超。高校では19の限定移動、20の連続歩生が好印象。短は19の遠打が鮮やか。
大学は11と12が誤無解も少なく2.8超の高得点。院は美しい小駒煙と剥がし入りの馬鋸でいずれも高評価。
・編集室(100P)。ベテランの訃報。藤井国夫さんは詰将棋の本を持って旅立ったとのこと、泣かせる話ですね。
・デパート(表紙3)。今月から岸本裕真さんが担当。一級品しか並ばないデパート。毎月楽しみですね。今月も豪華な顔ぶれです。
■創棋会の次回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
今回は華麗な銀の舞を鑑賞しましょう。
近藤 郷作 詰パラ2005年1月
(「小さな絵」第77番、「現代詰将棋短編名作選」第290番)

狭い玉ですが持駒もなく、一見して詰み形が浮かびません。
45桂と跳ねたくなりますが、63玉で後続がなさそうです。
まず64銀とやってみましょう。54玉なら55銀上までですから、44玉と逃げます。
34から逃がすわけにはいきませんから、55銀引と両王手。
53玉と引く一手に、54銀と進め、44玉には65銀と開き王手。
<1図 7手目:65銀>

初形から75の銀が65に移動しました。
銀は横に動けませんが、75→64→55→54→65と軽いフットワークで位置を変えることに成功。
53玉とかわしますが、そこで待望の45桂。
63玉には53桂成と捨て、同玉にもう一度54銀とします。
44玉と逃げたとき、63歩を消去した効果で63銀不成と開き王手が出来ました。
53玉に54銀成までの詰。
<2図 15手目:63銀不成>

63歩が邪魔駒というのは初形からはちょっと気のつかないところです。
銀の開き王手を何度か繰り返しているうちに、何となく63銀とできれば詰むことが分かってきます。
ただ桂跳ねのタイミングは銀が65にいるときに限られます。
55銀では74飛に紐がつかず、75銀だと64銀のとき54玉と立たれます。
57桂が活きている間に75の銀を65に移動させ、それから桂跳ね・桂捨てで63歩を消去というのが正しい手順でした。
難しいところはありませんが、銀の動きが印象に残る楽しい作品でした 。
【詰手順】64銀、44玉、55銀引、53玉、54銀、44玉、65銀(1図)、53玉、45桂、
63玉、53桂成、同玉、54銀、44玉、63銀不成(2図)、53玉、54銀成まで17手詰
波崎黒生作 おもちゃ箱2015年7月
(「一番星」第89番、「現代詰将棋短編名作選」第395番)

前作を解かれた方は本作の初形を見て33歩にピンとくるものがあったのではないでしょうか。
龍を動かす手が見えますが、54龍や44龍は52玉で詰みません。龍は玉が52に来た時に72龍と入って詰ますためににらみを利かしておく必要があります。
65銀を捌きたいのですが、34玉から右方向に逃げるのが止められそうにありません。
ということで、まず44銀と進めます。
34玉とされると脱出が気になりますが、35銀引で大丈夫。25玉なら24龍があります。
33玉と引くのは44龍までですから、43玉とかわします。
これで上部脱出の心配がなくなったので、54銀と活用。
二段目に逃げるのは72龍の筋がありますから、33玉とします。
そこで43銀成と捨てるのが軽手。
<3図 7手目:43銀成>

同玉と取らせて33歩が消えました。
33歩消去でどのような効果が現われるでしょうか?
44歩と突くのは、もう一度33玉と寄られてダメです。
銀を35から44に活用します。
34玉の一手に、33銀不成と出来るのが33歩消去の効果です。
<4図 11手目:33銀不成>

33銀成と両王手すると25玉で詰まないのですが、不成とすれば25玉には24龍があります。
33銀不成は柔らかい好感触の一手です。
同玉は44龍の一発なので43玉と凌ぎます。
ここで龍を使うのは52玉で捕まらないので、一転して、44銀成と銀を成り、42玉に33成銀と捨てるのが好手順。
同玉に44龍までの詰。
さりげなく置かれた33歩を銀の活用で消去。
銀を千鳥に使いながら33銀不成の好手を織り込み、後半は銀成から成銀の押し売りと、銀の動きを存分に楽しめる一局です。
【詰手順】44銀、34玉、35銀引、43玉、54銀、33玉、43銀成(3図)、同玉、44銀、
34玉、33銀不成(4図)、43玉、44銀成、42玉、33成銀、同玉、44龍まで17手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
以
おかげさまでブログ400回!
<おかげさまでブログ400回!>
近所の教会の写真です。
毎年クリスマスが近づくとライトアップされるのですが、今年も変わりなく美しい光景を見ることが出来ました。

■ブログ連載400回
「創棋会通信+α」は、本日の発信が400回目。
2015年秋のスタート時は、創棋会の行事案内や、課題作の投稿募集などが主でしたが、各地の会合に参加した話(最近はまったくのご無沙汰 涙)、ネット作品展の結果発表(これで回数を稼いでいる 笑)など、あれこれ書かせていただいています。
多くの皆さんに支えていただき、連載を重ねることが出来ました。読者の皆様にはあらためて感謝申し上げます。
これからも創棋会ともども「創棋会通信+α」をよろしくお願いします。
■創棋会の次々回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
銀は横と真後ろに動けないのが弱点。しかし斜め方向には抜群の強さを誇ります。
そこから銀を使った攻めの妙技が生まれますし、そこにいるだけで存在感を発揮して寄せに役立つという局面も現れます。
銀の使い方を表現した作品、銀を使った手筋が学べる作品を紹介していきます。
加藤恵三作 将棋世界 1949年5月(「古今短編詰将棋名作選」第38番)

一局目は銀の鮮やかな捌きを鑑賞しましょう。
持駒が金2枚なら、22金、同玉、32角成で簡単。23金、同玉、32銀不成という手でも詰みます。
そこで初手は金を残して23銀と捨てます。
同玉なら32銀不成がありますから13玉とかわします。
銀の弱点である側面に逃げ込まれてしまいました。
ここで22銀不成と行くのが好手。
<1図 3手目 22銀不成>

取ってくれれば32角成があります。
玉はもう一度12玉と玉の腹に逃げます。
21角成と桂を取れますが、23玉で上部脱出が防げません。しかし21銀不成とすれば13玉で、これも捕まりません。
もったいないようですが13金と捨てるのが好手。
同桂と取られますが、これで13への逃げ道を塞げました。
そこで21銀不成と進めます。取れる駒を逃がしたところに気持ちの良い動きです。
今度は23玉と逃げるしかありません。
そこで32銀左不成と41の銀を活用します。
<2図 3手目 32銀左不成>

22玉と引くしかありませんが、身動き取れない窮屈な状態ですね。
ここで31銀不成と捌くのが、団子状態の攻め駒をほぐす好手。
取れば32角成があるので、23玉と逃げますが、22銀成と捌くのが爽快な決め手。
同玉に32角成までの詰みです。
23に打った銀が、22→21と不成で進み、41の銀が32→31→22と活用される、まさに銀の活用のお手本のような作品でした。
【作意】23銀、13玉、22銀不成(1図)、12玉、13金、同桂、21銀不成、23玉、
32銀左不成(2図)、22玉、31銀不成、23玉、22銀成、同玉、32角成まで15手詰
大道棋 81玉型銀問題 (「大道棋奇策縦横」97図)

続いて銀の使い方を学ぶのは大道棋。
詰将棋的には71馬と捨ててみたいのですが、同玉、72銀、82玉、63銀成、93玉で捕まりません。
51飛成などは92玉と逃げられて全然ダメ。
92銀と捨て、同香と取らせてから51飛成が筋という感じですが、82玉、71馬、73玉、62龍、84玉とどんどん逃げられます。
82銀と打つのが有力そうです。
92玉に73銀不成(次図)とすれば、93玉に82飛成まで。
73銀不成が84にも利かせた好手です。
しかし図では52角と飛車を取られて「あっ!」ということになります。
<紛れ図 73銀不成>

ならば82銀、92玉に91銀成はどうか。
91同玉なら64馬があります。
93玉と逃げれば75馬で脱出は防げます。
84に何を合しても92飛成まで。
なんだ簡単じゃないかと思ったら、75馬には84歩と突くのが好防。(次図)
<失敗図 84歩>

なんと74角が92に利いてきました。
これでは92飛成とできません…。
なかなか一筋縄でいかないのが大道棋。
初手は54馬と合駒を訊くのが好手。
63歩合なら、今度こそ82銀から73銀不成で詰みます。
63飛や金は同馬と取って82から打てば簡単。
82銀から73銀不成の筋を防ぐには52の飛車に利かす63銀合が最善です。
<3図 2手目:63銀合>

これなら82銀、92玉、73銀不成には52銀と飛車を取れます。
そこで攻め方もこの銀を取って詰めることを考えます。
63同馬、同角、92銀が良さそうですが、それは71玉と寄られて63の角が良く利いているので詰みません。
銀を取る前に92銀と捨てておくのが好手。
92銀に71玉なら53馬があります。
92銀は同香と取るしかなく、そこで63馬と銀を取れば、同角に82銀まで。
僅か7手ですが、大道棋らしい紛れもありお楽しみいただけたのではないでしょうか。
82銀から73銀不成や91銀成とする誘い手は銀の活用を学ぶうえで有用だと考え紹介しました。
【詰手順】54馬、63銀合(3図)、92銀、同香、63馬、同角、82銀まで7手詰
小西逸生作 詰パラ1964年8月(「古今短編詰将棋名作選」第114番)

3作目は短編の名手、小西さんの作品。
19や39に逃げられても詰む形を考えないといけない、45馬も使いたいと、色々なことを考えさせられる初形です。
27龍では39玉で手も足も出ません。
46馬も同様。
そこで18飛という手が浮かびます。
これは取る一手。45の馬筋にも入りました。
18同玉に27銀と引くのは19玉でダメですから、47銀と引くのが良さそうですが、やはり19玉でダメ。
19玉には17龍と回る手を用意しないといけないので、25銀と動くのか?
それには28玉と寄られて27馬に19玉と逃げ込まれるし、17龍と捨てるのが気持ちよさそうだが、今度は39玉があります。
37龍なら同玉、27馬、46玉と逃げられてしまいます。
さてどうしたものかと考え込んで、35銀の妙手に辿り着きました。
<4図 3手目:35銀>

28玉と寄れば37龍が決め手。
同玉に27飛まで。
詰上り、中段でにらみを利かす35銀が玉の逃げ場を防いでいます。
それにしても35銀は颯爽たる銀立ち。すばらしい一手でした。
【作意】18飛、同玉、35銀(4図)、28玉、37龍、同玉、27馬まで7手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
******************************************************
※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
******************************************************
・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで
⇒ blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
近所の教会の写真です。
毎年クリスマスが近づくとライトアップされるのですが、今年も変わりなく美しい光景を見ることが出来ました。

■ブログ連載400回
「創棋会通信+α」は、本日の発信が400回目。
2015年秋のスタート時は、創棋会の行事案内や、課題作の投稿募集などが主でしたが、各地の会合に参加した話(最近はまったくのご無沙汰 涙)、ネット作品展の結果発表(これで回数を稼いでいる 笑)など、あれこれ書かせていただいています。
多くの皆さんに支えていただき、連載を重ねることが出来ました。読者の皆様にはあらためて感謝申し上げます。
これからも創棋会ともども「創棋会通信+α」をよろしくお願いします。
■創棋会の次々回課題は ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤ
ネット作品展「教材に使える10手台」partⅤを2月に開催の予定。
今回のテーマは「寄せの主役は銀」です。
不成の活用や鮮やかな捌き、千鳥銀の美しい動き、華麗な銀の舞、あるいは銀の連打、置かれた銀が玉ににらみを利かす、等々、寄せに威力を発揮する銀の存在感を存分に表現した作品をお待ちしています。
ネット作品展は2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題しますので、2月例会(2月23日開催予定)で選考します。
なお手数は15手以内といたします。
投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
※投稿は2/21までにお願いします。
◇例題紹介
それでは恒例の例題紹介です。
銀は横と真後ろに動けないのが弱点。しかし斜め方向には抜群の強さを誇ります。
そこから銀を使った攻めの妙技が生まれますし、そこにいるだけで存在感を発揮して寄せに役立つという局面も現れます。
銀の使い方を表現した作品、銀を使った手筋が学べる作品を紹介していきます。
加藤恵三作 将棋世界 1949年5月(「古今短編詰将棋名作選」第38番)

一局目は銀の鮮やかな捌きを鑑賞しましょう。
持駒が金2枚なら、22金、同玉、32角成で簡単。23金、同玉、32銀不成という手でも詰みます。
そこで初手は金を残して23銀と捨てます。
同玉なら32銀不成がありますから13玉とかわします。
銀の弱点である側面に逃げ込まれてしまいました。
ここで22銀不成と行くのが好手。
<1図 3手目 22銀不成>

取ってくれれば32角成があります。
玉はもう一度12玉と玉の腹に逃げます。
21角成と桂を取れますが、23玉で上部脱出が防げません。しかし21銀不成とすれば13玉で、これも捕まりません。
もったいないようですが13金と捨てるのが好手。
同桂と取られますが、これで13への逃げ道を塞げました。
そこで21銀不成と進めます。取れる駒を逃がしたところに気持ちの良い動きです。
今度は23玉と逃げるしかありません。
そこで32銀左不成と41の銀を活用します。
<2図 3手目 32銀左不成>

22玉と引くしかありませんが、身動き取れない窮屈な状態ですね。
ここで31銀不成と捌くのが、団子状態の攻め駒をほぐす好手。
取れば32角成があるので、23玉と逃げますが、22銀成と捌くのが爽快な決め手。
同玉に32角成までの詰みです。
23に打った銀が、22→21と不成で進み、41の銀が32→31→22と活用される、まさに銀の活用のお手本のような作品でした。
【作意】23銀、13玉、22銀不成(1図)、12玉、13金、同桂、21銀不成、23玉、
32銀左不成(2図)、22玉、31銀不成、23玉、22銀成、同玉、32角成まで15手詰
大道棋 81玉型銀問題 (「大道棋奇策縦横」97図)

続いて銀の使い方を学ぶのは大道棋。
詰将棋的には71馬と捨ててみたいのですが、同玉、72銀、82玉、63銀成、93玉で捕まりません。
51飛成などは92玉と逃げられて全然ダメ。
92銀と捨て、同香と取らせてから51飛成が筋という感じですが、82玉、71馬、73玉、62龍、84玉とどんどん逃げられます。
82銀と打つのが有力そうです。
92玉に73銀不成(次図)とすれば、93玉に82飛成まで。
73銀不成が84にも利かせた好手です。
しかし図では52角と飛車を取られて「あっ!」ということになります。
<紛れ図 73銀不成>

ならば82銀、92玉に91銀成はどうか。
91同玉なら64馬があります。
93玉と逃げれば75馬で脱出は防げます。
84に何を合しても92飛成まで。
なんだ簡単じゃないかと思ったら、75馬には84歩と突くのが好防。(次図)
<失敗図 84歩>

なんと74角が92に利いてきました。
これでは92飛成とできません…。
なかなか一筋縄でいかないのが大道棋。
初手は54馬と合駒を訊くのが好手。
63歩合なら、今度こそ82銀から73銀不成で詰みます。
63飛や金は同馬と取って82から打てば簡単。
82銀から73銀不成の筋を防ぐには52の飛車に利かす63銀合が最善です。
<3図 2手目:63銀合>

これなら82銀、92玉、73銀不成には52銀と飛車を取れます。
そこで攻め方もこの銀を取って詰めることを考えます。
63同馬、同角、92銀が良さそうですが、それは71玉と寄られて63の角が良く利いているので詰みません。
銀を取る前に92銀と捨てておくのが好手。
92銀に71玉なら53馬があります。
92銀は同香と取るしかなく、そこで63馬と銀を取れば、同角に82銀まで。
僅か7手ですが、大道棋らしい紛れもありお楽しみいただけたのではないでしょうか。
82銀から73銀不成や91銀成とする誘い手は銀の活用を学ぶうえで有用だと考え紹介しました。
【詰手順】54馬、63銀合(3図)、92銀、同香、63馬、同角、82銀まで7手詰
小西逸生作 詰パラ1964年8月(「古今短編詰将棋名作選」第114番)

3作目は短編の名手、小西さんの作品。
19や39に逃げられても詰む形を考えないといけない、45馬も使いたいと、色々なことを考えさせられる初形です。
27龍では39玉で手も足も出ません。
46馬も同様。
そこで18飛という手が浮かびます。
これは取る一手。45の馬筋にも入りました。
18同玉に27銀と引くのは19玉でダメですから、47銀と引くのが良さそうですが、やはり19玉でダメ。
19玉には17龍と回る手を用意しないといけないので、25銀と動くのか?
それには28玉と寄られて27馬に19玉と逃げ込まれるし、17龍と捨てるのが気持ちよさそうだが、今度は39玉があります。
37龍なら同玉、27馬、46玉と逃げられてしまいます。
さてどうしたものかと考え込んで、35銀の妙手に辿り着きました。
<4図 3手目:35銀>

28玉と寄れば37龍が決め手。
同玉に27飛まで。
詰上り、中段でにらみを利かす35銀が玉の逃げ場を防いでいます。
それにしても35銀は颯爽たる銀立ち。すばらしい一手でした。
【作意】18飛、同玉、35銀(4図)、28玉、37龍、同玉、27馬まで7手詰
■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2021年2月23日(火/祝日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台 partⅤ」を2月に開催予定。
テーマは『寄せの主役は銀』です。
[会費] 無料
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2021年4月18日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ6月号作品展。課題は追ってご案内させていただきます。
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※例年1月に「例会」と「新年会」を開催していますが、昨今の新型コロナ肺炎情勢を勘案して、2021年度は開催を見送らせていただきます。
年に一度の催しを楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情了解いただければ幸いです。
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